
スマホの寿命はどのくらい? 廃棄のタイミングや方法などご紹介
2017/03/27
2018/04/12
今や、ほとんどの人が持ち毎日使っているスマートフォン(通称:スマホ)は、なくてはならない携帯端末です。スマホ1台でさまざまなアプリがダウンロードでき、メール・電話機能だけでなく、書類作成・無料通話・ゲームなどを楽しむことができます。しかし、そんなスマホでもいつかは寿命がやってくるものです。急に壊れて使えなくなる前に、買い替えをしなければなりません。
そこで本記事では、スマホの寿命やそのサイン・延ばす方法・交換時期・対策などについて詳しく説明します。
- スマホの寿命について
- スマホの寿命~サインについて
- スマホの寿命~回復・延ばす方法
- スマホの寿命~交換時期について
- スマホの寿命~近いときの対策
- スマホの廃棄の仕方について
- スマホの寿命にかんしてよくある質問
この記事を読むことで、スマホの寿命がわかり、故障する前に買い替えることができます。交換を検討している方や交換時期について知りたい方は要チェックです。
1.スマホの寿命について
日ごろから多くの方が持ち歩いているスマホは、いつまで使い続けることができるのでしょうか。故障をする前に買い替えるためにも、寿命や劣化の原因などについて詳しく説明します。
1-1.スマホの寿命は?
スマホは電子通信機器の1つであり、寿命・交換時期があります。スマホの寿命で気をつけてほしいのが、バッテリーと本体の寿命です。基本的に、バッテリーの寿命は1年~2年、スマホ本体の寿命は4年~5年といわれています。また、スマホは画面を直接指でタッチして使うものです。画面が指に反応しない・ホームボタンが正常に稼働しないなどの症状も出てきます。使い方を誤れば、スイッチなどの劣化スピードも速くなるのです。
1-2.なぜ劣化するのか
スマホ本体やバッテリーの寿命はある程度決まっています。しかし、寿命がやってくる前に、さまざまな劣化サインが現れるものです。なぜ劣化するのか原因はさまざまですが、バッテリーの場合は熱に弱い特性が関係しています。スマホ本体に熱が加わり続けるとバッテリーが弱まり劣化がすすんでしまうのです。たとえば、直射日光が当たる場所に置きっぱなしにするなどは、スマホに熱が加わり続けてしまいます。
1-3.平均寿命とは
何度も話しますが、スマホ本体の寿命は4年~5年となります。しかし、バッテリーの寿命が2年となるため、スマホの平均寿命も2年です。購入から2年経過したときが買い替えのタイミングとなるでしょう。ただし、バッテリーを交換すれば本体を交換せずとも使い続けることができます。
1-4.機種・メーカーによる差はあるのか
機種・メーカーによる寿命の差はありません。機種・メーカーではなく、それぞれの使い方による差が大きいといえます。乱暴に扱ったり、熱を与え続けたりするなど、スマホの寿命を縮めるような行為は要注意です。
2.スマホの寿命~サインについて
スマホの寿命が近づいているサインがわかれば、故障前に買い替えができます。寿命が近づいたときのサインや確認方法などについて見ていきましょう。
2-1.寿命が近づいたときのサインとは
寿命が近づいてきたときは、スマホにさまざまなサインが現れます。よく見られるサインを以下にピックアップしてみたので、ぜひチェックしてみてください。
- ネットの接続・ダウンロードが遅い
- 充電があるのにもかかわらず、途中で電源が落ちる
- バージョンに対応していないアプリが増えた
- 充電してもたまりにくくなった
- バッテリーの持ちが悪くなった
- 再起動がよく起こる
2-2.寿命の確認方法とは
寿命が近づいているか、バッテリーの劣化状態と劣化を調べる方法があります。それは、「Battery Life」というアプリです。アプリをダウンロードして起動するだけで、バッテリーの状態がわかります。また、Xperiaなどのスマホには、電池性能表示というバッテリーの劣化状態がわかる項目があるのです。設定→Xperia→電池性能表示と操作してみてください。
2-3.そのほか
寿命・交換時期に達していないのにもかかわらず、スマホの寿命のサインが出てくるときもあります。そんなときは、設定ミスまたはアプリがスマホに負荷をかけている証拠です。複数のアプリを立ち上げている状態では、スマホに大きな負担をかけています。使いやすくするためにも、使っていないアプリは削除してください。
3.スマホの寿命~回復・延ばす方法
使いやすく、愛用し続けているスマホは、長く使い続けていきたいものです。寿命のサインが出てきたときに、ある工夫をすれば回復・延ばす可能性もあります。寿命を延ばす・回復させる方法や注意点について見ていきましょう。
3-1.寿命を延ばす方法はあるか
バッテリーの寿命を延ばす方法はあります。基本的に、誤った使い方で寿命を短くしている方が多いのです。寿命を延ばしたい方は、以下のポイントを押さえてください。
