windows7搭載のパソコンを廃棄したい人必見! 方法や注意点を徹底解説

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

2020年1月14日をもって、windows7のサポートが終了しました。これを機会に、パソコンを買い替えたいと思っている人もいるでしょう。その一方で、廃棄方法に悩んでいる人もいると思います。デスクトップパソコンは、どの自治体でもゴミとして回収することはできません。ノートパソコンも、小型家電としてリサイクル目的で回収するものの、ゴミとしては回収しないという自治体が多いでしょう。

そこで今回は、パソコンの正しい廃棄方法を紹介します。

  1. windows7のサポートが終了する影響
  2. windows7を利用し続けるリスク
  3. windowsをアップグレードするかどうかの判断基準
  4. 廃棄する前にデータを処分する
  5. windows7搭載のパソコンを廃棄する方法
  6. windows7を搭載したパソコンを廃棄する際によくある質問

この記事を読めば、パソコンを廃棄する際の注意点やwindows10にアップデートするか買い替えるかを見極めるポイントなども分かります。パソコンの廃棄を考えている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

1.windows7のサポートが終了する影響

始めに、windows7のサポートが終了することによって生じる影響を紹介します。

1-1.ウィルスに感染する危険性が増す

インターネットに接続しているパソコンは、常にコンピューターウィルスに感染するリスクがあります。ワクチンソフトを利用しても、完璧に防ぐことはできません。そこで、OSを定期的にアップデートを行うことで、ウィルス対策を行っています。サポートが終了すれば、アップデートもこれ以上行われません。ですから、ウィルスに感染する危険性が増します。

1-2.使えないソフトが出てくる

windowsに対応しているソフトでも、サポートが終了したものは対応から外れていきます。これから発売されるソフトは、ほぼwindows7に対応していないでしょう。使えるソフトがどんどん減っていきます。

2.windows7を利用し続けるリスク

windows7をそのまま利用し続けると、ウィルスに感染してパソコン内部の情報がネット上に流出する危険性が高まります。「自分のパソコンにはたいした情報がない」と思っても、住所や氏名だけでも悪用されれば大変です。また、個人情報が流出することにより、犯罪に巻きこまれる可能性も出てきます。企業の場合は、信用を失う可能性も高いでしょう。

3.windowsをアップグレードするかどうかの判断基準

windows7を10にアップグレードすることもできますが、どんなパソコンでも可能というわけではありません。この項では、アップデートするか、買い替えるかの判断基準のポイントを紹介します。

3-1.メーカーのサポートがあるかどうか

メーカーによっては、windowsがアップデートされることを見越してサポート態勢を整えているところもあります。サポート可能なマシンを持っているならば、アップグレードしても問題ありません。

3-2.マシンのスペック

windows10を快適に利用するならば、最低でもメモリが4G必要です。メモリが4G以下のパソコンでは、アップグレードしても快適に動きません。windows7搭載のパソコンの中には、メモリが2Gのマシンもあります。メモリを増設してアップグレードする方法もありますが、マシンが古い場合は買い替えの方がおすすめです。

3-3.マシンの使用年数

パソコンの寿命は5年前後といわれています。また、パソコンの延長保証は3年が一般的です。それ以上使用したパソコンは、買い替えの方がお得でしょう。

4.廃棄する前にデータを処分する

パソコンを廃棄する前に、データ処分が必要です。パソコン内のデータを処分する方法を紹介します。

4-1.パソコンに組み込まれているデータ消去法を実行する

メーカー製のパソコンの場合、あらかじめwindows7ごとデータを消去するプログラムが組み込まれています。メーカーのwebサイトや説明書を確認し、その方法を実行しましょう。なお、この方法でデータを消去すると、回復はほぼ不可能です。必要なデータは必ずバックアップを取ってください。

4-2.フリーソフトを利用する

パソコン内のデータを消去するフリーソフトを利用しても、データを消去できます。自作のパソコンなどは、これを利用してもいいでしょう。ただし、データが残ってしまったということもあるので、ソフトを実行後に確認が必要です。

4-3.HDDを破壊する

パソコンが壊れて立ち上がらないときは、HDDを取り出して物理的に破壊しましょう。HDDは比較的簡単に取り出せるので、金づちなどで叩いて壊せば、データを読み込むことができなくなります。

4-4.業者にデータ消去を依頼する

パソコン処分本舗のように、パソコンを回収している業者の中にはデータ消去を行っているところもあります。HDDの取り出し方が分からない、時間がない、という場合は、依頼してもいいでしょう。

5.windows7搭載のパソコンを廃棄する方法

この項では、windows7搭載のパソコンを処分する方法の一例を紹介します。

5-1.基本はメーカーに回収してもらう

パソコンはPCリサイクル法により、メーカーが回収し、リサイクルすることが定められています。ですから、基本はメーカーに回収してもらいましょう。回収方法は郵送が一般的です。メーカーのwebサイトから申し込めば、伝票が送られてくるのでパソコンをこん包して郵便局に持っていきましょう。windows7搭載のパソコンは、PCリサイクルマークが貼ってある製品が大部分なので、無料回収してもらえます。なお、キーボードやマウスなどの付属品は、純正品のみ一緒に回収してもらえるので注意しましょう。

5-2.ノートパソコンは小型家電リサイクル法に沿って処分もできる

ノートパソコンの場合、「小型家電」として回収し、リサイクルしている自治体や家電量販店もあります。自治体の場合は回収ボックスが設けられ、家電量販店の場合は店頭で回収しているでしょう。なお、デスクトップパソコンは対象外なので気をつけてください。

5-3.パソコン処分本舗を利用する

パソコン処分本舗では、パソコンを送料も無料で無料回収しています。事前予約なども必要なく、全国から宅配回収が可能です。また、持ち込み回収も行っています。引っ越し前など、「今すぐパソコンを処分したい」という場合や、壊れてしまってデータが内部に残ったままのパソコンを安全に処分したい場合などは、ぜひご利用ください。

6.windows7を搭載したパソコンを廃棄する際によくある質問

この項では、パソコンの処分、廃棄に関する質問の一例を紹介しましょう。

Q.windows7搭載のパソコンを売却することは可能ですか?
A.製造されて3年以内のパソコンならば可能ですが、メーカー製の場合、そのようなマシンはほとんどありません。自作のパソコンであえてwindows7を搭載していた場合ならば、部品を売却できる可能性があります。

Q.windows10にアップロードする場合はどうしたらいいですか?
A.マイクロソフトの該当ページからダウンロードしましょう。なお、時間がかかるので余裕を持っていってください。

Q.windows8.1に無料アップデートすることはできるでしょうか?
A.いいえ。できません。

Q.マウスやキーボードなど、付属品ならばゴミとして自治体に回収してもらえますか?
A.はい。自治体のゴミ出しルールに沿って出してください。

Q.パソコンをメーカーに回収してもらう場合に注意することはありますか?
A.必ずデータを消去し、輸送中にパソコンが壊れないように緩衝材などを詰めてこん包してください。

まとめ

今回は、windows7搭載のパソコンを廃棄する方法を紹介しました。windows7搭載のパソコンは製造されて5年以上たっているものがほとんどですから、売却は難しいでしょう。できるだけ時間に余裕を持ち、早めに廃棄してください。