HDDレコーダーの寿命は何年? 寿命が近い症状や伸ばす方法を伝授!

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「HDDレコーダーを数年使用しているけど、寿命は何年ぐらいだろう」「HDDレコーダーの寿命が近づくとどんな症状が出るのだろう」とお考えでしょうか? HDDレコーダーの調子が悪いと、寿命が近いのかと心配になりますよね。しかし、実際にどんな症状が出ると寿命が近いのか、よく分からないことでしょう。

そこで今回は、HDDレコーダーの寿命について詳しく解説します。

  1. HDDレコーダーの寿命はどれくらい?
  2. HDDレコーダーの寿命が近づくとどんな症状が出る?
  3. HDDレコーダーの寿命を延ばす方法は?
  4. 寿命を迎えたHDDレコーダーの処分方法
  5. HDDレコーダーの寿命に関するよくある質問

この記事を読むことで、HDDレコーダーの寿命を見極める方法などがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.HDDレコーダーの寿命はどれくらい?

最初に、HDDレコーダーの寿命について見ていきましょう。

1-1.HDDレコーダーの寿命は約5~6年

HDDレコーダーの寿命は、約5~6年です。多くの場合で据え置きして使うことになるため、持ち運びにより寿命が短くなることはほぼありません。ただし、頻繁にデータの読み書きを行ったり、設置場所の条件が悪かったりすると、早く寿命を迎えることがあります。なお、HDDレコーダーが寿命を迎える前の症状については、この記事の「2.HDDレコーダーの寿命が近づくとどんな症状が出る?」を参考にしてください。

1-2.こまめにデータをバックアップすることがおすすめ

HDDレコーダーが寿命を迎えると、内部データを移行および消去することができなくなることがあります。そのため、大切なデータは、こまめにバックアップしておくことがおすすめです。まだ大丈夫だろうとバックアップせずにいると、HDDレコーダーが突然故障してしまい、大切なデータを失うこともあるので注意しましょう。

2.HDDレコーダーの寿命が近づくとどんな症状が出る?

HDDレコーダーの寿命が近づくとどんな症状が出るか、具体的に見ていきましょう。

2-1.データの読み書きが遅くなる

HDDレコーダーの寿命が近づくと、データの読み書きが遅くなります。再生ボタンを押したのになかなか再生されない、録画ボタンを押してから実際に録画が開始されるまで時間がかかるといった場合は、寿命が近づいている証拠です。内部部品が物理的に限界を迎えているため、突然故障しても不思議ではありません。

2-2.正常に再生できないことがある

映像や音声が乱れるなど、正常に再生できないことも、HDDレコーダーの寿命が近づいている証拠です。たとえば、スキップ再生をしていないのに映像が飛ぶ、ミュートしていないのに音声が出ないことがあるといった場合は、HDDレコーダーの寿命が近いと考えられます。ただし、DVDディスクなどを再生中に特定の場所で乱れる場合は、ディスクに問題があることも考えられるので、併せてチェックしてみてください。

2-3.録画に失敗することがある

HDDレコーダーの寿命が近づくと、録画に失敗することがあります。内蔵タイマーに狂いが出てきたり、内蔵タイマーと録画機能の連携がうまくできなかったりすることなどが主な原因です。また、その場で録画ボタンを押しても録画を開始できないこともあるでしょう。操作ミス以外での録画ミスは、HDDレコーダーが寿命を迎えたサインです。

2-4.特定の操作ボタンが使えない

特定の操作ボタンが使えなくなるのも、HDDレコーダーが寿命を迎えるサインといえます。たとえば、ほかのボタンは問題なく反応するのに録画ボタンだけ反応しないといった感じです。リモコンが故障している場合なら、リモコンを交換するだけで問題なく使えることもあります。しかし、リモコンを交換しても正常に反応しない場合は、HDDレコーダー自体が故障している可能性が高いでしょう。いずれにしても、よく使う機能が正常に使えないとなれば、寿命と考えるのが妥当です。

2-5.ディスクスロットがスムーズに開かない

HDDレコーダーの寿命が近づくと、ディスクスロットがスムーズに開かなくなることがあります。ディスクスロットの開閉部分の部品が破損している、接続不良や基盤の不具合などでディスクスロットの開閉がうまくできない、などが主な原因です。単に不便なだけでなく、最悪の場合、大切なディスクが取り出せなくなることがあるので注意しましょう。

2-6.動作時に異音がしたり本体が異常に熱くなったりする

動作時に異音がするのも、HDDレコーダーの寿命が近づいている証拠です。内部部品の劣化や、基板の不具合などが原因と考えられます。明らかに異常な音や大きな音がする場合は、寿命を迎えたと考えて処分しましょう。また、HDDレコーダー本体が異常に熱くなっている場合も内部部品の劣化などが考えられ、場合によっては発煙する可能性もあるためすぐに使用を中止してください。

3.HDDレコーダーの寿命を延ばす方法は?