- バッテリーのコンディションを知る
- 画面の明るさを落とす
- 要らない・使っていないアプリを削除する
- 充電0%に近い状態で放置しない
- 充電が100%になったまま充電し続けない
充電が0%になってから充電するのはNGです。過放電になり、バッテリーの劣化がすすんでしまいます。そのため、バッテリー残量が20%ほどになったら充電するように心がけてください。
3-2.回復させる方法はあるか
スマホのバッテリーを回復させる方法もあります。よく見られる回復方法は、接点改質剤というアイテムの活用です。接点改質剤は電流の抵抗を減らし流しやすくするアイテムといえます。スマホのバッテリーを取り出して、金属の接触部分に塗るだけでバッテリーが復活できるのです。ただし、100%復活できるかどうかはわからないため、ご自身の判断で行ってください。
3-3.注意点
「どうすればスマホの寿命が延びるか」「バッテリーを回復させられるのか」など、さまざまな方法を試す方は多いことでしょう。しかし、間違った方法を実行して、スマホ本体が壊れてしまったという方もいます。たとえば、バッテリーが熱くなったらすぐに冷ますというようなことです。確かに、バッテリーは熱さに弱いですが、寒さにも弱い特性を持っています。基本的に、スマホのバッテリーは2年が寿命となるため、2年が近づいてきたころには買い替えたほうがいいでしょう。
4.スマホの寿命~交換時期について
急にスマホが使えなくなってしまうと、連絡手段に困りますよね。また、スマホのデータがすべて消えるという最悪な事態に陥る可能性もあるでしょう。最悪な状態にならないためにも、交換時期について把握しておかなければなりません。
4-1.故障と寿命の関係
スマホの寿命が近づいてくると、使用中、急に電源が落ちたり、アプリを立ち上げると再起動したりと、「故障かな?」と思える症状がたくさん出てくるでしょう。また、寿命に関係なく、間違った使い方をすると故障の恐れがあります。故障と寿命が関係している場合もありますが、そうでない場合もあるのです。
4-2.交換時期の平均
交換時期の目安は、バッテリーの寿命である2年になるでしょう。携帯会社の契約も2年となっているため、契約が切れると同時に買い替えをする方も多いのです。また、使いづらくなった・寿命のサインが出始めたときこそ、交換時期ともいえるでしょう。
4-3.そのほか
2年が買い替えの目安といいましたが、中には半年でダメにしてしまった方もいます。せっかく新しいスマホを購入したのにもかかわらず、半年でダメになってしまうと損をした気分です。また、機種代も支払い続けていかなければなりません。交換時期がやってくる前に無駄な買い替えをしないためにも、正しく使うことが大切です。
5.スマホの寿命~近いときの対策
スマホの寿命が近くなってきたときは、急に壊れてもいいように自分で対策を立てておかなければなりません。データのバックアップや修理・交換、データの復旧、注意点などについて詳しく説明します。
5-1.データのバックアップ
スマホが急に壊れたときは、データを失う可能性があります。スマホに保存していた写真・動画はもちろんのこと、アドレスやアプリのデータ・書類・メールの内容などすべてが消えてしまうのです。しかし、きちんとバックアップをしておけばデータが復活できます。スマホのバックアップは、パソコンにスマホをつないで同期するだけです。ただし、スマホの種類によって異なるため、わからない場合は取扱説明書または携帯会社のスタッフに確認してください。携帯会社のホームページにも記載されています。
5-2.修理・交換について
バッテリーの交換やスマホの修理サービスは、キャリアによって異なります。たとえば、ソフトバンクの場合は、1年以上機種を使用し継続して、「あんしん保証パックプラス」に加入している方であればバッテリー交換が3,000円割引で可能です。NTTドコモの場合はオンライン修理受付サービスが可能で、修理費用は内容によって異なります。まずは、使用しているキャリアに問い合わせてみてください。
5-3.データの復旧
きちんとスマホのバックアップをとっておけば、パソコンに接続するだけでデータが復旧できます。もし、バックアップをとっていない場合は復旧が難しいでしょう。しかし、中には消えたデータを復旧してくれる業者も存在しています。費用はかかりますが、どうしても復旧させたい方にとっては、最後の手段といえるでしょう。
5-4.注意点
新しいスマホを購入した際は、バックアップしたデータを移さなければなりません。データを移すときは、データ転送用のケーブルを使ってください。充電専用のケーブルでも利用できますが、パソコンによっては認識しないこともあります。
6.スマホの廃棄の仕方について
