掃除機の吸引力が低下する原因とは?吸引力を復活させる方法!

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高機能化する掃除機ですが“吸引力が低下する”というのは、掃除機には必ずおこってしまう現象です。なんとなく購入時よりも吸引力が低下してしまったというのは、気のせいではありません。吸引力が弱くなってしまう原因は、掃除機内部や紙パック・フィルターなどさまざまです。掃除機の機能や種類によって吸引力の低下の原因は大きく異なります。掃除機の吸引力が低下する原因と、吸引力の復活方法についてご紹介しましょう。

  1. 掃除機の吸引力低下の原因とは?
  2. 掃除機の吸引力を復活するには?
  3. 掃除機の寿命と買い替えの目安は?
  4. 壊れた掃除機はどうやって捨てる?

1.掃除機の吸引力低下の原因とは?

掃除機の吸引力が弱くなる原因は非常にさまざまです。原因によって解決方法が異なります。掃除機の吸引力が弱くなる原因について、ご紹介しましょう。

1-1.紙パックにゴミがたまる

紙パック式の掃除機の吸引力低下は、ゴミパックとフィルター詰まりが主な原因です。紙パックの交換とフィルターが原因の場合、紙パックの交換とフィルターのクリーニングで吸引力が回復します。紙パックの交換が面倒な場合には、新しい掃除機の買い替えるのも一つの方法といえるでしょう。

1-2.フィルターの目詰まり

サイクロン式など紙パックレスの掃除機であっても、フィルター目詰まりによって吸引力が低下します。サイクロン式の吸引力低下の原因のほとんどは、フィルターの目詰まりによるものです。紙パックレスの掃除機の吸引力が落ちた場合には、フィルターをクリーニングしましょう。

1-3.モーターブラシの劣化

搭載しているモーターが“ブラシ付きDCモーター”の場合にはブラシの劣化によって吸引力が低下します。ブラシの劣化による吸引力の低下は掃除機の寿命なので、買い替えを検討しましょう。

1-4.バッテリーの劣化

コードレス掃除機の場合には、フィルターの目詰まりやモーターの劣化に加えて“バッテリーの劣化”が吸引力低下の原因になります。

1-4-1.バッテリー寿命は2年が目安

コードレス掃除機はバッテリーの寿命によって吸引力が大きく低下します。バッテリーの寿命は使用方法によっても大きく異なるのですが、一般家庭で通常の使用範囲で2年が目安です。交換用のバッテリーは掃除機メーカーのサポートサービスで購入できます。コードレス掃除機の吸引力が低下した場合には、バッテリーの寿命を疑いましょう。

1-4-2.バッテリー劣化の症状とは?

コードレス掃除機のバッテリー劣化の症状は“使用時間が短くなる”“充電時間が短くなる”“パワーが落ちる”などの症状があります。バッテリーの劣化は発熱などの可能性もあるので注意しましょう。バッテリーは消耗品なので、適切な時期に交換することが大切です。

2.掃除機の吸引力を復活するには?

2-1.フィルター掃除をする

掃除機の吸引力が低下する主な原因は“フィルターの目詰まり”にあります。紙パック式、サイクロン式など種類・メーカーを問わず、掃除機にはフィルターが必要です。一般的なフィルターの掃除方法についてご紹介しましょう。

2-1-1.水洗い可能なフィルター

水洗い可能なフィルターの場合、メーカーに指定した方法で手入れをしてください。メーカーによっては、水分が残ったままのフィルターを使用すると、カビの発生やモーターの故障などの原因になります。水洗い後のフィルターは完全乾燥を心がけましょう。

2-1-2.水洗いのできないフィルター

掃除機のフィルターには水洗いのできない掃除機もあります。水洗いできないフィルターを水洗いしてしまうと、フィルターの機能が低下してしまうので注意が必要です。水洗いできないフィルターは風通しのよい場所でほこりをはらいましょう。

2-2.フィルターは定期的に交換

掃除機のフィルターは消耗品であるため定期的な交換が必要になります。一般的なフィルターは、2年が交換の目安です。掃除機の吸引力は、フィルターによって大きな抵抗を受けています。「フィルターの機能低下=吸引力の低下」につながるため、フィルターは定期的な交換が必要です。最近では簡単なメンテナンスで長期間使用できるフィルターを搭載した掃除機も販売しています。フィルターのメンテナンスが面倒な場合には、フィルターのメンテナンス頻度の少ないものに買い替えるのもよいでしょう。

