iPodの処分方法は? 処分前にすべきことや注意点など

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オシャレなデザインで高機能なiPodは、人気の音楽プレーヤーです。流行に乗って購入したけれどスマホで音楽を聴くようになった・壊れた・新しいものに買い替えるなどで、要らなくなったiPodを処分することになるでしょう。しかし、「処分方法が分からない……」と悩んでいる方は多いはずです。

そこで本記事では、iPodの基礎知識や処分の前にすべきこと・処分方法などについて説明します。

  1. iPodとは?
  2. iPodの処分について
  3. iPod処分の前にしておくこと
  4. iPodの処分~自分でする場合
  5. iPodの処分~リセール・買い取りについて
  6. iPodの処分~無料回収について
  7. iPodの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、iPodを正しく処分するために必要な情報が分かります。処分方法を知りたい方や処分したい方は、ぜひ参考にしてください。


1.iPodとは?

正しく処分するためには、iPodの基本情報を把握しておかなければなりません。ここでは、iPodの概要や種類、人気・最近の傾向について説明します。

1-1.どんなものか

iPodは、米アップル社から販売されているデジタルオーディオプレーヤーです。何千曲もの音楽を保存することができ、好きなときに再生して楽しめます。また、最新のモデルでは、音楽の再生以外にビデオ・写真の表示や再生、本体だけで音楽の購入が可能です。パソコン(Windows/Mac)とiTunesというパソコン用ソフトを使用して、音楽をCDから取り込み、iPod本体に転送できます。

1-2.種類

2017年現在、iPodの種類は、iPod touch、iPod nano、iPod Shuffle、iPod mini、iPodの5種類があります。それぞれの特徴を以下に記したので、ぜひチェックしてください。

  • iPod touch:タブレットのiPadと同じiOSを搭載した多機能モデル。大画面タッチスクリーン登載で、画面を指先でタッチし操作ができる
  • iPod nano:フラッシュメモリーを搭載した小型・薄型モデル
  • iPod Shuffle:シリーズの中でも最小・最軽量のモデル。コンパクトサイズで持ち運びしやすい
  • iPod mini:携帯型音楽プレーヤーで、小さめのサイズが特徴的
  • iPod:ハードドライブ内蔵のiPodで、大きなワイドスクリーンのカラーディスプレイを搭載

1-3.人気・最近の傾向

最近のiPodは、1台でさまざまな機能が活用できます。音楽を聴く以外にも、ゲーム・写真・動画が再生でき、パソコン周辺機器的な使い方も可能です。iPodの種類によって使い方が異なるため、使用目的に合った種類を選ぶ方が増えています。近年は、フィットネスやジム・ジョギング専用でiPodを利用している方もいるようです。しかし、iPodの音質はほかのメディアプレーヤーよりも高くないため、同じ音質で再生できるスマートフォンで充分という方も増えています。

iPodは、オーディオプレーヤーなんですね。
はい。インターネットに接続することもできます。

2.iPodの処分について

iPodを処分する前に、ゴミの分類や小型家電リサイクル法について把握しておかなければなりません。

2-1.何ゴミに分類されるか

「不燃ゴミとして捨てる」という方が多いですが、おすすめしません。なぜなら、最新のモデルには、レアメタルなどの貴重な資源が入っているからです。不燃ゴミで処分すれば、これらの資源が無駄になってしまいます。

2-2.小型家電リサイクル法の対象か?

小型家電リサイクル法は、小型家電に含まれている貴重な資源をリサイクルする法律です。資源を無駄にしないために、平成25年4月1日より施行されました。iPodは小型家電リサイクル法の対象品目となるため、自治体のルールに従って処分してください。詳細は、【4.iPodの処分~自分でする場合】で説明するので要チェックです。

リサイクルするのがおすすめなんですね。
はい。Apple社でも回収しています。

3.iPod処分の前にしておくこと

iPodを処分する前に、しておくべきこととデータの消去・注意点について説明します。

3-1.処分前にしておくべきこととは

処分前に、iPodが正常に稼働できるか、状態を確かめてください。壊れていない場合は、買い取ってもらえる可能性があります。また、iPodにはリチウムイオンのバッテリーが付属されているのです。保証期間を過ぎている場合でも、iPodのバッテリーサービスが利用しリサイクルができます。バッテリーの寿命が近づいている場合は交換して、買い取りに出したほうが良いでしょう。貴重な資源となるため、自治体のゴミで捨てないように注意してください。リチウム電池の買い取りは可能ですが、寿命が近いもの・使えないものなどは買い取り不可となります。また、回収ボックスの設置を行っている自治体では、リサイクル回収が可能です。スーパーマーケットやホームセンター・家電量販店にも回収ボックスが設置されていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。

