スマホの寿命が近づくとどうなるのか? 買い替え時の処分方法も紹介

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

「スマホの調子が悪いけれど寿命がきたのか判断できない」「どんな使い方がスマホの寿命を短くするのか?」とお悩みではありませんか? スマホは毎日のように操作するものなので調子が悪くなってきたことに気づきやすいはずです。しかし、その症状が寿命によるものなのかを判断するのは難しいのではないでしょうか。

この記事では、スマホの平均寿命や寿命が近づくと起こる症状などを詳しくご紹介します。

  1. スマホの平均寿命は何年なのか?
  2. スマホの寿命が短くなる原因
  3. スマホの寿命が近いと起こりやすくなる症状
  4. 不要になったスマホの手放し方を紹介 
  5. スマホの寿命に関するよくある質問

この記事を読むことで、スマホの買い替えを検討すべきタイミングや、スマホを処分する際の注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。


1.スマホの平均寿命は何年なのか?

まずは、スマホの平均寿命について解説しましょう。

1-1.本体の寿命は4~5年

スマホ本体の寿命については目安となる数値が決められているわけではありませんが、平均すると4~5年といわれています。もちろん、経年による故障だけでなく、落としたりぶつけたりしたことが原因で壊れてしまうこともあるので一概にはいえません。使い方によってはもっと長く使える場合もあります。

1-2.バッテリーの寿命は本体より短い

スマホ本体よりも先に、バッテリーが寿命を迎えてしまうケースが多くなっています。多くのスマホに採用されているリチウム電池は、1日1回充電すると考えると約1年半~2年で劣化してしまうのです。バッテリーは消耗品なので充電するたびに寿命が縮んでいきます。最近はバッテリーが内蔵されていて自分で交換できないタイプのスマホが増えているため、バッテリー交換ではなくスマホの買い替えを検討する必要があるのです。

2.スマホの寿命が短くなる原因

スマホの寿命が短くなる原因として考えられるものをご紹介しましょう。

2-1.水に濡らしたり高温多湿下で使用したりする

最近は防水仕様のスマホが増えており、水に濡れても問題がないと思われがちです。しかし、水没させたりお風呂に入りながら使ったりするとスマホの寿命が縮まる原因になるのでやめたほうがよいでしょう。また、スマホは高温多湿の環境を苦手としているため、梅雨期などにスマホをポケットに入れて持ち歩くだけでも、よくない影響を及ぼしてしまう可能性があります。

2-2.過充電や過放電

充電が終わってもコードにつないだまま放置すると過充電の状態になり、バッテリーに負荷がかかります。就寝時にスマホを充電する人も多いですが、途中から過充電の状態になってしまうのでおすすめしません。その逆で、バッテリーが0%のまま長時間放置する過放電も、バッテリーの劣化につながるので避けるようにしましょう。

2-3.衝撃を与える

スマホは精密機器なので衝撃に弱いのが特徴です。落下などの衝撃を与えることで画面の割れなど外観の破損はもちろんのこと、バッテリーや基盤など内部の故障にもつながります。落とさないように大切に扱うとともに、万が一のときのためにスマホケースや保護フィルムなどでしっかりと保護しておきましょう。

2-4.充電しながらスマホを使用する

充電しながらスマホを使用したことがある人も多いと思いますが、充電と放電を繰り返すことになるのでバッテリーに大きな負荷がかかってしまいます。寿命を縮める原因になるため、できるだけ避けるようにしましょう。

3.スマホの寿命が近いと起こりやすくなる症状

スマホの寿命が近づくと以下のような症状が起こりやすくなるため、買い替えのタイミングを決める参考にするとよいでしょう。

3-1.動作が重くなる

バックグラウンドでアプリが稼働していたり古いデータが多く残っていたりするとスマホの動作が重くなります。「以前よりアプリの起動やダウンロードに時間がかかるようになった」と感じるときは、不要なアプリやデータを削除してみてください。この方法を試しても改善されなければスマホの性能が動作環境についていけていない可能性があります。