HDDレコーダーの寿命をできるだけ延ばす方法を、詳しくご紹介します。

3-1.正しい使い方を守る

HDDレコーダーの寿命をできるだけ延ばすには、正しい使い方を守ることが基本です。まずは、使用説明書をよく読み、間違った使い方をしないように気を付けましょう。HDDレコーダーを操作する際は、精密機器であることをよく理解して丁寧に取り扱うことも大切です。また、HDDレコーダーに振動や衝撃を与えないように注意することも心がけてください。

3-2.設置環境に気を付ける

HDDレコーダーは、設置環境にも気を付けましょう。たとえば、高温多湿となる場所や、直射日光が当たる場所、ホコリっぽい場所などに置かないことが大切です。また、設置場所の周辺にものを置き過ぎると、HDDレコーダーの放熱効率が下がって、寿命を縮めてしまうことがあるので注意しましょう。

3-3.むやみに読み書きしない

むやみに読み書きしないことも、HDDレコーダーの寿命を延ばす方法の一つです。HDDレコーダーは、データを読み書きするほど、寿命を早く迎えます。したがって、むやみに読み書きせず、必要なときだけにとどめることが大切です。読み書き回数を最低限に抑えることで、HDDレコーダーにかかる負担が少なくなり、長持ちすることが期待できます。

3-4.こまめにクリーニングする

HDDレコーダーをこまめにクリーニングし、汚れを付着したままにしないようにしましょう。HDDレコーダーは精密機器であり、ホコリや汚れに弱いからです。普段リモコンで主に操作している場合でも、本体には細かなホコリが付着しています。すると、何らかの拍子に本体内部へホコリが入り込み、不具合の原因になることがあるのです。普段から、やわらかくキレイな布ややわらかな毛バタキなどでホコリを拭き取るように心がけましょう。また、汚れた手で触れないようにすることも大切です。

3-5.汚れたままのディスクを挿入しない

DVDディスクなどを汚れたまま挿入しないことも、HDDレコーダーの寿命を延ばすことにつながります。HDDレコーダーをキレイにクリーニングしても、DVDディスクなどに汚れが付着していては意味がありません。特に、レンタルしたDVDディスクを鑑賞することが多い人は、気を付けましょう。

3-6.長期間使わないときは電源をOFFにする

HDDレコーダーを長期間使わないときは、電源をOFFにしておきましょう。HDDレコーダーは、電源が入っているだけでも部品が消耗します。頻繁にONとOFFを繰り返すのもいけませんが、一定期間使わないことが分かっているのなら、電源をOFFにしておくことがおすすめです。

4.寿命を迎えたHDDレコーダーの処分方法

寿命を迎えたHDDレコーダーの処分方法を詳しくご紹介しましょう。

4-1.自治体回収にゴミとして出す

寿命を迎えたHDDレコーダーは、自治体にゴミとして出すことができます。

4-1-1.不燃ゴミ

HDDレコーダーは、主に金属やプラスチックなどの焼却処分できない素材でできているため、小型のものに関しては、不燃ゴミとして分類する自治体が多くなります。たとえば、長辺が30cm未満のものは不燃ゴミとして処分できるといった感じです。HDDレコーダーを不燃ゴミとして出す場合は、自治体ごとに決められた曜日・時間・集荷場所に出しておくと、無料で回収してもらえます。なお、不燃ゴミとして出した場合は、廃棄処分となるのが一般的で、リサイクルされることはほぼありません。

4-1-2.粗大ゴミ

HDDレコーダーで一定以上の大きさのものは、粗大ゴミとして扱う自治体が多いでしょう。たとえば、長辺が30cm以上のものは粗大ゴミ、30cm未満は不燃ゴミに分類されます。ただし、自治体によっては大きさに関係なく粗大ゴミとして扱うケースもあるので注意しましょう。有料回収となるのが基本で、1台に付き数百円程度かかります。また、粗大ゴミで出した場合も、基本的に廃棄処分となり、資源リサイクルされません。なお、HDDレコーダーを粗大ゴミとして自治体に回収してもらう流れは、以下のとおりです。

  1. 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡し、集荷日時・集荷場所・料金・受付番号などの指示を受ける
  2. コンビニなどで料金分の粗大ゴミ処理券を購入する
  3. 粗大ゴミ処理券に受付番号などを記入し、HDDレコーダーの分かりやすい場所に貼る
  4. 集荷当日になったら指定時間より前に集荷場所HDDレコーダーを出しておく
  5. 自治体の集荷車両がHDDレコーダーを集荷して完了

