マザーボードの交換手順ってどうすればいいの? それに処分の方法は?

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マザーボードの交換をしたいと思うパソコンのユーザー数が、そこまで多いとは思いません。あまり詳しくない人にしてみればマザーボードといわれても、パソコンの中に入っている、緑色をした板という認識しかないでしょう。まして、マザーボードが壊れたので交換をするという発想は出てこないはずです。今回は、一般人があまり考えないマザーボードの交換方法や手順について紹介をしていきます。また、処分方法についても解説をしていきましょう。

  1. マザーボードとは
  2. マザーボードの交換について
  3. マザーボードの交換方法について
  4. マザーボードの処分について
  5. よくある質問

マザーボードの交換をするとなると、古いマザーボードの処分も検討しなければなりません。マザーボードの交換だけを考えて、処分について知らないと後々困ったことになってしまいます。マザーボードはパソコンの土台です。交換方法から処分方法までしっかりと把握しておきましょう。


1. マザーボードとは

この項では、マザーボードはどのようなものか、どのような役割をしているのかを紹介します。

1-1.どんなものか

マザーボードはメインボードとも呼ばれますが、パソコンの核になる板のことです。電気配線が施された基板(きばん)と呼ばれる板に、パソコンを動かすために必要なパーツを取り付けていきます。
マザーボードとは、そのパーツ専用のはめ込み口がついた板なのです。 

1-2.マザーボードの役割とは?

マザーボードは、パソコンを動かすために必要な部品を取り付けるパソコンの土台になるものです。
そのため、マザーボードが無ければパソコンは起動しません。必要な部品やパーツを接続し、パソコンを動かすことがマザーボードの役割といっていいでしょう。

パソコンの性能を決定し、寿命や将来性などを決めるのもマザーボードです。

1-3.素材

マザーボードの素材は、ガラス布をエポキシ樹脂で固めたものです。ガラス・エポキシ基板と呼ばれるもので、寸法変化(すんぽうへんか)が小さいので、パソコン・電子機器・OA機器などにも使用されます。

1-4.大きさや規格について

マザーボードの大きさにより3種類の規格に分類することができます。

  • ATX(エーティーエックス)
  • Micro-ATX(マイクロ・エーティーエックス)
  • Mini-ITX (ミニ・アイティーエックス)

規格により取り付けることのできるパーツの数に違いが出てくるのです。

BTXというマザーボードの規格も存在していましたが、あまり普及することなく消えていきました。

1-4-1.ATX

3種類のマザーボードの中で一番大きいサイズが、ATXです。

基板のサイズは305mm×244mmであり、タワー型デスクトップパソコンに用いられている規格になります。

特徴は、大きいので基板の面積に余裕が多くあり、コネクタ・スロット数が非常に豊富である点です。つまり、他の規格の基板よりも多くの各種パーツを取り付けることができます。
拡張性があり、後からさまざまな機能を取り付けることができるでしょう。

ハイスペックのパソコンの場合には、ATXを基板として使用するのが一般的です。マザーボードが大きいのでパソコンも必然的に大きくなってしまいます。

1-4-2. Micro-ATX

Micro-ATXは、2番目に大きな規格のマザーボードです。サイズは244mm×244mmになります。

ATXを小型化した規格で、省スペースのメーカー製パソコンやスリムタワー型と呼ばれるパソコンに使用されているマザーボードです。 ATXと比較をすると、サイズが小さくなっていますので拡張性は劣ります。
しかし、価格はATXより低価格です。そのため、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

基板が小さいためパソコンも小型化、省スペース化が図れます。性能面が著しく低いわけでもありません。

1-4-3. Mini-ITX

Mini-ITXのサイズは、170mm×170mmとマザーボードの中では非常に小型です。 超小型パソコンなどに使用されます。

サイズが小さいので設置することのできるパーツがほかの規格よりも少なく、拡張性は非常に低くなるでしょう。 しかも、小型化していますので価格が高く、コストパフォーマンス的には非常に悪くなります。

2.マザーボードの交換について

この項では、マザーボードの交換について紹介をします。マザーボードの故障や交換が必要なケースについて解説をしていきましょう。

2-1.マザーボードのよくある故障とは

マザーボードの故障は、ほかのパソコンの部品と比べて起こりにくいのですが、故障の原因として一番多いのは経年劣化です。マザーボードの基板の部分が経年劣化とともに通電(つうでん)しにくくなり、パソコンの中に電気が通らなくなります。

ただし、一部の機能が使えなくなる程度の故障であれば、マザーボードに搭載された拡張スロットに、不具合が起きた機能の拡張カードを挿入することで、フォローができるでしょう。

2-2. 交換が必要なケースとは?