3-2.データについて

処分前に、iPodに含まれているデータをすべて消去しなければなりません。新モデルは、動画・写真のデータなどを保存できるため、個人情報が流出するおそれがあります。データ消去の方法は、以下の2とおりです。

<パソコンと接続して消去する方法>

  1. iTunesを起動して、USBケーブルでパソコンとiPodを接続する
  2. iTunesの左メニューに表示されるiPodを選択し、復元をクリックする
  3. 復元の開始→完了すれば再起動

<設定画面から消去する方法>

  1. 設定画面を開き、一般欄からリセットをタップする
  2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしたら完了

3-3.注意点

消去する前に、iPod内に含まれているデータを別のデバイスへ移しておかなければなりません。USBケーブルでパソコンとiPodを接続した後、データのバックアップを取ってください。きちんとバックアップしてから、データを消去しましょう。

買取してもらえる可能性もあるんですね。
はい。iPodは、中古でも一定の需要があります。

4.iPodの処分~自分でする場合

iPodを自分で処分する場合は、アップルの回収・自治体の回収ボックス・販売店などの引き取りサービスがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリット、費用についてチェックしておきましょう。

4-1.アップルの回収

販売元であるアップルに回収を依頼することができます。アップルのリサイクルプログラムは、使用済みのiPodとiPhoneの本体が対象です。付属品は回収不可となるため、別の方法で処分しなければなりません。また、引き取り対象外の製品もあるので、事前にホームページで確認しておきましょう。近くに、アップルストアがある場合は、直接iPodを持って行き、処分手続きをすることもできます。

4-2.回収ボックス

小型家電リサイクル法に基づいて、自治体の中には回収ボックスを設置しているところがあります。回収ボックスに投函(とうかん)すれば、無料で処分可能です。回収ボックスの設置場所などの検索は、「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」でできます。ぜひ検索してみてください。

4-3.販売店などの引き取り

販売店の中には、iPodなどの小型家電類引き取りサービスを行っているところがあります。店舗によって引き取りに費用がかかるのか、無料か異なるので要注意です。また、すべての店舗が引き取りを実施しているわけではありませんので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

Apple社に回収してもらえれば確実ですね。
はい。Appleストアが近くにある場合は利用しましょう。

5.iPodの処分~リセール・買い取りについて

故障がなく、普通に使える状態であれば、リセール・買い取りとして処分ができます。ここでは、中古需要や買い取り・リセールできるiPodの特徴・リセールの方法・手数料や手間などについてチェックしましょう。

5-1.中古需要は?

世間に広く知れ渡っているアップル製品は、人気があります。次々と新モデルが登場しているため、販売年月日が新しいものほど中古需要が高いでしょう。最新モデルは、高く売れる可能性があります。リセールする前に、いつ発売されたのか、製品モデルについて把握しておきましょう。

5-2.買い取り・リセールできるiPodの特徴

基本的に、買い取り・リセールできるiPodは、壊れていないものです。正常に稼働できるものや新品状態に近いもの・目立つ傷や汚れがついていないものなどは、買い取りできる可能性があります。特に、発売されたばかりの最新モデルは、高価買い取りが期待できるでしょう。

5-3.リセールの方法

買い取り業者(リサイクルショップ)や買い取りを行っている回収業者・ネットオークションがあります。近くに、店舗がある場合は、直接持ち込んで査定してもらうと良いでしょう。幅広い商品を扱っている買い取り業者では、納得できない買い取り額になることもあります。アルバイトが査定を行えば、相場よりも下がるでしょう。自分で出品額が設定できるネットオークションを利用するのも方法の1つですが、取り引き相手とのトラブルが後を絶ちません。「商品を送っても入金されない」「ケチをつけられた」などのトラブルにならないためには、取り引き相手を見極める必要があります。

