ダンボールの捨て方が知りたい! 処分方法や注意点を併せて解説!

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ダンボールを処分したいけれど捨て方が分からない……、いつものゴミ捨て場に持っていってもいいのかなど、ダンボールの処分で悩んでいる方は多いでしょう。そもそも、ダンボールは何ゴミに分類されるのか分からない方もいるはずです。自治体によってゴミの分類やルールが異なるため、事前に確認しておかなければなりません。

本記事では、ダンボールの捨て方や注意点を併せて解説します。

  1. ダンボールのゴミが出るのはどんなときか?
  2. ダンボールは何ゴミに分類されるのか?
  3. ダンボールの捨て方を紹介!
  4. ダンボールを捨てる際の注意点
  5. ダンボールの捨て方に関してよくある質問

この記事を読むことで、ダンボールをスムーズに処分する方法などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.ダンボールのゴミが出るのはどんなときか?

まずは、ダンボールのゴミが発生しやすいケースをチェックしておきましょう。

1-1.引っ越し後はダンボールが大量発生!

ダンボールのゴミが大量発生しやすいのは、引っ越し後がほとんどでしょう。新居に荷物を運び入れるまではいいですが、荷ほどきの際にダンボールも一緒に片付けなければなりません。荷物の量が多くなるたびにダンボールは増えるものです。荷ほどきをした後のダンボールをどうすればいいのか分からず、新居に置いたままにしているという方も多いでしょう。引っ越しに必要なダンボールの数は、1人あたり20箱といわれています。つまり、4人家族の場合は80箱ものダンボールが大量に残されることになるのです。つぶした状態で重ねておいても、邪魔になってしまうでしょう。

1-2.通販サイトを利用したとき

最近は、通販サイトを利用して日用品や食材・家電などを購入する方が多いでしょう。通販サイトの利用回数が増えるほど、増加していくのがダンボールです。ビニール袋や紙袋などに包まれて送られてくるケースもありますが、ほとんどはダンボールでこん包されています。新型コロナウイルス感染症の影響で、通販サイトをたくさん利用しダンボールが大量にあるという方も増えているでしょう。

2.ダンボールは何ゴミに分類されるのか?

ダンボールは何ゴミに分類されるのでしょうか。詳しく説明していきたいと思います。

2-1.ダンボールは資源ゴミ扱い

ダンボールは、ほとんどの自治体で資源ゴミ扱いとなっています。ダンボールのほかには、新聞紙・雑誌などの古紙が資源ゴミに当てはまるでしょう。一般に再資源化が可能なゴミの総称で、回収されたものは再資源化するためにリサイクルされます。再生ができるものは積極的にリサイクルすることでゴミの量も減らすことができるでしょう。地球保全のためにも、正しい方法で処分することが大切です。ただし、ダンボールがひどく汚れていたり、濡(ぬ)れていたりする場合は、資源ゴミとして扱うことができないので気をつけてください。

2-2.燃えるゴミとして処分することも可

ひどく汚れていたり、濡れていたりするダンボールは、資源ゴミとして回収できないので燃えるゴミ扱いとなります。実際に処分する前に、ダンボールがどのような状態になっているのかチェックしてください。そして、汚れていたり濡れていたりするダンボールは、別に分けておきましょう。また、自治体によってもゴミの分類が異なるケースがあります。多くの自治体では資源ゴミまたは燃えるゴミ扱いとなっていますが、念のため、自治体のホームページまたは掲示板等でチェックしておきましょう。

2-3.ゴミの分類は正しく処分することが大事

ダンボールは何ゴミでも処分していいと思われがちですが、正しい分類で処分することが大切です。前述したように、ダンボールはリサイクル可能な素材となっています。100%リサイクルできる包装材の1つになっているので、回収したダンボールは新しいものに生まれ変わる絶好の素材です。いろいろなシーンで使われているダンボールだからこそ、ゴミとして捨てるのではなく、リサイクルすることで地球にとてもやさしい素材になります。

3.ダンボールの捨て方を紹介!