2-3.フィルターで改善しない場合にはメーカーサポートに相談

掃除機の吸引力低下を改善するためにできることは、ダストカップやフィルターの掃除などだけです。フィルターなどの掃除だけでも吸引力が改善したい場合には、故障などの可能性があります。掃除機は家電の中でも消費電量が大きく最悪の場合、火災などの危険性もあるので注意が必要です。取り扱い説明書に記載してあるメンテナンスを行っても吸引力が改善しない場合には、使用を中断してメーカーサポートに連絡しましょう。

3.掃除機の寿命と買い替えの目安は?

国立環境研究所の製品使用年数データベースによると、日本の家庭で使用する掃除機は7~8年が寿命の目安です。掃除機の寿命は“使用頻度”に大きく影響を受けます。掃除機は1週間に2度が一般的な使用頻度です。1週間に2度以上掃除機を使用する場合には掃除機の寿命は短くなり、1週間に2度以下であれば掃除機の寿命は長くなります。また、掃除機の寿命は“使用時間”にも影響を受けるのです。掃除機の寿命は使用頻度や使用時間によって大きく変化します。掃除機は、寿命を使用年数であらわすことが難しいので故障の目安についてご紹介しましょう。

3-1.本体の発熱

掃除機の重要部品であるモーターが劣化するとモーターが発熱します。モーターは通常の使用でも熱を発することがあるため、本体をさわって暖かい程度であれば問題はありません。発熱は消費電力(W)によって変化するため、購入時にどの程度の熱が出るのかを確かめるのも大切です。

3-2.排気の異臭

掃除機の排気に焦げくさいようなにおいがする場合には注意が必要です。モーター周辺に付着した微細なほこりなどがモーターの熱によって異臭を発します。掃除機の排気から異臭がした場合には、使用を中断してメーカーサポートに相談しましょう。

4.壊れた掃除機はどうやって捨てる?

大切に使っていても、いつかは壊れてしまいます。実は、壊れてしまった掃除機の排気というのは、非常に面倒なのです。壊れてしまった掃除機の処分方法を知ることも大切な知識といえるでしょう。

4-1.掃除機は粗大ゴミ

壊れてしまった掃除機は“粗大ゴミ”として処分しなければなりません。地域によって処分費用が異なるので、粗大ゴミ処理券の購入申し込みの際に料金を確認しましょう。

4-2.家電販売店での引き取りサービス

掃除機を買い替える場合には、家電量販店での引き取りサービスを利用できる場合があります。新しい購入した際に、故障した掃除機を無料で引き取るなどのサービスを利用して処分するのも上手な掃除機の処分方法です。

4-3.掃除機を上手に買い替えよう

掃除機は7~8年が寿命の目安になります。しかし、毎年のように新製品が発売するため最近では、壊れていない掃除機を買い替えるというのもよくあることです。「掃除機を購入したものの思った以上に吸引力がなかった」「吸引力は強いものの排気音が大きい」というような理由で買い替えることも珍しくはありません。故障していない掃除機を捨ててしまうというのは、非常にもったいないことです。まだまだ使える掃除機を処分する場合には、不用品回収・買い取りサービスを利用してみましょう。家電は製造から5年以内のもので、状態のよいものであれば高額買い取りの可能性もあります。掃除機を買い替える場合には買い取りサービスの利用を検討してみましょう。

まとめ

生活を衛生的で快適なものにするための掃除機は大切な家電です。多機能化が進み便利になっている掃除機ですが“吸引力の低下”はどの掃除機にもおこります。掃除機の吸引力の低下でも非常に多いのが、フィルターの目詰まりによるものです。現在販売している掃除機のほとんどは、定期的なフィルターのメンテナンスが必要になります。フィルターのメンテナンスだけで掃除機の吸引力が復活したというケースも数多くあるのです。掃除機の吸引力が低下したと感じたら、まずはフィルターのメンテナンスを試してみましょう!