デジタル遺品整理の方法とは?放っておくとトラブルになるかも!!

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パソコンが各家庭に普及して、20年近くになりました。
今は、パソコンを使いこなしている高齢者もたくさんいます。
そんな中で、問題になっているのが「デジタル遺品」です。
デジタル遺品とは、パソコン内のデータやサーバー上に残された記録のこと。
今回はデジタル遺品整理の方法や必要性をご紹介します。
故人が使っていたSNSのアカウントやブログなどは、放っておくと思わぬトラブルの原因になるかもしれません。
また、遺族がスムーズにデジタル遺品を整理する方法もご紹介します。
ブログやSNSを利用している方や、パソコン内にデータがたくさん入っているという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. デジタル遺品とは?
  2. デジタル遺品を放置しておくと発生しやすいトラブルとは?
  3. デジタル遺品整理をスムーズにするための方法とは?
  4. おわりに

1.デジタル遺品とは?

まず始めに、デジタル遺品の一例をご紹介します。
今はパソコンだけでなく、スマートホンの中にもデジタル遺品が残されていることがあるのです。

1-1.写真や動画

パソコンやスマートホンの中に写真や動画を記録してある、という方は多いでしょう。
特に、現在のスマートホンは何千枚もの写真を保管できるのです。
また、デジタルカメラのメーカーの中には、カメラを買うとインターネット上にwebアルバムを作れるサービスをつけているところもあります。
ですから、写真のデータがいくつものデバイスに分散して保管されている、というケースも少なくありません。
そのため、本人以外はどこにどんな写真が入っているか分からない、ということもあるのです。

1-2.ブログやSNS

ブログやSNSのアカウントもデジタル遺品のひとつです。
TwitterやFacebookのように、いろいろな人たちとの交流を目的としたものもあれば、LINEのように特定の人たちとのやり取りだけに使われるものもあります。
また、SNSでだけおつきあいがあったと、いう人もいる可能性もあるでしょう。
ある日突然交信が途絶えれば、いろいろとうわさになるかもしれません。

1-3.インターネットバンキングの口座

今は、インターネット上だけで営業をしている銀行もあります。
インターネットバンキングを本人が家族に何もいわずに利用していた場合、口座があったことすら遺族が知らなかった、というケースも珍しくありません。
また、インターネットバンキングの口座にある程度のお金があった場合、遺産分割にも影響が出ます。

1-4.ゲームなどのアカウント

スマートホンやパソコンを使ってプレイするオンラインゲームのアカウントも、デジタル遺品になります。
定額制のものもありますから、ゲーム会社から請求が来て初めてアカウントの存在を知ったというケースもあるのです。

2.デジタル遺品を放置しておくと発生しやすいトラブルとは?

では、デジタル遺品を放置しておくと、どのようなトラブルが起こるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

2-1.家族の思い出が無くなる

写真やビデオの映像が、どこに保存されているか分からないと、家族の思い出が無くなってしまいます。
特に、パソコンやスマートホン、さらにwebアルバムなどにパスワードを設定してしまうと、本人以外解除できません。
その結果、二度と写真や動画が見られなくなってしまうかもしれないのです。
また、デジタルカメラが普及した現在では、フィルムカメラよりも手軽に写真を撮る人が増えています。
ですから、大量の写真が無造作にパソコンのフォルダーに入っているということもあるでしょう。
それを遺族がすべて整理しなくてはなりません。
写真の整理だけで何か月もかかった、というケースもあります。
また、葬儀が終わった後で、故人のよい写真がパソコンの中から出てきて「これを遺影にしたかった」と悔やむ遺族もいるのです。

2-2.遺産の額が分かりにくくなる

インターネットバンキングを利用していた場合、通帳は発行されません。
また、銀行からのダイレクトメールなどもこないのです。
ですから、本人が口座を開いたことを誰にも知らせていなければ、遺族も口座の存在が分かるまで時間がかかるでしょう。
口座に動きがなく、残高も少なければ問題ありません。
しかし、何かの支払いに使われていたり残高が多かったりした場合はトラブルになることもあるのです。
支払いなどで定期的にお金が引き落とされていた場合は、口座にお金が無くなれば料金滞納になります。
支払いの内容によっては、延滞料がつくこともあるでしょう。
また、口座の残高が多ければ遺産として、相続人で分配しなければなりません。
遺産分割が終わった後に新しい口座が見つかれば、また話し合いをしなくてはならず、余計な手間がかかります。

2-3.アカウントが悪用される可能性もある

ブログやSNSのアカウントは、世界中に情報を発信できるツールです。
ですから、もしパスワードが第三者にばれてアカウントが乗っ取られると、有害サイトへの誘導ツールとして使われる可能性もあるでしょう。
また、誰かを傷つける発言をされたり、記事を書かれたりするかもしれません。
そうなると、故人の名誉まで傷つけられます。

3.デジタル遺品整理をスムーズにするための方法とは?

現在、パソコンやスマートホンを全く使っていない、という方はほとんどいないでしょう。
ですから、どうしてもデジタル遺品は発生します。
最後に、遺族がデジタル遺品整理をスムーズに行う方法をご紹介しましょう。

3-1.デジタル遺品にかんする遺言書を作成する

インターネットバンキングの口座を持っていたり、SNSやブログを行っていたりする場合は、アカウントや銀行名、口座番号などを遺言書として残しておきましょう。
そうすれば、遺言書に従って、遺族が遺品を整理できます。
また、SNSだけでおつきあいがあった人やブログの読者に自分の死を伝えたい場合は、その文面も書いておきましょう。
そうすれば、余計なトラブルも防げます。
今は、エンディングノートといって家族に伝えたい情報や思いを記載する専用のノートも販売されているのです。
ぜひ利用してみましょう。

3-2.家族に知られたくない情報がある場合は?

パソコンやスマートホンの中に家族に見られたくないものが保存してある、という方は少なくありません。
今は、そのような記録を処分するソフトもあります。
一定期間パソコンが起動しないと、ソフトが記録を削除するのです。
とても便利ですが、長期旅行などに行く際は気をつけましょう。
また、信頼できる家族がいる場合は、そのような記録は一か所にまとめておき、エンディングノートに「中を見ないで処分してほしい」と書いておくとよいですね。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、デジタル遺品整理の方法や大切さをご紹介しました。
パソコンをはじめとするデジタル機器は、扱いが苦手な人もいます。
ですから、遺言書を作成する際は、できるだけ分かりやすく書きましょう。
ブログやSNS、ゲームはアカウントを削除するのか、残しておくかも伝えておいてください。
写真などは、年代別にフォルダーを分けておくと整理しやすいです。
また、見られたくない記録は外付けHDDなどに分けて保存しておくと、そのまま処分してもらうこともできます。
パソコンはゴミ捨て場に捨てられませんが、周辺機器などは大丈夫です。
遺族も、故人のパソコンやスマートホンをほうりっぱなしにしておかず、一度は中身を確認してみましょう。
ブックマークされているサイトなどを一度巡回してみると、故人が伝えきれなかったものに気付くかもしれません。