ダイナブックの処分方法は? 買取や無料回収業者などを詳しく解説

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ダイナブックの処分にお困りではありませんか? お得に処分したいなら、メーカーによる回収や小型家電としてリサイクルする方法と併せ、PC専門業者の活用方法も覚えておくと安心です。また、正常な動作ができるものであれば、買取に出せる場合もあります。費用をかけずにダイナブックを処分する方法を覚えておきましょう。

  1. ダイナブックとは?
  2. ダイナブックの処分前にすべきこと
  3. 壊れていないダイナブックは買取できる?
  4. メーカー回収でダイナブックを処分する方法
  5. 小型家電としてダイナブックをリサイクルする方法
  6. PC専門業者を利用してダイナブックを処分する方法
  7. ダイナブックの処分でよくある質問

ダイナブックはリサイクルが求められるPC製品です。ゴミとして処分せず、リサイクルするように意識しましょう。また、業者の買取対象となるものの特徴なども覚えておいてください。


1.ダイナブックとは?

まず、ダイナブックの特徴や人気の理由などを見ていきましょう。

1-1.ダイナブックの特徴

ダイナブックは、ダイナブック株式会社が製造するパソコンです。1985年に初代ダイナブックが東芝から発売されました。ノートパソコンの先駆けとして登場し、軽量かつ薄型なボディーを持つのが特徴です。

1-2.日本ではシェア率が高いパソコン

ダイナブックは比較的リーズナブルなのに高性能なこともあり、日本でのシェア率が高くなっています。高精細な液晶画面を搭載しており、タッチパネルを導入したモデルも発表するなど、年々機能が向上しているため、より人気が上昇しているといえるでしょう。

2.ダイナブックの処分前にすべきこと

ダイナブックは、データ消去やデータ移行などを終えてから、安全に配慮して処分することが大切です。処分前にすべきことをまとめました。

2-1.個人情報保護のためにデータ消去は必ず行うこと

ダイナブックには、個人情報や企業の機密情報などがたくさん詰まっています。内部に保存してあるデータをきちんと消去し、情報漏えいが起こらないようにしなければなりません。情報漏えいが起きてしまうと、金融被害や個人情報の悪用など、取り返しのつかない事態を招きます。データ消去専用ソフトなどを使い、完全に読み取れない状態にしてから処分するようにしてください。

2-2.データ移行も忘れずに行うこと

データ消去を行う前に、データを外づけハードディスクやメモリーカードなどに移行しておきましょう。新しいパソコンを購入しても、データ移行をしたら、データを読み込んで新しいパソコンをスムーズに使用開始することができます。普段からデータをバックアップする習慣を持つことで、データ移行の手間を大幅に削減することができるでしょう。

2-3.周辺機器は取り外しておく

ダイナブックと周辺機器の処分方法は異なります。処分前に、すべて取り外しておきましょう。プリンターは、インクの取り外しが必要です。インクは、自治体が設置するリサイクル回収ボックスなどを利用して処分しましょう。

2-4.データ消去は初期化だけでは不十分

初期化は、データ消去を行うものではありません。工場出荷時の状態に戻すだけの簡単な作業であるため、データを復旧することができます。悪意ある第三者の手に渡った場合、情報漏えいが起こる可能性が高いでしょう。初期化だけでは不十分なので、必ずデータ消去専用ソフトを使い、完全に読み取ることができない状態にしてください。

3.壊れていないダイナブックは買取できる?

中古のダイナブックに買取需要はあるのか、どのような方法で買取が可能かなどを見ていきましょう。

3-1.状態がいいものなら中古需要が見込める

年式が新しいことに加え、傷や汚れなどがないダイナブックなら、買取価格がつく場合があります。また、ハイスペックなモデルなら、高額査定につながりやすいものです。中古需要が見込める人気機種は、以下を参考にしてください。

  • D71
  • Qosmio D710・D711
  • REGZA PC D711・D712・D731・D732・D81
  • AB25・35・45・55・65・75
  • AZ05・15・25・27・47・55・77・85
  • B351
  • B45・54・65・75
  • B454・554
  • BB35
  • KIRA  V63・634・73・83

