マザーボードを処分したい人必見!正しい廃棄方法と買い取り情報

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マザーボードの処分にお困りではありませんか?自作PCを使っていると「パーツだけ不要になったので廃棄したい」というケースが発生することもあるでしょう。「マザーボードのようなパーツは家庭ゴミとして出してよいのか?」と疑問に思う人も多いはずです。この記事では、マザーボードの処分方法や買い取りに出す方法について解説しています。

  1. マザーボードとは?
  2. マザーボードを処分する際の注意点
  3. マザーボードを自治体回収で処分する方法
  4. マザーボードをリセールしよう!
  5. マザーボードの処分を専門業者に依頼する場合
  6. マザーボードの処分にかんするよくある質問

この記事を読むことで、マザーボードの賢い処分方法が分かります。パーツをためこんで処分が大変になる前に、こまめに処分していきましょう。


1.マザーボードとは?

まずは、マザーボードの定義や役割について解説します。

1-1.パソコンの基盤となるもの

マザーボードとは、電子装置を構成する上で必要な電子回路基板のことです。パソコンは複数のパーツから成り立っていますが、マザーボードはその中でも主要なパーツと言えるでしょう。マザーボードにはCPUやメモリー・ハードディスクなどパソコンの部品がすべてつながっています。接続している部品の制御を行い、情報が行き来するための通路としての役割を果たしているのです。マザーボードはパソコンの土台であり、どのようなマザーボードを選ぶかによってパソコンの将来性が決まるということになります。自作PCを制作する上では、最初に選ぶべきパーツでもあるのです。

1-2.マザーボードの素材は?

マザーボードは、プラスチックの基板に銅などの導体で配線が印刷された「プリント基板」です。その表面には各種電子部品やソケット・スロットがあり、後部には各種インターフェイスのコネクターが並んでいます。

1-3.マザーボードの大きさは?

自作PCで使用できるマザーボードは、大きさが統一されています。主に使用されるのがATX規格のマザーボードで縦305mm×横244mmの大きさです。ATXより少し小さいのがmicroATX規格のもので、縦244mm×横244mmとなり、小さめのPCケースにも使うことができます。

2.マザーボードを処分する際の注意点

マザーボードが不要になった場合、処分する前にいくつか知っておくべきことがあります。

2-1.マザーボードに個人情報は含まれていない

パソコンのパーツを処分する際、心配なのはデータの流出です。実際に、ハードディスクを処分する際は必ずデータ消去を確実に行う必要があります。しかし、マザーボードに個人情報などのデータは含まれていないため、その点の心配はないでしょう。もちろん、まだ使える状態であるなら売却することも可能です。

2-2.マザーボードは不燃ゴミ?資源ゴミ?

マザーボードを廃棄する場合は、一般的に不燃ゴミとして捨てることになります。自治体によっては粗大ゴミや資源ゴミに分類しているところもあるため、事前に確認しておきましょう。また、一部の自治体では小型家電リサイクル法に従い、回収ボックスを設置している場合もあります。まずは自治体のホームページをチェックしてみましょう。

2-3.自治体が回収するゴミとして捨てることができない場合も

パソコンの廃棄にかんしては「PCリサイクル法」という法律が定められています。この法律は不要になったパソコンの再利用を促進するもので、廃棄にかんしてルールが決められているのです。そのため、ほかのPCパーツが付いている場合は自治体が回収するゴミとして捨てることができないこともあるということを覚えておきましょう。特に、バッテリーや電池の回収を行っていない自治体もあるため、十分注意してください。

3.マザーボードを自治体回収で処分する場合

自治体が回収するゴミとして処分する場合の方法や手順・料金などを解説します。

3-1.手順と料金

マザーボードを粗大ゴミとして捨てる場合は、事前に準備が必要です。まずは自治体に問い合わせて、料金と回収日時を確認しておきましょう。後は、コンビニか郵便局で粗大ゴミチケットを購入し、マザーボードに貼って回収場所に置いておくだけです。マザーボードだけなら料金は数百円で済む場合がほとんどでしょう。

3-2.メリットとデメリット

自治体回収を利用するメリットとしては、料金の安さと安心感があります。もちろん収集エリアが広く、郊外に住んでいても回収に来てもらえるという点も安心でしょう。しかし、決められた日時にしか収集してもらえないというデメリットもあります。「急いで処分したい」という人にはおすすめできないでしょう。また、粗大ゴミの場合は事前にチケットを購入する必要があるなど、多少の手間は必要になります。

4.マザーボードをリセールしよう!

まだ使える状態のマザーボードは、廃棄するよりリセールする方法を検討することをおすすめします。リセールできるケースや方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

4-1.リセールできるマザーボードとは?