上記の方法以外にも、自分で自治体のゴミ処理施設に持ち込んで処分してもらうこともできます。詳しくは、自治体のホームページなどで確認してみてください。

4-2.自治体回収に小型家電として出す

自治体によっては、HDDレコーダーを小型家電として回収していることがあります。小型家電として処分する場合は、役所や商業施設などに設置してある「小型家電専用回収ボックス」の投入口から、HDDレコーダーを投入してください。自治体が回収後、再資源化などにより有効活用してもらえます。小型家電として処分する場合の処分費用は無料です。なお、小型家電選尿回収ボックスの投入口に入らないサイズのHDDレコーダーは、自治体の回収ルールに沿って不燃ゴミもしくは粗大ゴミとして出すことができます。

4-3.販売店の回収サービスを利用する

不要になったHDDレコーダーは、販売店の回収サービスを利用して処分することもできます。大手販売店では、自社のリサイクル活動の一つとして不要になったHDDレコーダーを回収していることがあるので、確認してみてください。回収サービスを利用できる場合は、店頭持ち込みが基本となり、1台500~1,000円程度で処分してもらうことが可能です。なお、買い替えを伴う場合は、回収費用が無料になったり新機種の配送と同時に回収してもらえたりすることもあります。

4-4.不用品回収業者に処分してもらう

不要になったHDDレコーダーは、不用品回収業者に処分してもらうこともできます。不用品回収業者では、以下のような方法で回収してもらうことが可能です。

  • 店頭持ち込み:業者の店頭に自分で持ち込む。回収費用はかからないことが多いが業者の店頭までのガソリン代が自己負担
  • 宅配回収:宅配便で業者に送付する。宅配便の送料分(1回千円程度~)が費用目安
  • 出張回収:場所と日時を指定して業者に回収してもらう。1回数千円程度が費用目安

なお、不用品回収業者では、HDDレコーダー以外の不用品の処分や買取も同時に依頼できるので、検討してみるとよいでしょう。

5.HDDレコーダーの寿命に関するよくある質問

最後に、HDDレコーダーの寿命に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.購入後ほとんど使わなくても寿命を迎えることもある?
A.あります。HDDレコーダーの内部部品は、ほとんど使わない状態でも経年などの理由により徐々に劣化するからです。

Q.HDDレコーダーを購入してから7年間、問題なく使用できているのですが?
A.HDDレコーダーの寿命はあくまでも目安なので、中には7年間問題なく使用できることもあるでしょう。ただし、内部部品の劣化は確実に進んでいるため、ある日突然寿命を迎えることもあります。

Q.高価な機種のほうが長持ちする?
A.断言できません。確かに、高価な機種のほうがしっかりした設計になっていて、外部からの影響を受けにくいこともあるでしょう。しかし、使い方や使用環境によっては早く寿命を迎えることもあります。

Q.不用品回収業者ではHDDレコーダーをどんな方法でリサイクルする?
A.信頼できる業者であれば、分解して素材ごとに分け、再生資源などとしてリサイクルしています。業者のホームページにリサイクルの詳細を記載していることがあるので、併せて確認してみるとよいでしょう。

Q.HDDレコーダーの処分はどんな不用品回収業者に依頼すべきか?
A.以下のポイントを参考に選んだ業者なら安心でしょう。

  • HDDレコーダーの処分実績が豊富にある
  • 見積もりは無料
  • リーズナブルで分かりやすい料金システム
  • 都合のよい回収方法を選ぶことができる
  • 回収後の不用品を適切な方法でリサイクルしている
  • スタッフの対応が親切で丁寧
  • 顧客からの評判がよい
  • 古物商など業務に必要な許可を取得済み

なお、当パソコン処分本舗でも、不要になったHDDレコーダーの処分をお受けしています。宅配回収なら、宅配便の送料負担だけで処分できて便利です。また、パソコンなどの送料無料対象商品との同梱(どうこん)で当社指定の宅配便の着払い費用も無料になります。大変お得なので、ぜひご利用ください。

まとめ

今回は、HDDレコーダーの寿命について詳しく解説しました。HDDレコーダーの寿命は、約5年です。寿命が近づくと、データの読み書きが遅くなる、録画に失敗するようになる、映像や音声が乱れるなどの症状が見られます。寿命が近づいたHDDレコーダーは、いつ本格的に故障するか分からないので、大切な内部データは早めにバックアップしておきましょう。なお、寿命を迎えたHDDレコーダーを処分するには、不用品回収業者に処分してもらうと便利です。この記事を参考にして、信頼できる業者に処分を依頼するとよいでしょう。