テレビの寿命を示すサインや長く使うためのポイントなどを詳しく紹介

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テレビは誰もが持っているともいえる家電製品ですが、いずれ寿命を迎えます。テレビには、液晶テレビ・有機ELテレビ・プラズマテレビ・4Kテレビなどの種類があり、どの種類でも経年劣化などにより、いずれも寿命を迎える日がやってくるのです。とはいえ、テレビの寿命はどのくらいなのか、寿命が近づくとどんな症状が起きるのかなど、分からない点も多くあるでしょう。テレビの買い替えなどを検討している方は、寿命が近づいているサインや寿命を迎えたサインなどを知っておくと安心です。

本記事を参考に、テレビの寿命について覚えておきましょう。

  1. テレビの寿命はどのくらい?
  2. テレビの寿命が近づいているサイン
  3. テレビの寿命を延ばすには?
  4. 寿命を迎えたテレビを処分する方法
  5. テレビの寿命に関してよくある質問

テレビが寿命を迎え、買い替えなどを検討されている方は、古いテレビの処分方法も併せて覚えておきましょう。

1.テレビの寿命はどのくらい?

まず、テレビはどのくらいで寿命を迎えるのかを見ていきましょう。

1-1.平均寿命は7〜10年

テレビの寿命は、バックライトの寿命が関連しています。バックライトは、7〜10年が寿命だとされているため、同年数でテレビも寿命を迎えるとされているのです。

1-2.メーカーによる部品の保有年数も関連している

メーカーによる部品の保有年数も関連しています。メーカーでは、テレビの製造打ち切りから8年を迎えたら、部品の保有期間が終わるため、故障やトラブルがあっても修理が対応が難しくなってしまうのです。製造打ち切り後の部品保有期間である8年が経過した後にトラブルなどが起きたテレビは、寿命を迎えていると考えておいたほうがいいでしょう。

2.テレビの寿命が近づいているサイン

テレビの寿命が近づくと、どんなサインが現れるのでしょうか? 具体的な症状をご紹介します。

2-1.画面が暗く感じる

テレビの寿命が近づくと、画面が暗く感じるようになります。バックライトが寿命を迎えると起きる症状です。新規購入時の半分程度まで明るさが落ちてきたら、寿命と考えておくといいでしょう。

2-2.電源が入らない

電源が入らなくなるのも、テレビの寿命が近い場合に起きる症状です。まれに、リモコンの電池が問題となっているケースもあるため、電池交換をして故障かどうかの再確認も行ってみてください。

2-3.液晶画面に線などが現れる

液晶画面に線などが現れる場合も、基盤・回線・液晶そのものの劣化などが関連しているのです。購入して年数が浅いものは、メーカーや販売店で修理に応じてくれる場合もあります。購入から年数が経過している場合は、部品の摩耗や劣化によるものであるため、修理対応も難しいケースがほとんどです。製造から年数が経過したものは、買い替えを検討しましょう。

2-4.音割れ

音割れがひどい場合は、テレビに内蔵されているスピーカーに問題があるケースがほとんどです。スピーカー付近に置いてあるものに反応し、音割れが生じている場合もあります。ものを片付けても症状が改善しないようなら、スピーカーの寿命だと考えたほうがいいでしょう。

2-5.異臭・発煙

異臭や発煙が起きる場合も、テレビの寿命が近いと考えておきましょう。テレビの内部にある部品が摩耗や劣化して起きる症状であるため、放置すると火災などの事故に発展する恐れがあるので注意してください。

3.テレビの寿命を延ばすには?

