ベビー用品を処分・廃棄する方法は? まとめて回収してもらうことは可能?

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これから赤ちゃんが生まれてくる、というご家庭に必要なものといえばベビー用品です。哺乳瓶やベビー服・オムツといったこまごまとしたものや、ベビーベッドやベビーチェア・ベビーカー・チャイルドシートのような大型で高価なものまで、その種類はたくさんあります。そのため、ベビー用品を使用する時期が過ぎ、不要になったものの処分方法に悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、今回は不要になったベビー用品の処分方法や廃棄方法を解説します。

  1. ベビー用品が不要になった際に悩みがちなこと
  2. ベビー用品の処分方法
  3. 不用品回収業者を利用する方法
  4. ベビー用品の処分・廃棄に対するよくある質問

この記事を読んでいれば、もうベビー用品の処分方法に悩むことはありません。ベビー用品が不要になったという方は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.ベビー用品が不要になった際に悩みがちなこと

始めに、ベビー用品が不要になった場合、起こりがちな困りごとを紹介します。どのようなことが起こりやすいのでしょうか?

1-1.不要になりやすいベビー用品とは?

ベビー用品にはいろいろな種類があります。前述のとおり哺乳瓶やベビー服、マザーズバッグなどのこまごまとしたものから、ベビーベッド・チャイルドシートといった大型のものも必要です。そんなベビー用品の中でも、ベビーベッドやベビーカーなどの大型製品が不要になりやすいでしょう。また、大型なベビー用品は捨てにくいため、処分方法に悩む方も珍しくありません。

1-2.なぜ、大型のベビー用品が不要になりやすいのか?

大型のベビー用品は、使える期間が短い傾向にあります。たとえば、ベビーベッドは、赤ちゃんがつかまり立ちをする8か月くらいから転落の危険が出てくるため、使わなくなるというケースが多いのです。また、ベビーカーも赤ちゃんが大きくなってくるにしたがって、より軽くてコンパクトなバギータイプの方が便利になります。
最も使用期間が長いのはチャイルドシートですが、それも数年で不要になるケースが多いでしょう。
また、ベビー服は1か月ごとにサイズチェンジしていく赤ちゃんも珍しくなく、不要になりやすいベビー用品です。

1-3.お下がりができない理由

ベビー用品が不要になった場合、かつてはお下がりとして必要になった人に譲るのが一般的でした。しかし、近年はベビー用品のモデルチェンジが頻繁です。毎年のようにより使いやすい製品が発売され、人気も移り変わります。また、ベビー用品は汚れやすく、使っているうちにどうしてもくたびれてくるでしょう。服ならば洗濯をすればある程度きれいになりますが、大型のベビー用品はきれいにするのも限度があります。そのため、使用感のあるベビー用品は敬遠されることも多いでしょう。

1-4.ベビー用品は捨てられない?

ベビー用品はそれなりに高価です。ベビーカーやベビーベッドは数万円代が相場で、ベビー服は大人と同じくらいの値段のものも珍しくありません。一式そろえれば10万円以上かかるでしょう。中には、「買ったはいいけれどほとんど使わなかった」というものもあるかもしれません。そのため、「不要になったけれど捨てられない」という人もいます。しかし、ものはしまっておくだけでも劣化していくものです。特に、プラスチックや金属が劣化した場合、事故につながることもあるでしょう。そのため、何年も保管しておいたベビー用品を使うのは危険でもあります。

1-5.お下がりをあげる相手がいない

現在の日本は少子化がすすみ、ひとりっこも珍しくありません。そのため、お下がりをあげたくてもあげる人がいない、という問題もあります。また、兄妹で性別が違ったり趣味が合わなかったりしても、お下がりは使いにくいでしょう。

2.ベビー用品の処分方法

この項では、不要になったベビー用品の処分方法を紹介します。どのような処分方法があるのでしょうか?

2-1.自治体にゴミとして回収しもらう

ベビー用品は、自治体でゴミとして回収してもらうことができます。自治体やベビー用品の種類によって何ゴミに分類されるかは異なりますので、分からない場合は市役所のホームページなどを確認してみてください。ベビーベッドなどの大型なものは回収料がかかることもあります。この場合は指定された方法で料金を払い、料金を払った証明のシールなどを貼って出しましょう。
なお、ベビー用品が1か月に1度程度しか回収日のないゴミに指定されることもありますので、計画を立てて処分をしていく必要があります。