マザーボードはパソコンの土台部分です。そのため、故障してしまうと、パソコンが起動しなくなります。つまり、マザーボードが故障したら交換をするしかありません。 電源が入らないだけでなく、液晶画面に不具合が発生することもあります。

マザーボードが故障したままパソコンを使うことは、ほぼ不可能であり、故障したら交換しかありません。

2-3.交換時の注意点

交換時の注意点としては下記の3つがあります。

  • パソコンのバックアップをとる
  • パソコンの電源を切り放電をする
  • 静電気対策をしっかりとおこなう

もちろん、根本的に新しいマザーボードが使用できるのかという点も忘れてはいけません。

前述のとおりマザーボードには3つの規格があり、規格が異なるとパソコンに入らず、パソコンケースを買い直す必要があります。また、マザーボードの交換についてはパソコンを自身で組み立てたことが無い方は、専門の業者に依頼をした方が安全です。

2-3-1.パソコンのバックアップをとる

マザーボードの交換に限らず、パソコンの部品を交換する際にはパソコンのバックアップを必ずとるようにしましょう。すべてのデータが消えてしまう可能性がゼロではない以上、パソコンのバックアップは必要不可欠です。

2-3-2. パソコンの電源を切り放電をする

マザーボードが通電(つうでん)していない状態にしましょう。電源を切り、コンセントから抜いても数分間は、マザーボード内に帯電(たいでん)している可能性もあります。 絶対に電気が来ている状態で作業をしてはいけません。ほかの部品や交換するマザーボードが壊れてしまう可能性があります。

電源ケーブルをコンセントから抜き、数分間、放電をした上で交換をしましょう。

2-3-3. 静電気対策をしっかりとおこなう

マザーボードは静電気に弱いため、交換をおこなう際には体に帯電(たいでん)している電気を逃しましょう。静電気でマザーボードやパーツが壊れてしまう可能性もゼロではありません。特に冬場は静電気が帯電(たいでん)しやすくなります。

作業の前に金属製の棚やパイプに触れ静電気を外へ逃がしましょう。静電気防止手袋を使用するという手段も有効です。

3.マザーボードの交換方法について

この項では、マザーボードの交換方法について紹介をします。手順や方法、DIYと業者のメリット・デメリットもみていきましょう。

3-1.マザーボードの交換方法

マザーボードの交換方法を簡単に説明すると、マザーボードに接続されている部品をすべて取り外し、マザーボードの交換をおこない、再びすべての部品を取り付けます。
つまり、マザーボードの交換は、パソコンを分解してから組み立てるのと同じ手順です。

  1. パソコンの電源を落とし電源コードをコンセントから抜く
  2. 放電(ほうでん)して、完全にマザーボードから電気を抜く
  3. マザーボードに刺さっているコード・拡張カードをすべて取り外す
  4. マザーボードをケースから取り外す
  5. ケースに付けてあるI/Oパネルを取り外す
  6. マザーボードからCPU、メモリを取り外す
  7. 新しいマザーボードにCPUを取り付ける
  8. CPUクーラーを取り付け、グリスを塗る
  9. メモリを取り付ける
  10. 新しいI/ Oパネルケースに取り付ける
  11. ケースにマザーボードを取り付ける
  12. 外したコード・拡張カードをすべて取り付ける
  13. パソコンを起動しマザーボードのドライバーをインストール

これが、マザーボードの交換の簡単な手順です。起動したら完了ではなく、本当に動くのかしばらく様子(ようす)を見る必要があります。

また、マザーボードをケースに取り付けるさい、スペーサーと呼ばれるネジを付ける金具位置の確認を忘れてはいけません。余計な位置にスペーサーがある場合、それが原因でマザーボードがショートすることもあります。