3-2.充電がすぐなくなる

充電してもすぐなくなってしまうのも、スマホの寿命が近いサインです。バッテリーは充電を繰り返すことで劣化していき、充電可能な容量が少なくなっていきます。バッテリーが異常に熱くなっている場合は、熱暴走を起こしていてスマホが発火する恐れがあるのですぐに買い替えるべきです。

3-3.勝手に電源が落ちる

スマホの電源が勝手に落ちたり再起動したりする場合は、熱暴走が起きたことでセーフティー機能が作動したか、電池パックが故障したことが原因と考えられます。最悪の場合、突然電源が落ちたまま電源が入らなくなってしまうこともあるため、早めに買い替えを検討しておいたほうがよいでしょう。

4.不要になったスマホの手放し方を紹介

買い替えで不要になったスマホは、以下のような方法で処分できます。

4-1.キャリアショップに持ち込んで回収してもらう

各キャリアショップに持ち込めばメーカーを問わずスマホを無料回収してもらえます。スマホだけでなく付属品も引き取ってもらえるのでまとめて依頼するとよいでしょう。キャリアごとにデータの漏洩を防ぐための取り組みをおこなっているため、安心して処分できます。ただし、機種変更や新規受付のときなどと同じように、混んでいても順番を待つ必要があるため、急いでいるときは別の方法で処分することも検討しましょう。

4-2.小型家電として処分する

自治体によっては小型家電リサイクルの取り組みをおこなっており、スマホを小型家電として無料回収しているところもあります。公共施設などに回収ボックスを設置しているケースが多いため、各自治体のホームページを確認してみるとよいでしょう。ただし、データの消去は自分でおこなう必要があります。

4-3.不用品回収業者に依頼する

スマホ以外にも処分したいものが多数ある場合におすすめなのが、不用品回収業者に依頼する方法です。業者によっては宅配回収や出張回収にも対応しているため、自分に合った方法を選択するとよいでしょう。パソコン処分本舗の宅配回収では、スマホは送料無料の対象商品に該当します。ほかの不用品もスマホと一緒にダンボールに詰めて送れば回収費用も送料も無料になるため、ぜひチェックしてみてください。

4-4.買取に出す

スマホの状態がよい場合は、買取に出すことも検討しましょう。比較的新しいモデルは高く買取してもらえる可能性があります。データ消去サービスをおこなっている業者もあるため、チェックしてみてください。

5.スマホの寿命に関するよくある質問

「スマホの寿命について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.純正品以外の充電器を使用するのはよくないのでしょうか?
A.純正品とは供給できる電圧が異なっている場合もあり、バッテリーにかかる負荷が大きくなる可能性があるのでおすすめできません。

Q.充電に時間がかかるようになった場合、原因はスマホにありますか?
A.充電器が故障している可能性もあるため、別の充電器で試して確認するとよいでしょう。充電器に問題がなければスマホに原因があります。

Q.スマホが熱くなってきたときに保冷剤で冷やしてもよいですか?
A.急激な温度変化によってスマホに結露が生じ、故障の原因になります。絶対にやめてください。

Q.スマホの寿命が近づいている可能性があるときは、何をすればよいですか?
A.突然電源が入らなくなる可能性もあるため、大切なデータはバックアップを取っておきましょう。

Q.注意が必要な不用品回収業者の特徴を教えてください。
A.ホームページがない・所在地を明らかにしない・廃棄物収集運搬業や古物商の許可を取得していないなどの特徴がある業者は利用すべきではありません。

まとめ

スマホの寿命が短くなる原因や寿命が近づくと現れる症状・スマホの手放し方などを詳しくご紹介しました。スマホには大切なデータが入っているはずなので、急に壊れて電源が入らなくなると大変困ります。寿命が近いサインをしっかりと見極め、早めに買い替えを検討しておくとよいでしょう。