新しいスマホに買い替える場合は、古いものが不要になりますよね。どうすれば廃棄できるのか、処分方法に悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、廃棄の仕方や無料回収・注意点について説明します。
6-1.廃棄の仕方
スマホの処分方法は、自治体・メーカー回収・回収業者の3つの方法があります。それぞれの特徴を以下にまとめてみました。
6-1-1.自治体
スマホは小型家電リサイクル法の対象家電です。そのため、燃えるごみ・燃えないごみとして捨てることはできません。もし、自治体に小型家電回収ボックスがあれば、投函(とうかん)するだけで処分できます。しかし、小型家電回収ボックスがない場合は、ほかの方法で処分しなければなりません。
6-1-2.メーカー回収
携帯電話会社で回収をしてもらうこともできます。メーカー回収の大きなメリットは、下取りができることです。まだ、使用でき価値のあるスマホであれば、下取り可能になります。下取りができれば、ポイント還元でき、新しいスマホが安く手に入る可能性もあるのです。また、処分と購入が同時にできるのもメリットといえます。ただし、すべてのスマホが下取りできるとは限りませんので注意してください。
6-1-3.回収業者
スマホを回収処分している業者が存在しています。業者に依頼するのも方法の1つであり、中には無料で回収している業者もあるのです。たとえば、パソコン・不用品を無料回収している「パソコン処分本舗」は無料で回収しています。対象商品が1点あれば、候無料で全国どこからでも郵送回収が可能です。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
6-2.無料回収について
無料回収業者の中には、不正を働く業者も存在しています。実際に、「回収後、追加料金を請求された」「不法投棄されていた」などのトラブルも多数報告されているのです。無料回収を利用する際は、“なぜ無料回収ができるのか”理由が明確になっている業者を選びましょう。「パソコン処分本舗」は、回収品をリユース品として再活用・修理用パーツとしてリサイクルしています。安心してご利用ください。
6-3.注意点
スマホを処分する際は、データを完全消去しておかなければなりません。自分で消去することもできますが、安心して処分するためにも業者に依頼することをおすすめします。「パソコン処分本舗」では、論理的消去機・物理的破壊機・垂直磁気記録方式HDD対応大型イレーサーの3つで消去可能です。依頼していただければ、データ消去証明書も発行しています。
7.スマホの寿命にかんしてよくある質問
スマホの寿命にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。
7-1.バッテリーの買い替えにいくらかかるのか?
スマホのバッテリー買い替えは、機種やキャリアによって異なります。たとえば、NTTドコモの場合は7,000円~9,000円、ソフトバンクの場合はおよそ8,000円、auの場合は5,000円~8,000円です。具体的な費用については問い合わせてみてください。
7-2.バッテリーの寿命を放置するとどうなるか?
バッテリーの寿命を放置することは非常に危険です。バッテリーが熱を持ちやすくなり、火災・爆発の危険性が伴います。実際に、寿命を迎えたスマホを太陽のあたる場所に放置したことで、火事になったということもありました。
7-3.画面の明るさの落とし方とは?
画面の明るさは設定で変えることができます。明るさを低く設定したときのバッテリーの持ち時間は、高くしたときよりも長くなるのです。しかし、目が悪くならない程度に明るさを落としてください。
7-4.スマホの下取り額はいくらか?
スマホの状態や発売年月日によって下取り額が異なります。年々、新しいスマホが登場しているため、型式が古くなるほど下取り額も低くなる可能性は高いのです。比較的、新しいものは販売額のおよそ2割の額がつく可能性があります。傷の有無や設定内容によっても異なるため、確かとはいえません。
7-5.初期化でデータ削除はできるのか?
データは初期化だけで削除できません。初期化をしても復元ソフトを利用すれば、データが復旧できるからです。初期化ではなく、専用ソフトを使う・業者に依頼するなどして完全消去しましょう。
まとめ
いかがでしたか? スマホの寿命は、バッテリーがおよそ1年~2年、本体がおよそ4年~5年です。寿命が近くなると、勝手に再起動する・途中でアプリが終了する・充電が持たないなど、不調が目立ち始めます。使いにくくなったときやバッテリーの寿命が近づいたときこそ、交換目安となるでしょう。また、新しいスマホに買い替えをするときは、古いものを処分しなければなりません。古いスマホを処分するときは、必ずデータを完全消去しておきましょう。きちんと処分時の注意点や交換目安を把握しておけば、上手に買い替えができます。