
体重計の処分方法とは? それぞれのメリット・デメリットや注意点
2017/05/10
2017/05/18
「体重計の処分がわからないから……」と、そのまま放置していませんか? 使わなくなった体重計は自治体で処分できるのか、無料で処分できるのかなど、処分に悩みがちです。家電の1つである体重計には、適切な処分方法がいくつかあります。体重計の状態やライフスタイルに合った処分方法を選択すれば、上手に処分できるはずです。しかし、スムーズに処分するためには、知識を身につけておかなければなりません。そこで、本記事では、体重計を処分する前に知るべきことや処分方法・注意点などについて詳しく説明します。
この記事を読むことで、体重計の適切な処分方法を知ることができます。処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.体重計を処分する前に知るべきこと
体重計の処分に、悩んでいる方は多いことでしょう。正しい方法で処分するためにも、事前に知っておかなければならないことがあります。それでは、ゴミの分類と大まかな処分方法についてチェックしておきましょう。
1-1.ゴミの分類
一般家庭で使用する体重計は、ヘルスメーターといわれるものです。コンパクトサイズが多く、目盛りで値を読み取るアナログ式と、値を表示するデジタル式があります。健康診断などで使用されるのは、台はかりタイプや身長体重計です。体重計の種類によって、使われている素材が異なりますが、ほとんどは鉄・アルミ・樹脂・ステンレスなどで構成されています。そのため、燃えるゴミとして処分できません。一般的に、体重計は粗大ゴミとして扱われることになります。ただし、自治体によって、ゴミの分類が異なるので注意してください。
1-2.処分方法
体重計は、頻繁に買い替えるものではありませんので、処分方法に悩む方は多いことでしょう。大まかな処分方法は、自治体回収・リセールやオークション・回収業者への依頼となります。正しくスムーズに処分するためには、それぞれの方法やメリット・デメリットをきちんと把握することが大切です。
2.体重計の処分~自治体回収
体重計を自分で廃棄する場合は、自治体回収となります。自治体回収の方法やメリット・デメリット、注意点についてチェックしておきましょう。
2-1.方法
先ほど、話したとおり、体重計はほとんどの自治体で「粗大ゴミ」に分類されます。ただし、自治体によっては、「不燃ゴミ」に分類されている可能性があるため、念のためホームページなどで確認してください。粗大ゴミを処分するためには、約300円~500円の費用を支払わなければなりません。自治体のホームページに記載されているので、確認しましょう。地元の商店やコンビニなどで、粗大ゴミシール(券)を購入してください。購入したシールを体重計に貼りつけて、回収日までに指定回収場所へ運びます。自治体によっては、ホームページで事前の申し込みが必要になるケースもあるため、こちらもきちんと確認しておきましょう。
2-2.メリット・デメリット
自治体回収の大きなメリットは、安い費用で処分できることです。回収費用は数百円となっているため、気軽に処分できるでしょう。ただし、指定日が決まっている・指定回収場所まで運ばなければならないというデメリットがあります。すぐに処分したくても、回収日まで待たなければなりません。運搬が難しい方は、自治体に相談してみてください。自宅まで回収しにきてくれる自治体もありますが、運搬費用がかかる可能性があります。
2-3.注意点
自治体で処分する場合は、分別が必要です。現在の体重計は、内部に乾電池が入っている電池式が主流となっています。本体内部の乾電池は粗大ゴミにはならないため、きちんと取り出しておかなければなりません。体重計を出す前に、乾電池が入っていないか確認してください。乾電池を入れたままにしておくと、摩擦などで発火する危険があります。ちなみに、乾電池は使いきりが不燃ゴミ、充電式がリサイクル回収となるでしょう。
3.体重計の処分~リセールやオークションについて
まだ、使える体重計は、リサイクルショップなどで売ることができます。それでは、体重計は売れるか、中古需要や方法、メリット・デメリットについて詳しくチェックしておきましょう。
3-1.体重計は売れるか
基本的に、壊れていない・不具合が出ていない・年式が古くない体重計であれば買値がつきます。家庭に1台はあるものですが、頻繁に買い替えるものではないため、中古需要はそれほど高くはありません。しかし、多機能タイプや発売されてから3年以内のものは、需要が高めです。体重計の種類・状態によって、買い取りの可否が決まるでしょう。
3-2.中古需要について
買値がつく体重計の特徴や売れる季節について説明します。
3-2-1.買値がつく体重計とは?
