HDDレコーダー買い替えタイミングはいつ?故障サインと長持ちのコツ

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HDDレコーダーは、使い続けるといずれ寿命がきて壊れてしまいます。使用しているHDDレコーダーが壊れたり、調子が悪くなったりしたのなら、買い替えを考えるのは当然のことでしょう。

ここではHDDレコーダーの故障のことや買い替えの注意点を説明していきます。

  1. HDDレコーダーの買い替えを検討するタイミング
  2. HDDレコーダーを長い期間もたせる方法
  3. HDDレコーダーを選ぶポイント
  4. HDDレコーダーのデータを移行するには?
  5. おすすめのHDDレコーダーを紹介
  6. 不要になったHDDレコーダーの処分方法
  7. 全国対応でHDDレコーダーの処分ができるパコソン処分本舗
  8. HDDレコーダーの買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、調子が悪いHDDレコーダーの原因や買い替えのポイントが分かります。買い替えの参考にしてください。

1.HDDレコーダーの買い替えを検討するタイミング

HDDレコーダーは、以前録画の主流だったビデオテープの代わりに、ハードディスクを記録の媒体として使用するビデオレコーダーです。録画番組の検索が簡単にできますし、録画中の番組を追いかけながら再生することができます。主にテレビ番組の録画用として使われていますが、調子が喚くなると当然買い替えも検討することになるのです。そこで、そろそろ買い替えのきっかけになる症状を見てみましょう。

1-1.録画ができなくなった

HDDレコーダーは、5~10年程度使える電化製品です。使い方にもよりますが、予約できない・録画ができないときは、チェックしてほしいことがあります。それは録画の容量が十分なのか・録画設定の確認です。すべてクリアしていて、録画ができないときには、寿命が近い・故障しているのでしょう。

1-2.映像や音声が再生できない

HDD内部の部品が摩耗すると、接触不良や断線を起こし、映像や音声が再生されなくなります。操作として、一度電源を切って入れ直す・接続方法の確認をしても、再生ができないときには寿命が近づいている証拠です。

1-3.ディスクトレーの開閉がうまくいかない

HDDレコーダーのトレーの開閉ができないトラブルもあります。そこで、本体をリセットし、電源オフにしてから開閉ボタンを押してみてください。また、ディスクの表裏が正しく入れるなどの作業を行っても再生できなければ、寿命が近い・故障していると見ていいでしょう。

1-4.電源が入らない

HDDレコーダーは、長く使っている電源が入らない現象が起きます。レコーダーをリセットして、電源をもう1度入れ直してみましょう。

2.HDDレコーダーを長い期間もたせる方法

HDDレコーダーの寿命を短くしてしまう原因や、長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

2-1.HDDレコーダー周辺はきれいにする

HDDレコーダーはホコリやタバコのヤニに大きな影響を受けます。これらはレコーダーの通気口をふさいで、熱がこもらせてしまうのです。ですから、ホコリがつきにくいようにする・喫煙しない場所に置くことが必要になります。定期的にホコリや汚れを落とし、清潔な状態をしておきましょう。

2-2.定期的に使うようにする

HDDレコーダーは長期間使わないでいると、部品の劣化が進みます。結果的に寿命を短くしてしまう可能性があるのです。たとえば、電源を入れてオフにしたままにしない・長期間使わないで放置することで、買ってそれほど時間が経っていないHDDレコーダーでも調子が悪くなったり、故障してしまったりすることがあります。

2-3.衝撃・熱に気をつける

精密機器のHDDレコーダーは熱・衝撃に弱いです。暖房器具のそば・日光が当たるそば・落下しやすい場所には設置しないことでしょう。気温が上がりにくい・安定して設置できる場所で、できれば頻繁に動かさないことです。

2-4.レンタルのDVDやブルーレイディスクは頻繁に利用しない

レンタルDVD・ブルーレイは、不特定多数が使用していて、汚れやキズがついていることがあります。頻繁に利用するとレコーダーに負荷をかけるだけではなく、劣化を早めてしまうでしょう。

3.HDDレコーダーを選ぶポイント

HDDレコーダーを買い替えることが決まったときには、次に手にするHDDレコーダーはどのタイプにしようかと迷います。最近は、単に録画ができるだけではなく、さまざまな機能を搭載しているのです。以下では、気になる機能を紹介します。