それでは、ダンボールの捨て方についてチェックしていきましょう。

3-1.自治体の古紙回収を利用する

自治体で処分する場合は、古紙回収に出す方法が一般的です。ほとんどの自治体では古紙回収を行っているでしょう。お住まいの地域によって回収日や曜日が決まっていると思うので、自治体のホームページで確認することをおすすめします。回収日までにダンボールを平らな状態に分解し、大きさごとにそろえておかなければなりません。そろえたものを数枚重ねて、紙ひもなどでまとめてください。ダンボールの出し方はまとめて出すことが一般的になっていますが、自治体によっては異なる可能性もあります。回収日だけでなく、出し方についても確認が必要です。

3-2.ダンボール専用の回収箱がある自治体も

自治体の中には、ダンボール専用の回収箱を設置しているところもあります。専用の回収箱にダンボールを入れるだけなので、回収日まで待つ必要がありません。できるだけ早く処分したい方にとっては、ベストな方法といえるでしょう。また、専用の回収箱の場合はダンボールをひもでまとめる必要もありません。平らに分解して1つずつ回収箱に入れるだけなので、手間と時間をかけることなく処分できる方法です。地域にある事業所に設置されているだけでなく、スーパーやリサイクルステーションなどにもエコボックスが設置されているでしょう。近所のスーパーなどでダンボールの回収を行っているか確認するといいかもしれませんね。

3-3.古紙回収業者や不用品回収業者に依頼する

ダンボールの処分方法として、古紙回収業者や不用品回収業者に依頼する方法もあります。すぐに処分したい場合は、即日対応な回収業者に依頼するといいでしょう。どんなに大量のダンボールでも出張回収を利用すれば、自分たちで運ぶ必要もありません。また、ダンボール以外にも処分したいものがあればまとめて回収してもらえるのも大きなメリットです。ただし、古紙回収業者の中には、ひどい汚れがついていたり濡れていたりしているダンボールは回収不可というところもあります。二度手間にならないようにするためにも、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

3-4.引っ越し業者に回収してもらう

引っ越し後に大量のダンボールが残った場合、引っ越し業者に後日回収してもらうのも選択肢の1つです。引っ越し業者の中には、ダンボールの引き取りサービスを行っているところがあります。荷ほどきが終わりダンボールが全部空っぽになった時点で引っ越し業者に連絡をすると、翌日以降に引き取りに来てくれるので手間と時間がかかりません。基本的に、引き取りサービスは無料で行っているところが多いのですが、念のため、料金がかかるか確認することをおすすめします。また、引き取りまで引っ越しのサービスとして行われている引っ越し業者もあるので、利用してみるのも方法の1つです。

4.ダンボールを捨てる際の注意点

ここでは、ダンボールを捨てる際の注意点を解説します。

4-1.細かく分解して燃えるゴミとして捨てるのはNG

ダンボールを細かく分解して燃えるゴミとして捨てる方がいますが、それはNGの処分方法です。確かに、細かく分解して指定袋に入れることができれば、燃えるゴミとしても処分できるでしょう。ただし、前述したように、ダンボールは100%再資源化できる素材です。再資源化できる素材なのにゴミとして捨てるのは環境にも悪いことですし、もったいないことといえるでしょう。地球にやさしい環境を維持し続けるためにも、きちんと資源ゴミとして処分するように心がけてください。

4-2.面倒だからと不法投棄するのは×

大量のダンボールを処分するのはとても大変なことですが、ゴミの回収日まで待てない・面倒だからと不法投棄するのは絶対にNGです。不法投棄をしてしまうと、罰金が科せられる可能性があるので注意してください。また、ダンボールは水を含んでしまうと溶けたり、重みが増したりするなどして処理が大変な作業になります。カビやコケが発生し、害虫・悪臭の発生原因にもなるので不法投棄はしないようにしましょう。また、大量のダンボールを処分する場合は、事前に自治体への相談をおすすめします。大量にあると回収してくれない可能性が高いので要注意です。

