ストーブの寿命は何年くらい?どうすれば長持ちするの?

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秋も深まり、今年も暖房器具が必要な季節になりました。
ストーブを利用されるお宅も多いでしょう。
ストーブの安全性は年々高まっていますが、それでも故障しかけのストーブを使うと火災の原因になります。
では、ストーブは何年くらい使うと故障が増えて寿命を迎えるのでしょうか?
そこで、今回はストーブの寿命についてご説明します。
ストーブのお手入れの仕方しだいで寿命は延びるのでしょうか?
また、ストーブの処分方法もご紹介します。
最近ストーブの調子が悪いという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. ストーブにはどんな種類があるの?
  2. ストーブの寿命何年くらい?
  3. ストーブの寿命が近づくと起こりやすい故障とは?
  4. ストーブは小まめにメンテナンスしよう
  5. ストーブを処分する方法とは?
  6. おわりに

1.ストーブにはどんな種類があるの?

ストーブにはいろいろな種類があります。
燃料だけでも、電気、ガス、石油、薪(まき)の4種類もあるのです。
また、昔ながらの反射板を利用したストーブから、衝撃を感じれば自動消火するものまで性能もさまざま。
どのストーブも、定期的にメンテナンスをしていれば、10年以上は問題なく使えるでしょう。
つまり、逆にいえば手入れをしなければ、どんなによいストーブでも寿命が短くなるのです。
また、最近は薪(まき)ストーブの人気も高まっているそうですが、薪(まき)ストーブはほかの燃料を使ったストーブよりもメンテナンスに手間がかかります。
また、ストーブ用の薪(まき)も安くありません。
ですから、薪(まき)ストーブを導入したいと思っている方は、維持やメンテナンスの手間をよく理解してから行いましょう。
薪(まき)ストーブは、ストーブの中でも最も高価な部類です。
買って何年もしないうちにメンテナンス不足で寿命を迎えれば、もったいないでしょう。

2.ストーブの寿命何年くらい?

ストーブは地域や家庭によって使用頻度がかなり異なります。
もちろん、使用時間が長いほどストーブの寿命は短くなりがちでしょう。
また、前述したようにメンテナンスを怠っていても故障しがちになります。
しかし、通常の使い方をしていれば、5年までは問題なく使えるでしょう。
10年近くになると部品が摩耗(まもう)したり、タイマー機能などをつかさどっているコンピューターの調子が悪くなったりします。
ですから、10年を越えたストーブの調子が悪くなったら寿命だと考えましょう。

3.ストーブの寿命が近づくと起こりやすい故障とは?

では、ストーブの寿命が近づくと起こりやすい故障とは何でしょうか?
この項ではその一例をご紹介します。

3-1.立ち消え

ストーブの寿命が近づいてくると、最も多く起こりがちな故障がこの「立ち消え」です。
これは、炎に何らかの原因で酸素が供給されなくなったことにより起こります。
立ち消えが、起こればそのまま運転を停止するストーブもあるでしょう。
しかし、古いストーブですと、そのまま燃料が供給され続けて、火事の原因になることがあります。
特に、古いガスストーブが立ち消えてしまうと、ガス漏れが起こるかもしれません。

3-2.燃料漏れ

ガスストーブやFF式石油ストーブに起こりがちな故障です。
燃料をストーブに送るゴム製の管が経年により劣化し、ガスや石油などの燃料が漏れます。
これは放っておくと、火事の原因になるので、見つけしだいすぐに運転を停止してください。
なお、ゴム製の管は交換が可能なので交換することもできるでしょう。
しかし、10年を超えたストーブの場合は、ほかの部品も劣化している可能性が高いので、買い替えを検討しましょう。

3-3.コンピューターの故障

新しいストーブほど、コンピューターで機能が制御されています。
ですから、コンピューターの基盤が故障すると、電源すら入らなくなる場合があるのです。
新しいストーブは、液晶画面に現在の時間や温度が表示されています。
この液晶画面の表示がおかしくなった場合は、故障を疑ってください。

3-4.点火しない

ストーブは、火花などを利用して点火します。
反射板式のストーブを使うと、点火の様子が間近で見られるでしょう。
ストーブの点火の仕組みは、ライターとよく似ています。
ライターも古くなると点火しにくくなるのですが、ストーブも同じです。
マッチやライターなどを利用して点火することもできますが、燃料に引火する可能性もあります。

4.ストーブは小まめにメンテナンスしよう

ストーブは、細心のものでも定期的にメンテナンスが必要です。
石油ストーブやガスストーブの場合は、本体の背面部にファンがあり、空気を取りこみつつ運転しています。
そのファンにほこりがたまると、空気が取り入れられなくなって立ち消えの原因になるでしょう。
ですから、定期的にファンのカバーを掃除してください。
掃除機で吸うだけで、ほこりが取れます。
そして、古いストーブのメンテナンスで大切なのが、すす取りです。
火が燃えるとすすが発生します。
このすすを掃除してあげると掃除機の寿命が延びるでしょう。
特に、薪(まき)ストーブの場合は、すす掃除が大切です。
また、反射板式のストーブは、芯を定期的に交換する必要があります。
交換の仕方は説明書に書いてありますので、参考にしてください。
石油ストーブの場合は、シーズンの終わりにも注意が必要。
石油ストーブの燃料である灯油をタンクの中に残したままで長時間経過すると、灯油が劣化して故障の原因になります。
ストーブをしまう場合は、燃料タンクを空っぽにしましょう。

5.ストーブを処分する方法とは?

ストーブは、自治体に不燃ゴミや粗大ゴミとして処分を依頼できます。
所定のゴミの日にゴミ捨て場に持っていきましょう。
ただし、石油などの燃料は必ず抜いておいてください。
石油などを満タンにして捨ててはいけません。
また、FF式石油ストーブは、取り外し工事が必要です。
素人では取り外せませんので注意してください。
事情があってストーブを早急に処分したいという場合や、ストーブを何台も処分したいという場合は、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。
不用品回収業者とは、家庭かでる不用品を有料で回収してくれる業者のこと。
もちろん、ストーブも回収してくれますし、早ければ依頼をしたその日に回収に来てくれます。
インターネットを検索すれば、最寄りの業者が見つかるでしょう。
回収料金は、ストーブの状態や台数によって決まります。
ですから、事前に見積もりを作成してもらうと安心して依頼できるでしょう。
ストーブ1台だけならばそれほど高額にはなりません。

6.おわりに

いかがでしたか?今回はストーブの寿命についてご紹介しました。
まとめると
ストーブは通常の使い方をすれば10年ほどは問題なく使える。
ストーブはメンテナンスを怠るほど、寿命が縮まる。
ストーブが寿命を迎えると立ち消えなどの不具合が起こる。
ストーブを今すぐに処分したい場合は、不用品回収業者を利用しよう。
いうことです。ストーブは最新の製品ほど炎が見えにくく、安全度も高いでしょう。
しかし、それは故障に気付きにくいということでもあります。
ですから、毎回点火するまでは目を離さないで起きましょう。
さらに、薪(まき)ストーブなど昔ながらのストーブは、廃棄方法も決まりがあります。
できれば業者に引き取ってもらってください。
故障しがちなストーブをだましだまし使っていると、火事の原因になります。
特に不具合はないのに、いきなり立ち消えをするようになったという場合は、ストーブの寿命が近いあかしです。