FAXを処分したい! 正しい廃棄方法や買い取り、無料回収について

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「FAXを処分したいけれど、方法がわからない」「粗大ゴミで処分できるのか」など、FAXの廃棄方法で悩んでいる方は多いでしょう。正しい方法が分からないまま処分してしまえば、不法投棄や回収業者などのトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。また、まだ使えるものをそのまま処分してしまうのは、少しもったいないような気がする方も多いでしょう。正しくかつ最適な方法で処分するためには、きちんと知識を身につけておかなければなりません。そこで、本記事では、FAXの処分方法や買い替え・無料回収などのメリット・デメリット・注意点について説明します。

  1. FAXの処分に関する基礎知識
  2. FAXの処分~自分でする場合
  3. FAXの処分~買い替えや交換の場合
  4. FAXの処分~リセール・オークションについて
  5. FAXの処分~お得な無料回収とは
  6. FAXの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、FAXを正しく処分するために必要な知識を身につけることができます。処分を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


1.FAXの処分に関する基礎知識

FAXを正しく処分するためには、知識を深める必要があります。ここでは、寿命や修理と処分どちらを選ぶべきか、困りごと、処分前にすべきことについてチェックしていきましょう。

1-1.寿命やよくある故障

FAXの使用年数や頻度によって異なりますが、平均寿命はおよそ5年と言われています。頻繁に使用するほど、寿命が短くなるので、もっと早くに使えなくなってしまう可能性もあるでしょう。よくある故障としては、記録紙がつまりやすい・FAXに縦の筋が入っている・送信できない・用紙が2枚重なるなどがあります。トラブルによって原因が異なるため、内容をきちんと把握しておいてください。

1-2.修理か、処分か?

使用年数が5年以上経過しているものは処分を考えたほうが良いでしょう。メーカーによって異なりますが、FAXの部品保有期間も同じ5年です。5年以上経過しているものは修理を希望しても、部品がそろわない可能性があります。使用年数や故障内容などを比較して、修理・処分を検討してください。

1-3.困りごと

FAXは可燃ゴミとして処分できません。そのため、処分方法が分からず先延ばしにしている方が多いでしょう。また、データをどうすべきか、インクは処分したほうが良いのかなど、悩みごとはたくさんあります。

1-4.処分前にすべきこと

FAXには、受信データや履歴・電話番号などのデータが保存されています。きちんとデータを消去しないと、これらのデータが流出してしまう恐れがあるのです。実際の漏えい事件も起きています。データの消去法は、本体のタッチパネルを操作する・初期化スイッチを押すなど種類によってさまざまです。取扱説明書に記載されていますが、ない場合は、本体前面に記載している型番からメーカーサイトで調べてみてください。
また、インクも事前に処分しておかなければなりません。基本的に、インクは自治体で処分することになり、ゴミの分類は自治体によって異なります。詳細は、自治体のホームページなどで確認してくださいね。

2.FAXの処分~自分でする場合

FAXを自分で処分する場合、ゴミの分類や方法・流れ・費用、メリット・デメリットについて把握しておかなければなりません。

2-1.ゴミの分類について

ほとんどの自治体では、FAXを粗大ゴミまたは不燃ゴミに分類しています。ただし、自治体によって異なるのでホームページで確認したほうが良いでしょう。また、FAXは有効資源をリサイクルするための法律「小型家電リサイクル法」の対象商品です。自治体で設置してある回収ボックスの中に入れば、投函(とうかん)するだけで処分できます。
ただし、回収ボックスに投函できるサイズだけとなっているので注意してください。投函できない場合は、自治体が認定した業者への回収依頼か、指定されたゴミとして処分することになるでしょう。

2-2.方法・流れ・費用について

具体的な方法は自治体のルールによって異なります。まずは、ゴミの分類を把握して、その種類に基づいたルールを確認してください。必ず、自治体のルールに基づいて処分しなければなりません。さらに、自治体によっては、ホームページからの申し込みが必要なところもあります。ファックスの費用も自治体によって異なりますが、およそ500円~です。不燃ゴミなら、ほとんどの自治体で無料で処分できます。

2-3.メリット・デメリット

自治体で処分する大きなメリットは、低費用で処分できることです。不燃ゴミであれば無料、粗大ゴミでも500円~で処分できるでしょう。ただし、回収日が決まっているのですぐに処分できないときがあります。また、粗大ゴミの場合は回収指定場所まで運ばなければなりません。処分に手間と時間がかかる点が、デメリットと言えるでしょう。

3.FAXの処分~買い替えや交換の場合

新しいFAXの購入を考えている方は、買い替えや交換がおすすめです。ここでは、販売店による下取り・引き取りや方法・料金、メリット・デメリットについて説明します。

3-1.販売店による下取り・引き取り

新しいFAXを買い替える場合、購入店で古いものを下取り、または引き取りサービスが利用できる可能性があります。下取りの場合は、買い取り可能な商品に限るので注意してください。使えないFAXを引き取っている販売店もありますが、製造年月日から経過していないものなど条件が決まっている場合もあります。

3-2.方法・料金について

下取り・引き取りの場合は、直接販売店へ持っていくケースがほとんどです。その場で査定を行い、下取りできるか否か確認します。下取り可能であれば、無料で処分できるでしょう。引き取りの場合も、新規購入であれば無料で処分できる可能性があります。店舗によって、処分費用がかかる場合もあるため、確認しておきましょう。費用は店舗によって異なりますが、約3,000~5,000円です。詳細は、店舗に問い合わせたほうが良いでしょう。