買値がつく体重計は、状態・ブランド・年式の3つが大きなポイントです。新品に近い状態か、人気のあるブランドや年式が新しいタイプのものほど、高く売れる可能性があります。体重計で人気のあるブランドは、タニタ・オムロン・パナソニック・ユンマイなどです。特に、オムロンとタニタの体重計は人気があり、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
3-2-2.売れる季節は?
納得できる値で売るためには、体重計の“売り時”を把握しておくことが大切です。体重計が売れる季節は、春ごろでしょう。春は、新生活がスタートする時期であり、体重計を購入する方が多く見られます。そのため、需要が高まっている春に売れば、高値で取り引きできる確率が高まるのです。ただし、3年以上経過している体重計は、各段に価値が下がります。次から次へと新機能が登場しているため、できるだけ早めに売ったほうがいいでしょう。
3-3.方法
リセールの方法としては、リサイクルショップとネットオークションがあります。それぞれの方法とメリット・デメリットについて詳しくチェックしておきましょう。
3-3-1.リサイクルショップの買い取り
リセールできる場所といえば、1番に思い浮かべるのがリサイクルショップです。リサイクルショップは、全国チェーンから個人経営まで、さまざまな店が存在しています。基本的に、使えるものであれば、ほとんどのものがリサイクルショップで買い取ってもらえるでしょう。ただし、アルバイトが査定をすることもあるため、買い取り額が下がる可能性があります。高値で売りたい場合は、慎重にお店を選ばなければなりません。
3-3-2.ネットオークション
パソコンやスマートフォンで気軽に利用できるのが、ネットオークションです。オークションサイトに登録すれば、簡単に出品することができます。写真をアップして、説明文を添えておけば、後は買い手が見つかるまで待つだけです。自分で出品額が設定できることはメリットになりますが、落札者とのトラブルが相次いでいます。「出品物を送ったのに入金されない」などのトラブルを避けるためには、ネットオークションを利用しないことが1番です。
3-4.メリット・デメリット
リセールのメリットは、費用をかけずに処分できることでしょう。買い取ってもらうことができれば、お金も得ることができます。まさに、一石二鳥の方法です。しかし、壊れているものや古いもの・不調が出ているものは、買い取り不可になるので注意してください。買い取り不可の場合は、ほかの方法で処分しなければなりません。
4.体重計の処分~回収業者に頼む場合
壊れている体重計を処分したいときは、回収業者に依頼する方法がおすすめです。回収業者の方法や宅配引き取り、料金、メリット・デメリット、業者選びのポイント、注意点について説明します。
4-1.回収方法
回収業者による処分は、宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つの方法があります。自分のペースで処分したい方は宅配回収、近くに店舗がある方やすぐに処分したい方は持ち込み回収がおすすめです。処分したい不用品が大量にある・近くに店舗がない・持ち込みが難しいという方は、出張回収がベストでしょう。このように、ライフスタイルやそのときの状況に合った方法を選択してください。
4-2.宅配引き取りについて
宅配回収を利用する場合は、送料に注意が必要です。業者によっては、送料が自己負担になるところがあります。パソコン・不用品の無料回収を行っている「パソコン処分本舗」は、送料無料の対象商品が1点でも含まれていれば、全国どこでも無料で回収可能です。対象商品は、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニター・液晶テレビ・タブレット端末・スマートフォンなどが挙げられます。
4-3.料金
