部屋選びで忘れてはいけない3つのポイント

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引っ越しの部屋選びは難しいものです。家賃に気をとられがちですが、ほかの要素もしっかり考慮しましょう。交通アクセスや環境など考えるべき点がたくさんあります。引っ越しにかける時間も減らしたいものです。そこで、上手な部屋選びのために、忘れてはいけない3つのポイントをまとめました。

  1. 家賃を決める前に考えよう
  2. 部屋の環境を考えよう
  3. 収納スペースを考えよう

1.家賃を決める前に考えよう

1-1.家賃の相場を確認しよう

家賃の相場を不動産賃貸会社や賃貸情報の雑誌で確認しましょう。実際に部屋の契約をするのは、直接大家さんとの契約でも仲介業者でも構いません。いずれにしても、あらかじめ相場を確認するなら、高すぎる物件を選ばずに済みます。同時に、安すぎる賃貸物件にも注意できるでしょう。相場より安すぎる物件は、「訳あり」の可能性があります。

1-2.家賃以外の費用を確認しよう

大型マンションなら、家賃以外に共有費や管理費がかかります。毎月どのぐらいの支払いになるか確認しましょう。駐車場が必要なら、駐車場の賃料も忘れずに確認してください。駐車場が高すぎるなら、近隣の月極(ぎ)め駐車場も利用できます。または、自家用車を手放して、カーシェアリングを使う方法もあるでしょう。そのほかの費用として、備え付けの暖房機器を使用したときの光熱費や、通勤や通学にかかる交通費も計算してください。月ごとにかかるすべての費用をまとめて計算しましょう。家賃が安くても、そのほかの費用が高いなら、お得な物件にはなりません。家賃が高くても、駅に近い場所や暖房用の燃料が安いほうがお得なケースもあるのです。

1-3.家賃は交渉も可能

家賃は交渉できます。家賃交渉のためにも、事前に家賃の相場を確認してください。家賃を交渉する時期は、7月から9月がおすすめです。7月から9月は引っ越しが少ない傾向があります。大家さんは、その時期に空き部屋を抱えたくないはずです。家賃を多少安くしてでも、だれかに入居してほしいと思うでしょう。家賃の交渉には、大家さんと接点が深い、地元に密着した仲介業者へ依頼するのがおすすめです。

2.部屋の環境を考えよう

2-1.時間の計算も大切

通勤や通学のためにバスや電車を使いますか?そうであれば、駅やバス停への距離を確認しましょう。家賃が安くても、交通アクセスが不便なら、通勤や通学に多くの時間がとられます。時間はお金には代えられません。快適な部屋でも、仕事場や学校から家に戻るまで時間がかかるなら、家族と過ごす時間が短くなります。朝や夜に家族と一緒に食事ができるように、交通に時間がかからない場所を選びましょう。

2-2.日当たりは重要

日当たりは、健康と部屋の環境のために大切です。日当たりが悪いなら、気持ちも暗くなります。また、洗濯物やふとんを干すときも、日当たりが悪いと不便です。日当たりが悪いと、冬の暖房費も多くかかります。カビやダニも増えるでしょう。特に、カビが発生しやすいのはクローゼットの中です。部屋の確認のとき忘れずにチェックしてください。

2-3.健康のための環境も考えよう

家の前の交通量もチェックしてください。騒音や排気ガスは、精神面や身体面の健康を害する危険があります。街路樹や公園など自然と触れ合う環境も大切です。仕事終わりや休日に立ち寄るカフェなども確認しましょう。リラックスできる環境をしっかりと整えてください。子供がいるなら、近隣の風紀や治安もチェックしましょう。学校の評判を確認するのも大切です。

3.収納スペースを考えよう

3-1.必要な収納スペースを確認しよう

部屋選びで忘れがちなのは、収納スペースの確認です。部屋のデザインがよくても、収納スペースが十分ないなら、部屋の片付けが難しくなります。片付かない部屋では落ち着いて生活できないでしょう。収納スペースが十分にないなら、収納のために余分の家具を買わなければいけません。自分がいま使用している収納スペースと比較しましょう。

3-2.ものを減らそう

引っ越し前に、ものを減らすのは大切です。ものが減るなら、引っ越し先の収納に、大きなスペースは必要ではなくなります。また、部屋選びに夢中になるあまり、引っ越しの準備がおろそかにならないよう注意しましょう。時間をかけて、不用品を取り分けてください。不必要なものは、引っ越し先へ運んではいけません。引っ越しは、運ぶ量に応じて時間や料金が変わるからです。

3-3.不用品回収業者を活用しよう

不用品の処分には、不用品回収業者を活用してください。古いパソコンやプリンターなど、使わないものがクローゼットにありませんか?不用品回収業者には、パソコンなどの不用品があれば、ほかの不用品もまとめて送付できるサービスもあります。業者は荷物を着払いで受け付けるため、送付の費用もかかりません。不用品の処分には時間がかかるため、まとめて処分できるなら、時間の節約にもなります。また、パソコンの送付のために、梱包(こんぽう)キットをあらかじめ送付してくれるサービスも活用しましょう。無料回収のサービスを上手に活用するなら、引っ越しの費用も安く済みます。

まとめ

部屋選びは、できるだけ時間をかけて行いましょう。自分の部屋は、1番長く時間を過ごす場所です。妥協せずに重要ポイントを確認しましょう。

そのために、

  • 相場の確認
  • 家賃以外の費用の確認
  • 交通アクセスの確認
  • 日当たりの確認
  • 収納スペースの確認

などをチェックしてください。

また、引っ越しの準備も十分前もって行いましょう。この機会に、持ちものを分類して、ものを減らすことをおすすめします。引っ越し費用も安くなるでしょう。新しい部屋で快適な生活を始めるためにも、賢い部屋選びをしたいものです。