スペーサーは1ヶ所を残し、マザーボードと直接接触しないように、絶縁体のワッシャを間に挟みましょう。1ヶ所残す理由は静電気を溜まりにくくするためです。

3-1-1.DIYでマザーボードの交換

DIYでのマザーボードの交換はあまりおすすめすることはできません。

そもそも、市販のマザーボードというのは、修理のためではなく、自分でパソコンを組み立てるためのものになります。現在使用しているマザーボードと同じマザーボードを探すのも一苦労です。

メーカー製のパソコンなら、マザーボードは独自の仕様になっています。つまり、形が似ているマザーボードを購入しても、パソコンの箱の中に収まらないのです。

また、現在のCPU・メモリ・そのほかの拡張ボード類が、新しいマザーボードに使用できるのかもわかりません。マザーボードは世代交代が激しいので少し古いマザーボードになると、CPUソケットの形が異なり使用できないということがあります。

そして、少し古いマザーボードの入手は困難な場合が多いのです。 パソコンを何台か自分で自作したことがある人以外は、DIYでのマザーボードの交換はおすすめできません。

3-1-2.業者へ依頼をする

業者によって値段は異なりますが、1万円程度で修理をおこなってくれます。 パソコンを自作した経験が無い場合は、業者へ依頼すると確実です。

3-2.マザーボード交換のメリット・デメリット

マザーボード交換のメリット・デメリットはどのような点にあるのでしょうか。メリットとデメリットを切り分けて紹介をしていきます。

3-2-1.マザーボード交換のメリット

マザーボード交換のメリットについて下記のものがあります。

  • パソコンを買い替える必要がない(お金がかからない)
  • 独自のパソコンにすることができる
  • パソコンについての知識が深まる

マザーボードはパソコンの土台部分になりますので、マザーボードを交換することでパソコンの寿命は長くなります。そのため、新しくパソコンを購入する必要がないというわけです。

また、独自のパソコンにカスタマイズすることができます。ゲーミングパソコンのようなゲームをするために高いスペックを要求されるパソコンに作り変えることも可能なわけです。そして、パソコンのより深い知識をマザーボードの交換をすることで手に入れることができます。

3-2-2. マザーボード交換のデメリット

デメリットについては、下記のようなものがあります。

  • 手間が非常にかかる
  • マザーボードの交換のためにパーツも交換する必要がある
  • 正常に作動するとは限らない

マザーボードは世代交代が早いので、今現在使用しているマザーボードと同じマザーボードが市場に流通していない可能性が高くなります。その場合、CPUなどのパーツも新しく購入し直す必要があり、逆にお金がかかってしまうということもあるのです。また、マザーボードを交換したからといって、必ず正常に作動するとは限りません。

4.マザーボードの処分について

この項では、不必要になったマザーボードの処分について紹介をしていきます。どのような処分方法があるのか、みていきましょう。

4-1.処分方法

マザーボードの処分方法としては3つの方法があります。

  • 自治体にゴミとして回収してもらう
  • 専門業者による回収
  • ショップの買い取

一番、簡単な方法は燃えないゴミとして自治体に回収してもらう方法です。自治体によって異なりますが、小型家電リサイクル法に従い、設置されている回収ボックスへ捨てる方法もあります。この場合、データの消去などをする必要はないでしょう。

ただし、すべての自治体が回収ボックスを設置しているわけではなく、回収の対象品目も異なりますので、捨てる前に確認をする必要があります。

次に、専門業者による回収ですが、有料の場合と無料の場合がありますので注意しましょう。なぜ、専門業者に回収を依頼するのかといえば、マザーボードの交換に際してそのほかの処分品も処分してくれるので便利だからです。

最後に買い取ですが、新しいマザーボードならばパソコンの専門ショップが買い取ってくれます。しかし、壊れているマザーボードは買い取ってもらえませんので、あまり利用できる処分方法ではありません。

4-2.パソコン処分本舗の無料回収

前項で、専門業者による回収があると記述しました。パソコン処分本舗では無料で回収をおこなっています。全国対応ですから、どの都道府県に住んでいても関係なく利用できるのは大きなメリットでしょう。