中古のPCパーツは、実は需要が高いのです。古いパソコンのアップグレードパーツを求めている人は意外と多く、売ってみれば高い買い取り価格が付くこともあるでしょう。特にマザーボードは比較的買い取ってもらいやすいパーツの一つであり、正常に動くものであればまず問題ありません。もちろん新しいほど高値で買い取ってもらえる可能性があるため、不要なマザーボードが手元にあるという人は、できるだけ早く売るようにしましょう。

4-2.ネットオークションを利用する

マザーボードをリセールする手段の一つに、ネットオークションがあります。中古のPCパーツをネットオークションで探す人は非常に多く、買い手が見つかりやすいというメリットがあるでしょう。うまくいけば自分の希望価格でマザーボードを売ることもできます。ただし、ネットオークションに不慣れな人は注意が必要です。入金や返品にかんするトラブルが発生することもあるため、慎重に手配するようにしましょう。

4-3.リサイクルショップに買い取ってもらう

リサイクルショップでマザーボードを買い取ってもらう方法もあります。近所にあるリサイクルショップを利用する場合は、最も手軽な方法と言えるでしょう。ショップに持ち込めば目の前で査定してもらえるため、安心感もあります。ただし、この場合は状態の良しあしが大きく左右することになるでしょう。状態の悪いマザーボードは買い取り不可となり、そのまま持ち帰らなければならなくなることもあるのです。リサイクルショップを利用する場合は、事前に電話で状態を伝え、確認しておくことをおすすめします。

5.マザーボードの処分を専門業者に依頼する場合

パソコンや周辺機器の回収・買い取りを行っている専門業者もあります。業者選びのポイントや注意点などをご紹介しましょう。

5-1.どんな業者を選ぶべきか?

パソコン周辺機器の回収や買い取りを行っている業者は全国にたくさんあります。「どの業者を選べばよいか分からない」という人のために、業者選びのポイントをご紹介しましょう。

  • 料金体系が明確である。
  • 業者の住所と電話番号がホームページに記載されている。
  • 「廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」を取得している。
  • 対応が丁寧でスピーディーである。

以上のような業者であれば安心です。しかし、念のためインターネットの口コミなども参考にして、実際に利用した人たちの感想もチェックしておきましょう。

5-2.回収方法は主に3つ

業者による回収方法は、主に「宅配回収」「持ち込み回収」「出張回収」の3種類があります。マザーボードの回収だけを依頼したい場合は、宅配回収を選ぶとよいでしょう。段ボールにこん包して宅配で送るだけなので便利です。自宅から近い場合は持ち込み回収、ほかにも回収してもらいたいものがある場合は出張回収を選ぶことをおすすめします。

5-3.業者を利用するメリットとデメリット

こういった専門業者に依頼すれば、壊れたマザーボードでも回収してもらうことが可能です。「壊れているので自分で捨てるしかない」と思っている人は、ぜひ利用してみるとよいでしょう。手間も時間も最小限に抑えることができます。デメリットとしては、回収してもらうために費用がかかるという点があるでしょう。しかし、無料回収を行っている業者もあるため、ぜひチェックしてみてください。

5-4.なぜ無料回収してもらえるのか?

上記で説明したとおり、マザーボードを無料回収してくれる業者もあります。「無料」と聞くと不安に思う人も多いでしょう。しかし、なぜ無料で回収できるのか、その理由を明記している業者であれば心配はありません。「パソコン処分本舗」では、回収したPCパーツを修理して再活用しているため、無料回収が可能なのです。ただし、中には「無料回収」を宣伝しておいて後から料金をだまし取るような悪徳業者もあるため、十分注意してください。

5-5.送料や回収費用は?

送料や回収費用については、業者によって異なります。事前にホームページをしっかりと確認しておきましょう。「パソコン処分本舗」の場合は、全国送料無料でマザーボードの回収を受け付けています。

5-6.業者に依頼する場合の注意点

悪徳業者とのトラブルを避けるためにも、できるだけ事前に複数の業者に見積もりを依頼し、その結果や対応を比較してから選ぶことをおすすめします。料金だけでなく、相手の対応も確認することができるため、良心的な業者であるか見極めることができるでしょう。

6.マザーボードの処分にかんするよくある質問

マザーボードの処分を検討している人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

Q.マザーボードを高く買い取ってもらうためのポイントを教えてください。

A.壊れていないこと・傷がないこと・キレイであることが高く買い取ってもらうための条件になります。

Q.マザーボードの寿命は何年くらいですか?

A.メーカーや扱い方によっても異なりますが、5~10年程度と言われています。

Q.パソコン本体は粗大ゴミとして捨てることができないのに、なぜマザーボードは捨ててもよいのですか?

A.マザーボードのような周辺機器はPCリサイクル法の対象外です。そのため、パソコンと違って粗大ゴミとして捨てることができます。

Q.マザーボード以外にも回収してもらいたい家具や家電があります。一緒に回収してもらうことはできますか?

A.パソコン周辺機器以外の不用品も回収してもらうことができます。まずは見積もりを依頼してみてください。

Q.自作のパソコン本体を処分したいときはどうしたらよいですか?

A.自作PCは「3R推進協会」が回収し、再資源化しています。
http://www.3r-suishinkyogikai.jp

まとめ

いかがでしたでしょうか。マザーボードの処分方法や買い取りに出す際のポイントなどをまとめて解説しました。処分方法が分からなくて困っているPCパーツがあるなら、手間もお金もかけずに処分する方法をぜひ実践してみてください。