3-1.容量

HDDレコーダーでテレビや映像を録画できる時間は、ハードディスクの容量によって異なります。また、画質によっても実際の時間が変わるでしょう。地上波デジタル放送を標準画質で録画する場合の目安時間は下記のとおりです。

  • 500GB:約62~65時間
  • 1TB:約125~130時間
  • 2TB:約250~260時間
  • 3TB:約370~381時間

もしも、4K・8K放送などのを高画質なまま録画すると、データ容量が大きくなるので、録画時間は短くなるでしょう。ですから、最初から大きな容量にするか、外付けUSBハードディスク対応であれば、別途用意して録画容量を増やすようにしましょう。

3-2.録画のバリエーション

HDDレコーダーの中には、複数の番組を同時に録画できる「同時録画機能」があります。同じ時間に見たい番組が重なったとき、すべて見逃すことがありません。

3-3.4Kチューナー内蔵

4K衛星放送を受信することができるチューナーを内蔵しているHDDレコーダーもあります。4K対応テレビがあれば、レコーダーを通じて衛星放送を楽しむことができるでしょう。

3-4.無線LAN内蔵

無線LANを内蔵したHDDレコーダーでは、わずらわしいLANケーブルの配線を使用せず、スマートフォンや別の部屋のテレビなどインターネット環境が整い、連携して楽しむことができます。ホームネットワーク対応機器で番組を視聴することが可能です。

4.HDDレコーダーのデータを移行するには?

HDDレコーダーを買い替えるときに、今までの録画データはそのまま移行したいところです。そこで、データ移行について見てみましょう。

4-1.「SeeQVault(シーキューボルト)」対応であれば簡単

コンテンツ保護目的のSeeQVaultは、パナソニック・サムスン・東芝・ソニーが開発した技術です。この4社のSeeQVault対応のHDDレコーダーであれば、簡単に高画質のデータ移行ができます。

4-2.各社それぞれに対応

HDDレコーダーの買い替えの際には、データ移行はそれぞれ違います。メーカー対応機種などで変わりますので、下記で確認してください。

4-3.一般的なデータ移行

データ移行の一般的な方法をご紹介します。

  1. 古いレコーダーと新しいレコーダーをLANケーブル(カテゴリー5以上)で結ぶ
  2. メーカーのホームページで紹介されている方法で「ダビング」をする
  3. 新しいレコーダーのダビングメニューでネットワークを選択する
  4. ダビングしたい番組を選択する

5.おすすめのHDDレコーダー

ここでは、現在注目のHDDレコーダーを5つ紹介します。

5-1.フナイ「FBR-HT3030」 約50,000円

フナイは、もともと安価電化製品が多いのですが、HDDレコーダーでもリーズナブルになっています。紹介したHDDレコーダーは大容量3TBで地上デジタル放送なら約388時間対応です。3番組同時録画ができます。「おまかせ録画」や、よく見ている番組をAIが分析・学習して録画する「AI録画」などの機能もあるのです。

5-2.パナソニック「おうちクラウド4Kディーガ DMR-4S202」 78,000円前後

コンパクトなボディーのHDDレコーダーで、スマホとの連携機能は、スマホからディーガ本体の設置設定・録画番組や音楽をスマホに持ち出すことも可能です。「ドラマ・アニメお録りおき機能」は指定した時間帯のドラマ・アニメをすべて自動で録画してくれます。

5-3.東芝「TVS REGZA」 65,000円前後

レグザブルーレイ「DBR-T2010」は、スリムなデザインで今までのレグザブルーレイシリーズからイメージチェンジをしました。キーワードの登録による「おまかせ録画」・「時短視聴・スマホdeレグザ」は外出先でもスマホで映像が楽しめます。

5-4.シャープ「AQUOS 4B-C40DT3」 100,000円前後

シャープの「AQUOS 4B-C40DT3」は、4K放送を4K画質のまま2番組同時・ハイビジョン番組も長時間モードで録画できます。画質劣化も抑えられ、高画質の映像を楽しめるでしょう。まま1枚のブルーレイディスクにまとめて残せます。4K放送2番組を含む3番組同時録画が可能で、HDD容量は4TBです。