ここで気になるのが、なぜ無料回収ができるのかです。使わなくなったパソコンでも使える部品をリユース品として販売しす。また、マザーボードや壊れたパソコンは金属資源の宝庫です。そのため、金属資源の販売でも利益を上げることができます。

4-3.業者選びのポイント

パソコンは個人情報の塊ですから、その処分業者は安易に選んではいけません。個人情報など悪用しようと思えば、悪用できるものです。

パソコン処分本舗を例にして、業者選びのポイントを紹介していくとすれば、下記の物があります。

  • 個人情報を完全に消去する機器をそろえている
  • 古物商許可を取得している
  • 古物商許可の認可番号を表示している
  • スタッフの紹介をしている

古物商許可については、認可番号というものがあります。認可番号は偽造することができませんから、それをホームページなどに載せているということは、安心できる業者であることの裏付けです。

また、スタッフの名前とプロフィールをサイトに載せるというのは、後ろ暗いことをしている業者ではちょっとできない行為であると考えます。

4-4.回収方法について

パソコン処分本舗では、送料0円で不要になったパソコン・家電製品を段ボール箱へ詰めて送るだけで簡単に回収が終了します。しかも、回収したパソコンのデータは専用機器を使って完全に消去されますので、安易に自治体のゴミに出すよりも手間がかからずに済むのです。

4-5.マザーボード処分の注意点

マザーボードのみを捨てるのであれば自治体回収でも問題はありません。小型家電として無料で回収をしてくれます。

しかし、パソコンも一緒に捨てると、家電リサイクル法の関係で自治体での処分・回収はおこなわれないのです。 つまり、専門の業者かメーカーに引き取ってもらうしかありません。また、ハードディスクには個人情報が記憶・記録されていますので処分にはかなり気を付ける必要があるわけです。

安易に、街中を巡回している業者へ処分を依頼してしまいますと、個人情報を悪用され、後で高額な処分費用を請求されることになります。

この記事で紹介しているパソコン処分本舗のように、物理的にデータを消去する機材を持ち、信頼性が極めて高い業者に処分を依頼するようにしましょう。業者選びについては、慎重に選んで問題はありません。

5.よくある質問

5-1.マザーボードって売ることができるのですか?

正常品であればパソコンショップでは買い取をしてくれます。壊れたものでは買い取されませんので注意をしましょう。また、最新のものでなければなりません。

5-2.メーカー製のマザーボードは交換できますか?

メーカー製の場合、メーカーに依頼をしない限り交換をすることは不可能です。まず、メーカー製のマザーボードの入手が困難になります。仮にマザーボードの交換を自身でした場合、保証が効かなくなりますので注意しましょう。

5-3.パソコンを組み立てたことがないけれど、マザーボードの交換は可能ですか?

可能ですが、必ず動く保証もありません。また、手間暇が非常にかかるため、業者に依頼をするか、メーカー製であればメーカーに交換の依頼をするのがベターです。それでもやりたいという場合は、ネット上にアップされている動画を参考に慎重におこなってください。

5-4.一部の機能が使えないのですが、マザーボードを交換するべきでしょうか?

マザーボードの交換は、通電することができず、起動ができないという致命的な状態を除き、交換する必要はありません。不具合が起きた機能の拡張カードを差してフォローしていけば、問題なく動きます。

5-5.マザーボードの交換は簡単ですか?

簡単ではありません。パソコンを分解して再度組み立てるようなものです。しかも、マザーボードの世代交代は激しいので、パーツが使用できないケースもあります。素人にはあまりおすすめすることができません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。マザーボードは、パソコンの中に入っている緑色の板ですが、パソコンの土台であり、マザーボードの大きさによりパソコンの能力が大きく左右されます。そのような重要な部品であるマザーボードの交換は、慎重におこなわないと失敗してしまい、パソコンが起動しないというケースもあるのです。素人がDIYで交換をおこなうには少し荷が重いといえます。また、処分をする場合、そのほかの部品も処分してくれる業者へ依頼した方が、手間暇がかからずに楽でいいでしょう。