横浜市で電子レンジを処分するには? ゴミの分類や自治体以外の処分方法も

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横浜市で電子レンジを処分する場合、一体何ゴミになるのか悩んでいる方は多いでしょう。電子レンジの処分方法は自治体によって異なるため、捨てる前に自治体のホームページ等で確認しておかなければなりません。また、自治体で処分するほかにも、さまざまな処分方法があります。

本記事では、電子レンジを横浜市で処分する方法や注意点などについて解説しましょう。

  1. 横浜市で電子レンジは何ゴミになるのか?
  2. 自治体の粗大ゴミ回収で処分する方法
  3. 不用品回収業者に依頼する方法
  4. まだ使える電子レンジは買取に出せることも
  5. 電子レンジの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、横浜市で電子レンジをお得に処分するコツなどが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.横浜市で電子レンジは何ゴミになるのか?

まずは、横浜市で電子レンジは何ゴミになるのか、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.電子レンジは粗大ゴミ

横浜市のホームページをチェックしてみると、電子レンジは粗大ゴミ扱いとなっています。一般的に、一辺が30cm以上となる家電類は家電リサイクル法の対象品目を除いて、粗大ゴミになるでしょう。粗大ゴミは、可燃ゴミや不燃ゴミといった普通のゴミとは違う方法で処分しなければなりません。いつものゴミ捨て場に持っていかないように気をつけてください。また、電子レンジ台(多機能製品を含む)も、電子レンジと併せて粗大ゴミ扱いとなります。

1-2.粗大ゴミ処理手数料は500円

可燃ゴミや不燃ゴミの処分はお金がかかりませんが、粗大ゴミは品物や大きさなどによって決められた処理手数料を支払う必要があります。処理手数料を支払うことで、適切な方法で電子レンジを廃棄できるのです。なお、電子レンジの処理手数料は横浜市の場合、500円となっています。コンビニやスーパーで販売されている粗大ゴミ処理券(シール)の購入時に支払ってください。

2.自治体の粗大ゴミ回収で処分する方法

ここでは、自治体の粗大ゴミ回収で処分する方法を解説します。

2-1.収集を依頼する

一般的に、電子レンジを横浜市で処分する場合、粗大ゴミの回収を依頼することになります。収集を依頼する場合、決められた地域の回収指定場所に持っていかなければなりません。主な流れは以下のとおりです。

  1. LINE・チャット・インターネット・電話で事前に回収を申し込む
  2. コンビニ等で粗大ゴミ処理手数料を支払い、収集シールを購入する
  3. 収集シールを目立つところに貼る
  4. 回収指定場所に収集日当日の朝8時までに持っていく

横浜市の場合は、粗大ゴミの回収依頼に事前の申し込みが必要です。電話で申し込む場合、一般加入電話などからは0570-200-530、携帯電話などからは045-33-3953に連絡してください。なお、こちら(横浜市のホームページ)からでも申し込みが可能です。回収指定場所は、申し込みの際に確認できるので、しっかりとチェックしておきましょう。

2-2.自分で市内の施設に持ち込む

回収を依頼する方法のほか、自分で電子レンジを市内の施設に持ち込むこともできます。自己搬入の場合は、横浜市の施設いずれかに持ち運ぶだけでOKです。施設は以下の4箇所となっています。

  • 鶴見資源化センター(鶴見区末広町1-15-1):受付時間 9~12時、13~16時
  • 港南ストックヤード(港南区日野南3-1-2):受付時間 9~12時、13~16時
  • 長板谷ストックヤード(緑区寺山町745-45):受付時間 9~12時、13~16時
  • 神明台ストックヤード(泉区池の谷3949-1):受付時間 9~12時、13~16時

なお、施設に持ち込む場合も事前の申し込みが必要になるので注意してください。また、自己搬入施設における粗大ゴミの受け入れ制限があります。電子レンジ以外にも処分したい不用品があれば、それぞれの搬入施設に持ち運ぶ前に受け入れ制限を確認しておきましょう。

2-3.PCBが使われている電子レンジは要注意

昭和47年以前に製造された電子レンジには、PCB(ポリ塩化ビフェニル)が使用されているので、自治体回収を依頼する前に除去してもらう必要があります。PCBが使われている電子レンジをそのまま処分してしまうのは非常に危険で、環境破壊につながるからです。そのため、昭和47年以前に製造された電子レンジは、念のため、メーカーに依頼しPCBを除去してもらってから粗大ゴミとして処分しましょう。

3.不用品回収業者に依頼する方法

ここでは、不用品回収業者に依頼する方法と注意点を解説します。

3-1.スピーディーかつまとめて処分できる

自治体回収以外の処分方法として、不用品回収業者に依頼する方法があります。不用品回収業者はさまざまなジャンルの品物を回収しているため、不用品をまとめて捨てることができるでしょう。出張回収を利用すれば、わざわざ自分で運ぶ必要はありません。自治体回収の場合、粗大ゴミの回収日が決まっているのですぐに処分できませんが、即日可能な回収業者ならスピーディーに捨てることができるでしょう。すぐに処分したい・ほかにも捨てる不用品があるという方は、不用品回収業者への依頼も検討してみてください。

3-2.見積書の内容を要チェック!