2-2.ベビー用品を譲渡できる場所

幼稚園や保育園のバザーや自治体の広報誌などを利用すれば、ベビー用品の譲渡先が見つかりやすいでしょう。また、NPO法人などがベビー用品の寄付を募っている場合もあります。インターネットで「ベビー用品・寄付」と検索すれば、譲渡先も見つかりやすいでしょう。寄付や譲渡をする場合は、ベビー用品を一度洗濯したり洗ったりしてできる限りきれいにして渡してください。壊れているものや穴の開いたもの、古すぎるものなどは譲渡できませんので、注意しましょう。

2-3.ベビー用品を売却したい場合

ブランドもののベビー服や、使用頻度が少なくきれいなおもちゃやベビー用品は、売却できます。ブランドもののベビー服は専門のリサイクル店もありますので、利用してみてもよいでしょう。フリーマーケットやインターネットオークションなどを利用しても、よいですね。
リサイクルショップに査定に出す場合は、可能な限りベビー用品をきれいにして付属品や外箱などもそろえておきましょう。フリーマーケットに出す場合は高値をつけすぎず、こまごまとしたものはまとめ売りをしてもいいですね。
インターネットオークションに出す場合は、メーカーや購入した年・汚れ具合などを記載し、多方向から撮影した写真を添付すると入札者も安心して入札できるでしょう。

3.不用品回収業者を利用する方法

この項では、不用品回収業者を利用してベビー用品を処分する方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.不用品回収業者とは?

不用品回収業者とは、家庭から出る不用品を基本的に有料で回収してくれる業者です。パソコンなど、リユースや部品のリサイクル率が高い製品の場合は、パソコン処分本舗のように無料で回収している業者もあります。

3-2.不用品回収業者の利用方法

不用品回収業者の利用方法は、自宅に回収に来てもらう方法や、不用品を段ボールに詰めて業者に送る宅配回収などがあります。パソコン処分本舗では、パソコンと同梱(どうこん)できれば、ベビー用品を無料で回収していますので、ぜひ利用してみてください。こまごまとしたベビー用品とパソコンが同時に不要になったという場合は、とても便利です。また、ベビー用品だけの回収も送料のみで行っています。

3-3.業者選びのコツ

不用品回収業者は、自分でインターネットやイエローページなどを探して依頼しましょう。街を軽トラックなどで不用品回収を呼びかけながら走っている業者や、頻繁にセールスの電話をかけてくる業者に依頼すると、不当に高い料金請求などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。優良な業者は、依頼者の方からコンタクトを取ってくるので、過剰に宣伝をしたり街を宣伝しながら車で走ったりする必要はありません。
また、「何でも無料で回収します」という業者にも注意しましょう。現在はゴミを処分するのにお金がかかります。パソコンなどリサイクルできる部品がたくさんある製品以外は、無料で回収すれば赤字が増えるだけです。別名目でお金を請求されるトラブルも多いので、注意しましょう。

3-4.利用の方法

不用品を宅配回収してもらいたい場合は、不用品を指定された大きさの段ボールに入れて所定の宛先へ送るだけで大丈夫です。パソコン処分本舗を利用したい場合は、ホームページ内の郵送方法を確認してください。
回収に来てもらいたい場合は電話やメールで業者に申し込みを行い、見積もりを作成してもらいます。金額に納得がいったら回収に来てもらいましょう。大型家具や家電・ベビー用品などを一度に処分したい場合は、回収に来てもらった方が便利です。

4.ベビー用品の処分・廃棄に対するよくある質問

Q.ベビー用品はどのくらい古いものまで、売却が可能ですか?
A.3~5年を1つの目安にしましょう。それ以上古いベビー用品は、劣化が激しくなっている可能性があります。

Q.ベビー用品は、メーカーで回収などはしていないのですか?
A.現在のところ、行ってはいません。

Q.ベビー布団などは売却可能でしょうか?
A.きれいなものでしたら、買い手がつくこともあります。

Q.新品に近い状態のものでも、売れないものはあるでしょうか?
A.赤ちゃんが口に含むものや、肌に直接身につけるものは売却できないものがあります。哺乳瓶の乳首やおしゃぶり、口に含むことの多いおもちゃなどです。

Q.ブランドもののベビー服は、汚れていても売れますか?
A.あまりに目立つ汚れがついている場合は、売れません。

Q.自治体が回収できないベビー用品はあるでしょうか?
A.現在のところは、ほぼありません。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回はベビー用品の処分・廃棄方法を解説しました。きれいなベビー用品は処分しにくいと思いますが、取っておいても劣化するばかりです。ある程度探してみて引き取り手がいなければ、思い切って処分しましょう。また、ベビー用品は最初からすべてをそろえるのではなく、必要な分だけ買い足していく方がおすすめです。