PCをオークションに出品する際に気をつけるポイントとは?

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パソコン(PC)は家電の中で、最もサイクルが早いもののひとつです。
ですから、毎年PCを買い替える人も少なくないでしょう。
PCの寿命は長くありませんが、製造から5年以内のものならば中古品として買い手がつきやすいです。
インターネットオークションに出品したいと思っている人もいるでしょう。
そこで、今回はPCをオークションに出品する際の注意点についてご紹介します。
PCは個人情報の塊です。
不用意に出品すると、個人情報が流出してしまうかもしれません。
また、買い手がつきやすくなる出品情報の書き方もご説明します。
不要になったPCをオークションに出品したいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

目次

  1. PCをオークションに出品する前にやっておくこと
  2. 買い手がつきやすい出品情報の書き方
  3. 梱包(こんぽう)は厳重に、発送は迅速(じんそく)に行う
  4. インターネットオークションに出品しない方がよいPC とは?
  5. おわりに

1.PCをオークションに出品する前にやっておくこと

この項では、PCをオークションに出品する前にやっておくことをご説明します。
これをやっておけば、落札者が出たらすぐに商品を発送できるでしょう。

1-1.動作チェック

まずは、PCが正常に作動するかどうかチェックします。
電源や立ち上がった後の動作に不具合がないか確認するかはもちろんのこと、CD-ROMやDVDもきちんと読みこむかチェックしてください。
また、ノートPCの場合はバッテリーの調子も確認しておきましょう。

1-2.PC本体のチェック

動作確認が終わったら、PC本体をチェックしてみましょう。
汚れや破損などがないかどうか、よく確認してください。
液晶画面の明るさもチェックするとよいでしょう。
また、意外と見過ごされがちなのが匂いです。
喫煙者の場合はタバコの匂いがPCに染みついていることもあるでしょう。
そして、ペットの匂いも気にする人は気にします。
匂いが気になる場合は、消臭効果のあるウエットティッシュなどでPCの外側をよくぬぐっておいてください。

1-3.PCをリカバリーする

PCは個人情報の宝庫。
そのまま出品すれば、大変危険です。
ですから、PCを「リカバリー」といって出荷したときの状態に戻しましょう。
リカバリーディスクを使えば簡単です。
リカバリーディスクはPCに付属品としてついている場合もありますし、メーカーのサイトからダウンロードする方法もあります。「もっと安全な方法を取りたい」という場合は、HDDの中身をすべて消去するソフトを使用してOSを再インストールしましょう。ただし、これを行うにはある程度PCの知識が必要です。
しかし、ここまで行ってもデータを復旧させる手段はある、ということを覚えておきましょう。

2.買い手がつきやすい出品情報の書き方

さて、PCの出品準備が整ったらオークションに出品しましょう。
その際に、どのような出品情報を書けば買い手がつきやすくなるでしょうか?
この項では、買い手がつきやすくなるコツをご紹介します。

2-1.PCのスペックは必須

PCを出品する際は、

  • 製造年度
  • メーカー
  • CPU
  • メモリー
  • HDDの容量
  • その他の性能

を書いておきましょう。
CPUやメモリーがどんなものかわからないという場合は、「マイコンピューター」のページを右クリックしてプロパティを表示させてください。
WindowsのVista~7までならこの方法でメモリーとCPUが表示できます。
8~8.1はPCの設定をクリックすれば表示できるでしょう。
PCの説明書が取ってある方は、それを確認すればHDDの容量まですべて書いてあります。
「PCに詳しくない」という方は、説明書をご覧ください。
また、テレビが視聴できるかどうかや、ブルーレイが再生できるかも書いておきましょう。

2-2.写真は3枚以上載せる

PCの写真を1枚だけ載せているケースも多いですが、全体写真だけでは落札をためらう人も少なくありません。
ですから、PCの写真は最低でも3枚以上載せましょう。
1枚は全体を写した写真。
2枚目は背面からの写真を載せましょう。
3枚目は傷や汚れのアップです。
「このような汚れがあります」と書いておけば、落札されやすいでしょう。
傷や汚れがない場合は、付属品の写真を載せておくとよいですね。

2-3.付属品の有無や注意事項も忘れずに

PCの付属品がすべてそろっている場合は、必ずその旨(むね)を書いておきましょう。
欠けている部品がある場合は、品名を書いておきます。
また、不具合などがある場合は、それも忘れずに書いておいてください。

3.梱包(こんぽう)は厳重に、発送は迅速(じんそく)に行う

無事に落札者が出たら、その後のやり取りは素早く行いましょう。
放っておけばキャンセルされてしまうかもしれません。
また、相手が値引きを要求してきた場合も早めに対応してください。
PCを郵送する際は、梱包(こんぽう)をしっかり行いましょう。
輸送中に壊れては、トラブルの元になります。
いくら「ノークレームノーリターンで」と断りを入れていても、壊れたものを送りつけられては文句がくるでしょう。
最もよい方法は、PCが入っていた段ボールと梱包(こんぽう)材を使うことです。
ない場合は、PCに合わせた段ボールを使い、中でPCが遊ばないように梱包(こんぽう)材を敷きつめましょう。
また、宅配業者の中には「パソコンを郵送する専用の梱包(こんぽう)セット」を取りあつかっているところもあります。
それを利用すれば、より安全でしょう。

4.インターネットオークションに出品しない方がよいPC とは?

インターネットオークションには、さまざまなPCが出品されています。
とても古いものから、最新式のPCまであるでしょう。
また、壊れているPCでも「ジャンク品」として出品されることもあります。
部品だけが欲しい人に需要があるそうです。
出品されているPCを見ていると、「うちに眠っているPCも買い手がつくかも」と思うかもしれません。
しかし、PCを見知らぬ人に売却することは、個人情報漏えいの危険があるということです。
「うちのPCには、ろくなデータが入っていないから心配ない」と思う方もいるでしょう。
しかし、インターネット通販を利用したことがあるなら、クレジットカード番号が記録されています。
同じようにインターネットバンキングを利用した場合は、口座番号と暗証番号が記録されているのです。
このふたつが流出すれば大変なことになります。
また、写真もコラージュ加工をされて全く別物に作り変えられるかもしれません。
実際、アダルトサイトの広告には、別人の顔とヌード写真を組み合わせたものが使われていることもあるのです。
また、愉快(ゆかい)犯が「凶悪な事件の犯人」としてPCに残っていた写真をネットにアップするかもしれません。
このように流出した画像は、完全に削除できないのです。
さらに、仕事で使用していたPCは、会社の情報もつまっています。
ですから、仕事で使用していたPCや写真などがたっぷり入っているPCは、売却しない方がよいでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回はPCをオークションに出す際の注意点についてご説明しました。
まとめると

  • PCを出す際は必ずリカバリーをする。
  • PCは動作チェックや付属品の確認をしてから出品する。
  • 写真は3枚以上載せるのがベストであり、傷や汚れはアップにして写す。
  • 落札されたら迅速(じんそく)に発送しよう、

ということです。
まだ動くパソコンはオークションに出せば、まだまだ活躍できます。
しかし、前述したように漏えいしたら大変なことになる情報がつまったパソコンは出品しない方がよいでしょう。
わずかなお金と引き換えに、大変なことになるかもしれません。
気をつけてください。