回収業者に依頼する場合は、およそ1品目につき2,000円~5,000円の費用が必要です。あくまで目安となるため、ホームページで料金体系をチェックしておきましょう。また、回収品目や不用品の量によっても異なります。業者の中には、運搬費用を請求するところもあるので注意が必要です。「パソコン処分本舗」のように、無料回収を行っている業者を利用する場合は、無料回収の理由が明確になっているか確認してください。パソコン処分本舗は、自社でメンテナンス・修理を行いリユース品として再活用しています。リユースできないものは、修理用パーツとしてリサイクルしているのです。
4-4.メリット・デメリット
回収業者に依頼するメリットは、処分したいときにすぐできること・不用品をまとめて処分できることです。店舗が遠くにある方でも、宅配回収や出張回収を利用すれば、まとめて処分できます。また、無料回収業者に依頼すれば、費用をかけることなく処分できるのです。ただし、中には不正を働く悪徳業者も存在しているため、慎重に業者選びをしなければなりません。
4-5.業者選びのポイント
どの業者に依頼すべきか悩んだときは、以下のポイントに注目してみてください。
- 丁寧かつスピーディーな対応か
- 古物商許可を取得しているか
- 無料回収の理由が明確になっているか
- 回収方法が選択できるか
- 全国対応可能か
- 送料無料で回収できるか
4-6.注意点
「回収後に追加料金を請求された」「回収してもらったものが不法投棄されていた」など、業者とのトラブルが相次いでいます。トラブルにならないためにも、悪徳業者を見極めなければなりません。丁寧に対応してくれるか、古物商の許可番号が記載されているかなど、細部までチェックしましょう。もし、業者とのトラブルが起きた場合は、すぐに国民生活センター・消費者センターに相談してください。
5.体重計の処分にかんしてよくある質問
体重計の処分にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。
5-1.高価買い取りのポイントとは?
できるだけ、キレイに掃除することが大切です。ホコリや汚れがついている体重計は、見た目が美しくありません。見た目が悪いと買い取り額が下がる傾向があるため、できる限りキレイに掃除してください。また、取扱説明書などの付属品も一緒に提示するといいでしょう。
5-2.体重計の買い取り額はいくらぐらいか?
店舗の在庫状況やニーズ・体重計の状態によって、買い取り額に幅があります。タニタ・オムロンなどの人気ブランドでも、状態によっては1,000円以下の価値になる可能性はあるのです。年式が新しく、新品に近い状態のものであれば、5,000~9,000円の価値がつくこともあります。まずは、査定を依頼してみてください。
5-3.医療用の体重計を処分する際の注意点とは?
病院で使用する医療用は、マニュアルに沿った方法で処分しなければなりません。一般的な家庭ゴミと一緒に処分することが禁じられています。なぜなら、感染症や衛生面に悪影響を与える恐れがあるからです。
5-4.宅配回収の場合は、梱包(こんぽう)すべきか?
パソコン処分本舗の場合は、自分で用意したダンボールに入れて、破損を防ぐために新聞紙などのクッション材で隙間を埋めましょう。商品の梱包(こんぽう)やダンボールのサイズにかんしては、ホームページを確認してください。
5-5.体重計以外に、どのような商品を回収しているか?
パソコン処分本舗の場合は、デスクトップパソコン・液晶モニター・タブレット端末・スマートフォンなどの家電製品から、楽器・スチール家具など、さまざまな商品を回収しています。
まとめ
いかがでしたか? 体重計の処分方法は、自治体・リセールまたはネットオークション・回収業者の3つがあります。ライフスタイルや体重計の状態を考慮したうえで、適切な方法で処分してください。壊れている体重計は買い取り不可となるため、無料回収業者の利用をおすすめします。無料回収業者に依頼する際は、無料回収の理由が明確になっているかどうか確かめてください。明確になっている業者なら、安心して依頼できます。処分方法やそれぞれのメリット・デメリット、業者選びのポイントなどをきちんと押さえておけば、スムーズに体重計が処分できるのです。