5-5.ソニー「BDZ-FBT6100」 150,000円前後

ソニーの最新ブルーレイディスクレコーダーで、最長1か月前から新作の番組覧表示できますから、「先行予約機能」が充実しています。4K放送の録画データを自動圧縮でき、それだけ多く録画が可能です。外付けHDDは最大8TBまで対応していることから、内蔵HDDと併せて最大2万タイトルの録画になります。

6.不要になったHDDレコーダーの処分方法

ここでは、不要になったHDDレコーダーの処分方法を解説します。

6-1.不燃ゴミや粗大ゴミとして処分する

自治体のゴミ回収で処分できます。自治体によっては、小型家電ゴミになり、そのまま無料で回収されるでしょう。不燃ゴミは、所定の大きさがありますので、自治体にお問い合わせください。粗大ゴミは大きさは関係ありませんが、回収日が決まっていることが多いので、必ず確認しましょう。

6-2.不用品回収業者に依頼する

HDDレコーダー以外にも処分したい不要品がある場合は、不用品回収業者に依頼してみましょう。そのメリットは、自宅まで取りにきてくれる・大量の不要品も回収してくれる点です。日時も時間も指定できることが多いので、お急ぎの方・お忙しい方にはおすすめでしょう。

6-3.HDDレコーダーのデータは消す

HDDレコーダーには、今までの録画データが残っています。中には、個人情報も含まれているのなら、きちんと消去しましょう。データの消去方法は取扱説明書に記載されています。また、メーカーのホームページでも確認できるでしょう。

7.全国対応でHDDレコーダーの処分ができるパコソン処分本舗

パコソン処分本舗では、HDDレコーダーの処分ができます。所在は神奈川ですが、処分対応は全国対応になっていますので、安心して処分できるのです。

7-1.遠くの方は宅配で

不要なHDDレコーダーは、段ボールに梱包して、パソコン処分本舗に送るだけです。料金は送料だけであり、送ったら処分完了になります。

7-2.無料で処分できるケースもある

パソコン処分本舗は、不用品回収でその後リユース品や部品など市場に出すことで、低料金の設定ができます。そこで、壊れたHDDレコーダーの他に、指定家電製品(可動品)と梱包したのなら、送料も無料になるのです。指定家電製品は、ホームページをご確認ください。

7-3.お問い合わせはお気軽に

ホームページのお問い合わせフォームは24時間対応であり、お電話なら平日10:00~17:00まで受付けています。

8.HDDレコーダーの買い替えに関してよくある質問

HDDレコーダーの買い替えに関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.HDDレコーダーの保証期間は?
A.HDDレコーダーのメーカーや家電量販店によって違います。たとえば、メーカーでは1年間であっても、数千円で家電量販店独自の保証をつけてくれる場合があるのです。もし保証期間中に調子が悪くなれば、安く修理ができるでしょう。

Q.買い替えで古いHDDレコーダーを売りたい
A.中古HDDレコーダーも出回っています。壊れた場合は、買取はできないのですが、まだ可動する・比較的新しい場合は、買い取ってもらえることもあるでしょう。できるだけ新品に近づくようきれいにして査定してもらうことです。

Q.新しいHDDレコーダーを購入したとき、古いHDDレコーダーを引き取ってもらえるのか?
A.購入者に対しての引き取りは、直接販売店に問い合わせてください。その際には、料金がかかるかどうかの確認が必要です。

Q.どのような手入れが正しいのか?
A.冷却ファンや通気口のホコリは定期的に掃除機ですいとってください。そのままにしておくと放熱ができず、フリーズや故障の原因となります。本体は乾いた柔らかい布で拭いてください。

Q.HDDレコーダーに入っているB-CASカードとは?
A.B-CASカードとは、「 BS-Conditional Access Systems Card 」 の略で、デジタル放送を見るために使用するものです。4K対応レコーダーの場合はACASチップになります。

まとめ

HDDレコーダーを買い替えは、故障したときだけではなく、春や秋のモデルチェンジや家電量販店のセール時も良い機会でしょう。その際には内蔵HDD容量・スマホ連携機能など新機能にも注目してみるのも良いです。正常に動く場合は、買取業者の利用も考えてみましょう。