テレビの寿命を延ばすためのコツをご紹介します。

3-1.つけっ放しにしない

テレビの寿命を延ばすには、つけっ放しにしないことが大切なポイントとなります。バックライトの寿命がテレビの寿命に関連しているため、つけっ放しにしていると、バックライトの消耗が進み、テレビの寿命が短くなってしまうのです。できるだけこまめに消すよう心がけ、少しでも長く使えるようにしましょう。

3-2.直射日光が当たる場所への設置は避ける

直射日光が長時間当たる場所への設置は、テレビの劣化を進める原因です。直射日光によってテレビが高温になり、部品の劣化が進んでしまう恐れがあります。設置場所にも注意し、テレビを長く使えるよう意識しましょう。

3-3.掃除をこまめに行う

テレビは、こまめに掃除を行うことが大切です。テレビは静電気によってホコリなどを誘引するため、内部にホコリやゴミが詰まる可能性があります。ホコリの蓄積で火災などが発生する危険性もあるので、こまめな掃除を実践してください。

4.寿命を迎えたテレビの処分方法

寿命を迎えたテレビは、どのように処分すればいいのでしょうか? 具体的な処分方法をご紹介します。

4-1.自治体回収は利用できない

テレビは家電リサイクル法の対象品目であるため、自治体回収で処分することができません。家電リサイクル法に基づき、適切にリサイクル回収へ出すことが大切です。

4-2.家電リサイクル法に基づいた処分

テレビは、家電リサイクル法に基づき、リサイクル回収に出すのが正しい方法です。家電リサイクル券を使ってリサイクル料金の振込を行います。家電リサイクル券とは、複写式になっている用紙です。指定引取場所へ持ち込む場合は、収集運搬費用の振込は必要ありません。家電量販店で買い替え時に古いテレビを処分する際は、店頭でリサイクル回収の申し込みとリサイクル料金などの支払いを行ってください。リサイクル料金の支払いを終えると、エコパック伝票が届きます。エコパック伝票を使い、発送手配をしましょう。

4-3.不用品回収業者へ依頼する

不用品回収業者へ依頼し、テレビを引き取ってもらう方法があります。不用品回収業者は、家具や家電の回収を行う業者です。テレビ1台だけの回収もしてくれます。出張回収で手間がかからないメリットはあっても、費用が割高になるのがデメリットです。できるだけ、家にある不用品をまとめて処分し、割引きが適用されるお得なプランを利用するといいでしょう。

4-4.買取に出す

まだ使えるテレビは、買取に出す選択肢もあります。年式が浅いものであれば、高額買取が期待できるでしょう。家電買取専門業者や不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。高額買取に結びつけるためには、付属品をすべてそろえておくことがポイントとなります。購入時の付属品を用意しておきましょう。

5.テレビの寿命に関してよくある質問

テレビの寿命に関する質問を集めました。

Q.テレビの使用年数が長くなり、不具合が頻繁に出るようになった場合、どんなことを試してみたらいいのか?
A.ひとまず、電源をオンオフしてみましょう。リセットされることで、内部の不具合を解消できる場合があります。リセットされた後でも不具合が解消しないようであれば、寿命を疑ってみてください。

Q.テレビの寿命は、使い方を意識するだけで延びるもの?
A.はい、使い方を意識するだけで、通常より長く使えるものです。既述した注意事項を守り、少しでも寿命を延ばす工夫をしてみましょう。

Q.雑音がする場合も、テレビの寿命が近づいていると考えたほうがいいのか?
A.はい、雑音もテレビの寿命を示すサインです。音声が割れる場合も注意してください。とはいえ、スピーカーの故障が原因で起きる場合もあります。いったんスピーカーを離し、音の状態を確認してみてください。

Q.テレビから煙が出る場合、どのように対処したらいいのか?
A.煙が出る場合、内部に焦げなどが発生している可能性があります。発火の恐れもあるため、電源プラグを抜き、早急に修理などの対応を検討しましょう。部品が寿命を迎え、トラブルが起こりやすくなっていることも考えられます。

まとめ

テレビは、7〜10年が平均寿命とされています。寿命が近づくと起きるサインなどを知っておくと、早めに買い替えなどを検討することができるでしょう。寿命を示すサインを知るとともに、寿命を延ばすコツなども覚えておき、少しでも長く使えるよう工夫してみてください。