5-4.手数料・手間などについて

買い取ってもらえば、処分費用がかかりません。しかし、買い取り不可になれば、業者への回収依頼で処分費用がかかります。また、処分方法を模索しなければならないため、時間がかかるでしょう。リセールの前に、iPodの状態をきちんと把握することが大切ですね。

5-5.注意点

iPodが買い取り対象になるのか不安な方は、1度査定に出してみてください。査定を依頼する際は、きちんとスタッフが商品をチェックしているのか注目しましょう。中には、きちんと査定をしてくれない業者もあるので要注意です。

壊れていないiPodなら売却できる可能性が高いんですね。
はい。ただし、あまりに古いiPodは売却できない可能性があります。

6.iPodの処分~無料回収について

iPodなどの小型家電を、無料回収している業者に依頼するのも方法の1つです。無料回収業者の選び方や注意点・便利な宅配回収について説明します。

6-1.無料回収業者の選び方

無料回収業者の中には、不正行為を働く業者がいます。優良業者と悪徳業者を見極めるためには、以下のポイントに注目すると良いでしょう。

  • 無料回収ができる理由が明確になっている
  • 丁寧でスピーディーな対応
  • 都道府県から古物商の許可を取得している
  • 宅配回収の送料が無料
  • 口コミや評判が良い
  • 回収方法が選択できる

6-2.注意点

基本的に、都道府県からの許可を取得していなければ、回収作業を行うことができません。許可番号がホームページに記載されていない業者は、悪徳業者の可能性が高いので要注意です。また、無料回収と偽って、回収後に追加料金を請求するケースがあります。回収を依頼する前に、手数料や送料の有無や無料回収の理由が明確になっているのか、細部まで確認してください。

6-3.便利な宅配回収について

パソコン・不用品の無料回収を行っている「パソコン処分本舗」は、持ち込み回収・出張回収のほかに、全国対応の宅配回収が利用できます。対象商品が1点でもあれば、送料無料で回収可能です。対象商品は、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニター・液晶テレビ・スマートフォン・タブレット端末・ゲーム機器などがあります。対象商品が含まれていれば、送料有料商品を同時にいくつでも同梱(どうこん)できるのでおすすめです。

iPodを無料回収してくれる業者もあるんですね。
はい。リサイクルしてもらえるので、利用してみてもいいでしょう。

7.iPodの処分に関してよくある質問

iPodの処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

7-1.iPod買い取り額の相場が知りたい

一般的に、買い取り額は、販売額のおよそ5~10%と言われています。発売されてから日にちが経過していないものや新品状態に近いものほど、高価買い取りが期待できるでしょう。複数の業者に見積もりを依頼して、高値がついた業者を選ぶのも方法の1つです。

7-2.高価買い取りのコツとは?

購入したときについてきた専用ケースや取扱説明書・イヤホンなどの付属品を一緒に提出すると、買い取り額がアップする可能性があります。また、ホコリや汚れがついている場合は、キレイに掃除してください。

7-3.iPodのお得な売却時期はいつか?

iPodは年々、新モデルが登場しています。新製品が登場するたびに、旧製品の価値が下がるので早めに売却したほうが良いでしょう。

7-4.故障していても宅配回収はできるのか?

パソコン処分本舗」の場合は、故障しているものでも回収が可能です。故障品は修理用パーツに分解して再利用しているからこそ、無駄な費用をかけず、無料回収ができます。

7-5.宅配回収における梱包(こんぽう)はどうすべきか?

梱包方法は業者によって異なりますが、「パソコン処分本舗」の場合は、製品をダンボールに入れて破損しないように新聞紙などを詰め込まなければなりません。付属品があれば、一緒にダンボールの中へ入れてください。詳細は、こちら(ホームページ)に記載されているので要チェックです。

まとめ

いかがでしたか? iPodは有名な米アップル社が製造しているデジタルオーディオプレーヤーです。音楽はもちろんのこと、動画や写真の取り込み・再生などができます。主な処分方法と言えば、アップル社による回収・自治体の回収ボックス・販売店の引き取り・リセール・回収業者になるでしょう。それぞれの方法やメリット・デメリットが異なるため、きちんと把握して状況に合った方法を選択することが大切です。知識を身につけておけば、上手に処分できるでしょう。