ブルーライトがもたらす影響は? 今すぐ実践すべき対策も紹介!

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「ブルーライトが人体に与える影響について知りたい」という人は多いでしょう。パソコンやスマホ・ゲーム機などから放出されるブルーライトには、悪いイメージがあると思います。果たして、具体的にどんな影響があるのでしょうか。

この記事では、ブルーライトが人体に与える影響や、ブルーライトの影響を避ける方法などを詳しくご紹介します。

  1. ブルーライトとは?
  2. ブルーライトが人体に与える影響
  3. ブルーライトの影響を避けるには?
  4. ブルーライトの影響に関するよくある質問

この記事を読むことで、ブルーライトに関する正しい知識や、簡単にできるブルーライト対策などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。


1.ブルーライトとは?

まずは、ブルーライトとは何なのか、ブルーライトをめぐる問題にはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。

1-1.強いエネルギーを持つ光のこと

ブルーライトとは、可視光線の中でも最も強力なエネルギーを持つ光のことです。太陽光にも含まれているブルーライトは、パソコンやスマホ・ゲーム機などの液晶画面からも発せられています。紫外線に最も近いといわれるほど強いエネルギーを持っているため、私たちの体にもさまざまな影響を与えることが分かっているのです。

1-2.現代人の生活にはブルーライトがあふれている

近年問題になっているのが、現代人の生活においてブルーライトを浴びる時間が増え続けているということです。スマホの急速な普及をはじめ、パソコンやタブレットを長時間使用して仕事をすることや、照明にLEDを使用することが増えています。また、小学生のうちからスマホやゲーム機によるブルーライトの影響を受け続けている子どもも多く、さまざまな健康被害が懸念されているのです。

2.ブルーライトが人体に与える影響

ブルーライトが私たちの体に与える影響には、どのようなものがあるのでしょうか。

2-1.目への影響

目の組織や視力に及ぼす影響についてはまだはっきりと分かっていないのが現状です。パソコンやスマホを長時間見ていると目が疲れるのは、まばたきが減って目が乾燥することに原因があると考えられています。しかし、ブルーライトは波長が短いため、目の表面が乾燥しているとうまく目の中に入っていかず、ピントが合いにくくなるのは確かです。つまり、見えにくさを解消するために目の筋肉を酷使することが、目の疲れを引き起こすとされています。

2-2.睡眠への影響

ブルーライトが体内時計を狂わせ、睡眠に影響を及ぼすことが分かっています。ブルーライトには、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制する働きがあるのです。私たちの体は、メラトニンの分泌量が減ると目が覚めるという仕組みになっています。しかし、日没後もブルーライトを浴び続けることで、本来眠くなるはずの時間になっても「眠れない」という事態が起きてしまうのです。夜遅くまでスマホやパソコンからブルーライトを浴びていると、「寝つくのが遅くなり、朝起きられない」というように、睡眠サイクルに変調をきたすことになってしまうでしょう。

3.ブルーライトの影響を避けるには?

ブルーライトの影響を避けるためのポイントをいくつかご紹介しましょう。

3-1.日没後はできるだけスマホやパソコンを見ない

日没後はできるだけブルーライトを浴びないよう、スマホやパソコンの操作を控えましょう。特に、寝る直前まで布団の中でスマホを見ている人は要注意です。就寝前は、アロマの香りを楽しみながら好きな音楽を聴いたり、ストレッチしたりするなど、スマホ以外の楽しみを見つけるようにしてください。

3-2.ブルーライト軽減機能を使う

iPhoneを使用している人は、「Night Shift」というブルーライト軽減機能を利用するのがおすすめです。液晶画面を暖色系の色味に切り替え、放出されるブルーライトの量を減らすことができます。時間設定も可能なので、朝になったら元の色味に戻るようにしておくとよいでしょう。

3-3.ブルーライトをカットするグッズも

ブルーライトをカットする液晶保護フィルムやメガネなども販売されています。特に、ブルーライトカットメガネは、スマホ以外から出るブルーライトもカットしてくれるため、大変便利です。ただし、日中も使用していると体内時計が狂う原因になってしまうので夜だけ使うようにしましょう。

4.ブルーライトの影響に関するよくある質問

「ブルーライトの影響について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.子どものほうがブルーライトの影響を受けやすいというのは本当ですか?
A.子どもの場合、目の水晶体に濁りがない分、ブルーライトの影響を受けやすいといわれています。

Q.睡眠への影響を防ぐためには、就寝の何時間前までにスマホを見るのをやめたほうがよいでしょうか?
A.最低でも就寝の2時間前までにはやめることをおすすめします。

Q.ブルーライトの影響の大きさは、光源からの距離にも関係するのでしょうか?
A.関係します。光源からの距離が遠いほど影響が小さくなるため、スマホやゲーム機を使うときはできるだけ顔から離すように意識しましょう。

Q.暗い部屋だとブルーライトの影響を受けやすいというのは本当ですか?
A.はい。暗い部屋にいるときは瞳孔が開いているため、ブルーライトを吸収しやすくなります。

Q.部屋の照明をLEDにすると目が悪くなるのでしょうか?
A.照明の場合、目に入ってくるのは拡散された光であり、強いエネルギーを持ったまま光が網膜に到達するというわけではありません。LED照明の光を長時間見つめない限り、目への影響はほとんど心配ないでしょう。

まとめ

ブルーライトが人体に与える影響や、影響を受けないようにするための対策について、詳しくまとめました。ブルーライトの影響を知らずに、スマホやタブレット・パソコンなどを長時間使っていると危険です。最悪の場合は睡眠障害を引き起こす可能性もあるため、その怖さを十分理解しておきましょう。