4-3.自治体のルールに従うことが大事

自治体によってダンボールを処分するルールやゴミの分類が変わります。事前に確認するのはもちろんのこと、必ずルールを守って処分するように注意してください。自治体の中には、ひもでまとめて出す・雨の日は出さないことといったルールが決められています。早く処分したいからといって雨の日に出してしまうと回収されず、不法投棄とみなされるケースもあるので注意が必要です。捨て方について詳しく分からないという方は、電話で自治体に尋ねるといいでしょう。

4-4.回収業者に依頼する際は見積書をチェック!

古紙回収業者や不用品回収業者にダンボールを処分してもらう際は、見積書の内容を細かくチェックしてください。回収業者の中には、回収後に高額な追加費用を請求したり、不法投棄したりするなど悪質な業者が存在しています。悪徳業者に引っかかってしまうとさらにややこしい状況になってしまうため、事前の確認が必要です。見積書の内容が具体的に記載されていなかったり、疑問点があったりする場合は、すぐにスタッフが尋ねて解決することをおすすめします。

5.ダンボールの捨て方に関してよくある質問

ダンボールの捨て方に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.不要なダンボールをそのままにしておくとどうなるのか?
A.いつか必要になるからとダンボールをそのまま家に保管する方がいますが、害虫が沸きやすくなるので放置するのはおすすめしません。ダンボールは空気がとおる層があり、保温性と保湿性に優れているものです。湿気がたまりやすい素材なので、ジメジメとした環境になってしまい、害虫の住みかになる恐れがあります。たとえ、きれいな状態のダンボールでもホコリがついたり汚れたりしてしまうので、なるべく早めに処分したほうがいいでしょう。

Q.ダンボールは買い取ってもらえないのか?
A.買取を行っている業者もありますが、買取条件が細かく決められているので注意が必要です。すべてのダンボールを買い取ってもらうのはなかなか難しいといえるでしょう。たとえば、ある買取業者では、古紙・引っ越しなどで使った使用済みダンボールは買取不可となっています。使われていない真新しいダンボールであれば、買い取ってもらえる可能性が高いかもしれません。

Q.回収方法はどんな方法があるのか?
A.主な回収方法としては、出張回収・宅配回収・持ち込み回収の3つがあります。自分の状況やペースに合わせた回収方法を選ぶといいでしょう。たとえば、大量のダンボールを処分する場合、自分でサイズごとに分けてひもでまとめなければなりません。手間と時間がかかったり、運ぶ際に転んでケガをしたりする恐れもあるでしょう。その場合は、スタッフが家にやって来て回収してくれる出張回収を利用してください。

Q.回収業者選びのポイントは?
A.どの回収業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントを参考にするといいでしょう。

  • 不用品などの回収実績があるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料相談や無料見積もりを行っているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 回収方法が選択できるか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較することをおすすめします。

Q.無料回収業者に依頼しても大丈夫か?
A.無料回収業者を利用する場合、なぜ無料で回収できるのかチェックしてください。無料回収の理由がきちんと記載されている業者なら安心して依頼できるでしょう。たとえば、パソコンや不用品の回収を行っているパソコン処分本舗では、回収したものをリユース品として活用しています。リユースできないものでも部品として際はんしているため、処分費用を抑えることができるのです。

まとめ

ダンボールはほとんどの自治体で資源ゴミ扱いとなっています。汚れている・濡れているダンボールは燃えるゴミになりますが、念のため、自治体のホームページ等を確認してゴミの分類と処分方法をチェックしてください。自治体以外で処分する方法としては、引っ越し業者に依頼したり、古紙回収業者や不用品回収業者に回収してもらったりする方法があります。