不用品回収業者に依頼する場合、不用品の量が多いほど費用が高くなってしまいます。回収業者によっては、基本料金+回収費用+出張・運搬費用がかかるところもあるので、依頼する前に見積書の内容を確認することが大切です。あくまで目安ですが、電子レンジ1台あたりの回収費用は、約3,000~4,000円でしょう。具体的な費用に関しては、無料見積もりを依頼してください。念のため、追加費用の発生条件等も確認しておきましょう。

3-3.回収業者選びのポイント

どの不用品回収業者に依頼すればいいのか分からない……と悩んでいる方は、以下のポイントに注目してください。

  • 古物商や産業廃棄物収集運搬などの許可を取得しているか
  • サービス内容についてホームページに記載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 実際に利用した人の口コミや評判がいいか

上記のポイントを押さえつつ、複数の業者を比較することで信頼できる回収業者へ依頼できるでしょう。少しでも疑問を抱いたら、きちんと考えて依頼すべきか決めることをおすすめします。

4.まだ使える電子レンジは買取に出せることも

ここでは、電子レンジの買取について解説します。

4-1.正常に使える電子レンジは買取対象

「まだ使えるのにもったいない」と悩んでいる方は、電子レンジを買取に出すといいでしょう。稼働に問題なく正常に使える状態であれば、ほとんどの買取専門店やリサイクルショップで買い取ってもらうことができます。自治体回収として処分するとお金がかかりますが、買い取ってもらうことができれば処分費用はかかりません。査定額の分だけお金を得ることができるため、新しい電子レンジの購入を考えている方には最適な方法といえるでしょう。ただし、すべての電子レンジが買取対象になるわけではないので注意が必要です。不具合が出ていたり壊れていたりするものは、買取不可になる可能性があります。

4-2.国内メーカーで新しい製品ほど高く売れる

電子レンジは平均寿命が10年といわれているため、10年以上使い続けているものは買取不可になるかもしれません。逆に、発売時期が最近の新製品で国内メーカーであるほど、高価買取が期待できます。目安となりますが、以下に主なメーカーの買取額をピックアップしました。

  • シャープ:約3,000~25,000円
  • パナソニック:約3,000~20,000円
  • 日立:約9,000~12,000円
  • ハイアール:約2,000~8,000円
  • 東芝:約3,000~12,000円
  • 山善:約1,000~5,000円
  • アイリスオーヤマ:約2,000~5,000円

また、多機能型の電子レンジといった上位モデルほど、中古市場で需要があるので高価買取が期待できるでしょう。複数の業者に無料査定を依頼し、高額な査定額がついたところで売却するのも選択肢の1つです。

4-3.ネットオークションやフリマアプリで売る

主な買取先は、買取専門店やリサイクルショップとなりますが、自分で売るならネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。登録すれば希望額で出品でき、全国から買い手を見つけられる点が大きなメリットといえるでしょう。ただし、ネットオークションやフリマアプリでは、人気メーカーで発売時期が遅いものから売れている傾向があります。長年使用してきた電子レンジや、古い型番のものは売れない可能性が高いでしょう。

5.電子レンジの処分に関してよくある質問

電子レンジの処分でよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.買い換えの場合はどうすべきか?
A.新しい電子レンジの購入を検討している方は、購入店に古いものを回収してもらえるか尋ねてみてください。販売店や家電量販店によっては、新しいものを購入する代わりに、古いものを回収するサービスを行っているところがあります。ただし、回収費用がかかったり、条件が決められていたりすることもあるので、事前の確認が必要です。中には、下取りサービスを行っている店舗もありますが、ごくわずかでしょう。

Q.自治体以外の方法で処分費用を安く抑える方法は?
A.欲しがっている人に譲る方法があります。たとえば、新生活を迎える人や社会人になる人は、電子レンジなど生活家電を安く抑えたいものです。そのため、多少古くても無料ならもらってくれるかもしれません。近くに電子レンジを欲しがっている人がいないか、聞いてみるといいでしょう。できるだけ、処分費用を抑えるために分解して不燃ゴミとして処分しようとする人が稀(まれ)にいますが、分解はとても危険なので絶対にしないでください。

Q.高く売るコツは?
A.なるべく電子レンジを高く売りたい方は、取扱説明書や外箱といった付属品をそろえてください。付属品を一式そろえることで数千円、査定額がアップすることもあります。また、汚れている部分やホコリなど、きれいに拭き取ることも大切です。汚れがついている状態の電子レンジは古い印象を与えるため、査定額が低くなる可能性があります。できるだけきれいに掃除して、購入時の状態に近づけることが高価買取のポイントです。

Q.無料回収業者に依頼しても大丈夫なのか?
A.無料回収の理由がきちんと記載されている業者なら、依頼しても問題ありません。逆に、なぜ無料で回収してくれるのか、理由をホームページ等に記載していない業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。無料回収の理由がきちんと記載されているか、事前にチェックしておきましょう。なお、パソコンや家電を中心に回収を行っているパソコン処分本舗では無料回収が可能です。回収したものをメンテナンスし再販したり、部品として販売したりすることで、回収にかかるコストを抑えることができています。無料見積もりも行っているのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

Q.回収業者とよくあるトラブルは?
A.回収後に追加料金を請求された・回収してもらったものが不法投棄されていたなどのトラブルが多発しています。回収してもらったものが不法投棄されていた場合、持ち主である消費者が責任を問われることになるので注意しておかなければなりません。回収業者とのトラブルを未然に防ぐためにも、きちんと業者選びのポイントを踏まえ、ホームページ等で会社情報を確認することが大切です。

まとめ

横浜市で電子レンジを処分する場合、粗大ゴミ扱いとなります。粗大ゴミとして処分する際は、可燃ゴミや不燃ゴミとは処分方法が異なるので注意してください。粗大ゴミ処理券を購入したり、指定回収場所へ運んだりしなければなりません。すぐに処分したい・ほかにも処分したい不用品があるという方は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。中には、無料回収を行っているところもあるので、複数の業者を比較しながら安心できるところを選んで依頼しましょう。回収業者とのトラブルを防ぐためにも、慎重に業者を見極めることも大切です。