3-3.メリット・デメリット

買い替えのメリットは、購入と処分が同時にできることです。手間と時間がかからず、下取り可能になれば買い取り額の分だけお金を得ることができます。引き取りの場合は処分費用がかかる場合もある・サービスを実施している店舗が少ない点がデメリットになるでしょう。メリットとデメリットを十分に比較した上で、判断してくださいね。

4.FAXの処分~リセール・オークションについて

まだ、使えるFAXであれば、リセールできる可能性があります。ここでは、中古市場や買い取り可能、価格がつくFAX、方法、メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

4-1.中古市場について

書類の送受信に必要なFAXは、中小企業などで大活躍しています。家庭よりも会社・企業での需要が高く、業務用FAXの中古市場のほうが高めです。しかし、固定電話つきFAXを使用している一般家庭もたくさんあります。特に、スキャナーやPCプリンターなども一緒に使える複合機FAXの需要が高まってきているのです。

4-2.買い取り可能・価格がつくFAXとは

基本的に、買い取りができるFAXは、壊れていないもの・製造年月日から経過していないもの・目立つ汚れや傷がついていないものです。また、需要が高まってきている多機能FAXは高く売れるでしょう。販売年月日が新しい製品も高価買い取りが期待できます。

4-3.方法

リサイクルショップ・中古買い取り・ネットオークションが主なリセール方法です。近くにリサイクルショップや中古買い取り店があれば、直接尋ねてみるとその場で査定ができます。スマートフォンやパソコンで気軽に利用できるネットオークションは、近年利用者が増加中です。手続きを済ませて、写真の掲載や説明文を記入すれば、すぐに出品できます。

4-4.メリット・デメリット

リセールの大きなメリットは、費用をかけずに処分できることです。買値がつけば、お金を得ることができるので一石二鳥の方法と言えるでしょう。ただし、壊れている・古いものは買い取り不可となるので注意が必要です。買い取りできないものは、ほかの方法で処分しなければなりません。

5.FAXの処分~お得な無料回収とは

処分費用をかけたくない方におすすめしたいのが、無料回収です。無料回収の方法や送料、メリット・デメリット、業者選びのポイントなどについて説明します。

5-1.回収方法

無料回収業者によって異なりますが、主な回収方法は宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つです。自分のペースで処分したい場合は宅配回収、不用品が大量にある場合は出張回収など、状況に合わせて選択できます。業者によって、回収方法が異なるので事前に確認してくださいね。

5-2.送料について

無料回収に費用はかかりませんが、注意してほしいのは宅配回収の場合の送料です。業者の中には、送料が自己負担というところもあります。パソコン・不用品の無料回収を行っている「パソコン処分本舗」は、対象商品が1点でもあれば着払いとなるので送料がかかりません。デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニター・スマートフォン・ゲーム機器などが、送料無料対象商品となります。

5-3.メリット・デメリット

無料回収の大きなメリットは、費用ゼロで処分ができることです。「パソコン処分本舗」の場合は、対象商品が1点でもあれば、送料も無料になります。FAX以外にも不用品が大量にあれば、出張回収が可能です。また、すぐに処分したいときでも、即日対応が可能なので安心してください。逆に、デメリットと言えば、業者の中には不正を働くところもあるため、注意しなければならないことでしょう。優良業者と不良業者を見極める力を持っておかなければなりませんね。

5-4.業者選びのポイント

業者選びに悩んだときは、以下のポイントに注目してください。

  • 丁寧な対応かつスピーディー
  • 無料回収の理由が記載されている
  • 都道府県の許可を取得している
  • 送料がかからない
  • 回収方法が選択できる
  • 回収商品の種類が多い

特に、無料回収の理由が記載されていない業者は危険です。「パソコン処分本舗」では、無料回収したものを修理して再販売・部品に分解してリセールしています。依頼前に、きちんと理由が記載されているかチェックしてくださいね。

5-5.故障品でも回収OKか?

業者の中には、故障品の回収がNGとなっているところもあります。「パソコン処分本舗」の場合は、故障品でも回収可能なので安心してください。

6.FAXの処分に関してよくある質問

FAXの処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

6-1.小型家電回収ボックスはどこに設置してあるのか?

小型家電回収ボックスは、役場や役所・スーパーマーケット・公共施設などに設置されています。どこに設置してあるのか知りたい場合は、小型家電リサイクル回収ポータルサイトで確認してください。

6-2.買い取り額はいくらぐらいか?

一般的に、買い取り額は販売額のおよそ5~10%と言われています。ただし、販売年月日が新しいものや正常に稼働するもの・多機能型などは高く売れる可能性があるでしょう。具体的な買い取り額を知りたい場合は、業者に見積もりを依頼してください。

6-3.高価買い取りのポイントとは?

取扱説明書や部品などの付属品・キレイな状態であれば、高価買い取りが期待できるでしょう。目立つ汚れや傷がついている場合は、キレイにふき取ってから査定に出してください。

6-4.通販業者でも下取りできるのか?

FAXの下取りを行っている通販業者もあります。しかし、一定条件を設けている場合もあるので、事前に確認したほうが良いでしょう。

6-5.無料回収業者との間でよく起きるトラブルとは?

「今だけ無料回収」「無料で処分できるチャンスですよ!」と言われたのに、処分費用がかかったなどというトラブルが起きています。もし、トラブルになったときは、できるだけ早めに国民生活センター、または消費者センターに相談してください。

まとめ

いかがでしたか? FAXの処分方法は、自治体・販売店による下取りや引き取り・リセール・無料回収業者とさまざまな方法があります。それぞれ、具体的な方法やメリット・デメリットが異なるので注意しておかなければなりません。特徴を把握して、そのときの状況やFAXの状態に合った方法を選択すると良いでしょう。処分に関する基礎知識を押さえておけば、スムーズに処分できますよ。