3-2.業者に買取を依頼する

業者に買取を依頼する方法があります。雑貨を取り扱うリサイクルショップなどではなく、パソコンを専門に扱う業者がおすすめです。ダイナブックは人気があるため、専門業者のほうが高値で買取しやすいでしょう。パソコン回収業者の買取では、持ち込みや宅配を利用するケースが多くなっています。利用しやすい方法を選びましょう。また、オンライン査定などを利用し、複数の業者で査定を受けてから売却するようにしてください。

3-3.自分で売却する方法

ネットオークションやフリマアプリを使い、自分でダイナブックの売却をする方法もあります。出品する際は、年式・型番・仕様書などを詳しく記載し、傷や汚れがある部分の画像をきちんと表示するようにしましょう。自分で売却する場合、希望価格で出品できても、売れるタイミングを読むことができないのがデメリットです。処分を急ぐ場合は、業者を活用したほうがいいでしょう。

4.メーカー回収でダイナブックを処分する方法

パソコンは、メーカーによるリサイクル回収が義務とされています。メーカーによる回収方法を覚えておきましょう。

4-1.回収対象となるもの

メーカー回収を受けることができる機種は、ダイナブックのホームページで閲覧できます。2003年10月に施行された「資源有効利用促進法」に基づき、家庭用のパソコンにはPCリサイクルマークが付与され、メーカーによる無償回収の対象となりました。PCリサイクルマークがないものでも、有償での回収が可能です。キーボード・マウス・ケーブルなどの付属品も、購入時についていたものであれば、回収対象となります。ただし、取り扱い説明書・CD-ROM・プリンターなどは対象外です。

4-2.メーカー回収を依頼するときの流れ

メーカーへの依頼方法は、家庭用と事業用で異なります。以下の流れを参考にしてください。

【家庭用】
ダイナブックのホームページからリサイクルセンターに連絡します。回収の申し込みをした後、メーカーより輸送伝票(エコゆうパック伝票)が送付されるため、必要事項を記入し、ダイナブックをこん包してから、郵便局で発送手配をしてください。申込時は、型番と製造番号の確認が必要です。ファックスや電話でも申し込みできます。

【事業用】
事業用パソコンは、産業廃棄物として処理しなければなりません。ダイナブックリサイクルセンターに申し込みをした後、パソコン3R推進協会を経由して、台数に応じた処分費用の見積もりを出してもらいます。銀行振り込みで支払いを終えてから、メーカーの指定輸送会社に引き取りの依頼をし、日時を調整して回収してもらいましょう。指定輸送会社は、全国に10箇所設置されている回収拠点に持ち込みをします。回収拠点でのリサイクル完了後、パソコン3R推進協会から回収報告書を受け取ってください。

4-3.PCリサイクルマークがあるものは無償回収が可能

PCリサイクルマークが付与されている家庭用パソコンは、無償でメーカー回収を受けることができます。PCリサイクルマークがないものや事業用パソコンの場合、1台あたり3,000円程度の回収費用がかかるため、ダイナブックリサイクルセンターに事前確認をしておきましょう。

5.小型家電としてダイナブックをリサイクルする方法

ダイナブックを小型家電としてリサイクルする方法をご紹介します。

5-1.パソコンはリサイクルが義務づけられている

パソコンにはレアメタルが含まれているため、資源を有効活用する目的でリサイクル回収することが義務づけられています。ゴミとして処理せず、メーカーによる回収や買取などを利用しましょう。

5-2.ノートパソコンなら小型家電リサイクルボックスが利用できる

自治体では、小型家電リサイクルボックスを販売店や公共施設などに設置しています。小型家電リサイクルボックスの投入口に入る大きさのノートパソコンであれば、誰でも利用可能です。設置場所は、自治体のホームページで確認しましょう。

5-3.小型家電リサイクルボックスは費用がかからないのがメリット

小型家電リサイクルボックスを利用すれば、処分に費用がかからないのがメリットです。事前申し込みも必要ありません。メーカーへの申し込みや業者の手配などが手間と感じる方に適しているでしょう。ただし、設置場所まで持ち込まなければならないため、交通費は自己負担となります。

