不要パソコンやいらないパソコンを活用する方法とは?

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パソコンが家庭に普及するようになって15年ほどになります。
今や、ひとり一台パソコンがあるご家庭も珍しくないでしょう。
パソコンは便利ですが、家電の中では寿命が短いです。
まだ動くけれども不要になった、というパソコンも多いでしょう。
そこで、今回は不要パソコンを活用する方法をご紹介します。
いらないパソコンでも再利用すれば、まだまだ役に立つこともあるでしょう。
また、業者に託して再利用してもらうという方法もあるのです。
いらないパソコンの活用方法を知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

目次

  1. パソコンが不要になるときとは?
  2. いらないパソコンを活用する方法とは?
  3. パソコンの無料回収業者を利用する際の注意点とは?
  4. おわりに

1.パソコンが不要になるときとは?

まず始めに、不要パソコンが出る理由をご紹介していきます。
壊れなくても、以下のような理由でいらなくなることもあるのです。

1-1.使い方が変わった

パソコンにはデスクトップやノート、タブレットなどの種類があります。
いろいろなところにパソコンを持ち運びたいという方は、ノートやタブレットが便利ですね。
逆に、落ち着いてじっくりと作業したり大きな容量を使う作業をおこなったりする場合は、デスクトップの方が便利でしょう。
ライフスタイルや仕事の内容が変わり、パソコンの種類を変えたりすると古いものは不要になります。

1-2.新しいOSが出た

現在、最も多くのパソコンに搭載されているOSがWindowsです。
このOSは定期的に新しいバージョンが出て、その度に話題になります。
新しいOSが出るからパソコンを買い替えたい、という方もいるでしょう。
その結果、まだ使えるパソコンが不要になることもあります。

1-3.容量が足りなくなった

パソコンの容量は年々大きくなっています。
10年ほど前までは250GB程度が標準でしたが、現在は4倍の1Tです。
ですから、「動画や画像をたくさん保存したい」と場合は、たとえまだ使えるパソコンでも買い替えることもあるでしょう。

2.いらないパソコンを活用する方法とは?

では、まだ使えるけど不要になったパソコンはどのように活用すればよいのでしょうか?
この項では、その一例をご説明します。

2-1.OSを変えて再利用する

WindowsXPのサポートが終了した、というニュースを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
OSのサポートが終了になると、ウィルスに感染しやすくなったり周辺機器が使えなくなったりします。
XPのサポートが終了した結果、多くのパソコンがまだ使えるにもかかわらず不要パソコンになりました。
そんなパソコンをまだ使いたいという場合は、OSを乗せ換えるという方法があります。
OSとはパソコンを動かす最も基本てきなプログラムのこと。
WindowsもOSにあたります。
現在は、「Ubuntu」など無料のOSもあるのです。
いったんパソコンに搭載されているWindowsを削除し、OSを乗せ換えればいらないパソコンが再びよみがえる場合もあるでしょう。
また、パソコンのメモリーに十分空きがある場合は、Windowsのソフトを買ってきて乗せ換える方法もあります。

2-2.HDDだけ再利用する

HDDとはパソコンの中の記憶装置です。
パソコンで作成した表や文章、写真、動画などはすべてこれに記録されます。
HDDはパソコンの中では比較的取り外しが簡単な部品です。
大容量のHDDが搭載しているパソコンがいらなくなった場合は、HDDだけ取り出して再利用するという方法があります。
HDDを取り出したら、市販されているHDDケースに入れて新しいパソコンに外付けHDDとして取りつけてみましょう。
そうすれば、今まで古いパソコンで記録していたものも新しいパソコンへ簡単に引っ越せます。

2-3.使える部品だけリサイクルショップに売ったり、オークションに出したりする

デスクトップパソコンは、本体とキーボード、マウス、液晶ディスプレイに分解できます。
本体が使えなくても、キーボードや液晶ディスプレイならば需要があるかもしれません。
まだ使える部品を、リサイクルショップに売ったりネットオークションに出品したりしてみましょう。
驚くほどの高値がつくというわけではありませんが、まだ使えるものがゴミにならずに済みます。
需要がある部品の目安は、製造後5年以内のものと考えればよいでしょう。
それ以上古いものですと、元が高価でも使えない場合が多いです。

2-4.パソコンを無料回収してくれる業者に引き取ってもらう

インターネットを検索すると、「不要になったパソコンを無料で引き取ります」という業者のホームページがヒットすることもあります。
今は、ゴミを捨てるのもお金がかかる時代です。
「無料で回収してくれるなんて、怪しい」と思っている方もいるでしょう。
しかし、パソコンには再利用できる部品や、貴金属を使った部品がたくさん使われています。
無料でパソコンを回収してくれる業者はパソコンからそのような部品を取り出して、再利用することで利益を得ているのです。
ですから「無料で回収する」とうたって別の名目で料金を請求することはありません。
安心して依頼してください。
回収したパソコンは、業者の手でリサイクルされて再び市場へと流れていきます。

3.パソコンの無料回収業者を利用する際の注意点とは?

では最後に、パソコンの無料回収業者を利用するときの注意点をご紹介します。
利用する際の参考にしてください。

3-1.パソコンのデータは完全に消去しよう

パソコンのデータは個人情報の塊です。かならず回収してもらう前に消去しましょう。
特に、インターネットバンキングや通販を利用していた方は要注意。
口座の暗証番号やクレジットカードの番号もパソコンの中に残っています。
何らかの事情があってパソコンのデータが消去できない場合は、有料でデータを処分してくれる業者もいますので利用してみましょう。

3-2.遠方の業者に送る際は、梱包(こんぽう)をしっかりとする

パソコンを回収している業者の中には、遠方からも輸送で回収を受けつけているところもあります。
遠方の業者にパソコンを回収してもらう際は、梱包(こんぽう)をしっかりとしてください。
いくら不要のパソコンとはいえ、輸送中に壊れてはリサイクルできなくなるかもしれません。
パソコンが箱の中で動かないように、しっかりと緩衝材(かんしょうざい)をつめこむとよいでしょう。

3-3.いいかげんな業者に注意しよう

パソコンの中にも、リサイクルできるものとできないものがあります。
パソコンを無料回収してくれる業者も、回収しているものとしていないものがあるのです。
しかし、いいかげんな業者の中には、何でも回収して不要なものは不法投棄する業者もあります。
業者を選ぶ際は、回収できるものを明確にしている業者やリサイクルの方法をしっかりと説明している業者を利用するとよいですね。

4.おわりに

いかがでしたか?今回はいらないパソコンや不要パソコンの活用法をご説明しました。
まとめると

  • いらないパソコンでも、OSを付け替えたりHDDだけを再利用したりすれば再び活用できる。
  • 需要がある部品だけを売ったりオークションに出したりしてみよう。
  • パソコンを無料回収してくれる業者を利用してみよう。

ということです。
パソコンは、毎年買い替えることもあるでしょう。
新しいパソコンほど再利用しやすいので、不要になったパソコンはできるだけ早く活用方法を決めてください。
時間がたつほど再利用がむずかしくなります。
また、パソコンの本体や液晶ディスプレイはゴミとして出せません。
不用意に捨てると不法投棄になるので、気をつけてください。