5-4.取り扱い説明書やCD-ROMなどは入れないこと

小型家電リサイクルボックスに投入できるのは、レアメタルなどを含む製品だけです。取り扱い説明書やCD-ROMなどは分別し、自治体のルールに従って処分してください。

6.PC専門業者を利用してダイナブックを処分する方法

PC専門業者を利用するメリットや流れなどをご紹介します。

6-1.サービスが充実している

PC専門業者は、周辺機器の回収やデータ消去などのサービスを、パソコンと同時回収なら、無料で行ってくれる場合が多いものです。また、事業用パソコンの回収も可能で、処分する数が多ければ出張対応してくれるため、運搬やこん包などの心配をする必要がありません。また、申し込みから回収まで迅速に対応してくれるので、時間と手間を大幅に削減できるのがメリットです。

6-2.業者を利用するときの流れ

PC専門業者は、インターネットで「パソコン 回収 業者」などのキーワードで検索して探します。業者の回収方法や費用などを比べ、条件に合うところを選んでください。

  1. 業者のホームページから申し込みをする
  2. 回収方法を選択(宅配・持ち込み・出張訪問)
  3. 訪問回収の場合は日時を調整して依頼する
  4. 宅配を選択した場合はこん包してから発送手配
  5. パソコンが業者に届いたら処分が完了

処分する台数が多い場合は、業者に問い合わせをし、回収方法などを相談してください。

6-3.無料回収ができる業者がおすすめ

PC専門業者では、回収したパソコンなどをリサイクルし、部品をリユースするなどして収益化するため、無料での回収が可能となります。業者が定める条件を満たしていれば、送料の負担もありません。PC専門業者なら、費用負担もなく手軽に利用できて便利です。無料回収を希望される方は、パソコン処分本舗までご相談ください。

7.ダイナブックの処分でよくある質問

ダイナブックの処分に関する質問を集めました。

Q.メーカーによる下取りはできないのか?
A.東芝ダイレクトパソコン下取りサービスでは、パソコンの下取りを行っています。他社製のパソコンも対象です。東芝ダイレクトでパソコンを購入した場合だけ、下取り価格が3,000円アップする特典がつきます。回収したパソコンはデータ消去を確実に行うため、情報漏えいなどの心配もありません。

Q.メーカー回収をファックスで依頼する場合、申込書の定型書式はあるのか?
A.はい、あります。ダイナブックのホームページから申込書をダウンロードが可能です。必要事項を記入し、ダイナブックリサイクルセンターへ送信しましょう。型番と製造番号を確認し、書き間違いがないように注意してください。

Q.PCリサイクルマークをはがしてしまった場合、無償での回収はできないのか?
A.はい、できません。1回はがしたものは貼り直しができないため、メーカーでは有償回収となります。また、購入時の箱に同こんされていたPCリサイクルマークを紛失した場合も同様です。

Q.PC専門業者では、どのような方法でダイナブックのデータ消去を行うのか?
A.PC専門業者のパソコン処分本舗では、論理的消去機・物理的破壊機・磁気データ消去装置を導入しています。物理的破壊は、ハードディスクそのものを壊すため、データの再読み込みが完全にできなくなる安全な方法です。回収したダイナブックの状態に応じ、適切な方法でデータ消去を行います。

Q.故障したダイナブックを無料で手軽に処分する方法とは?
A.PC専門業者に依頼する方法です。パソコン処分本舗なら、無料回収ができます。着払いで発送可能であるため、送料の負担もありません。お気軽にご利用ください。

まとめ

ダイナブックにはレアメタルが含まれているため、メーカーは回収したものをリサイクルすることが義務づけられています。メーカー回収や小型家電リサイクルボックスなどを活用しましょう。正常に動くダイナブックは、業者に買取してもらえる場合があります。買取査定は、複数の業者を比較することが大切です。また、PC専門業者なら、無料回収が可能なのに加え、データ消去も手がけています。お得に処分したい方は、PC専門業者のパソコン処分本舗までお問い合わせください。