パソコンに含まれるレアメタルの含有量とは?

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現在、パソコンはPCリサイクル法に基づいて処分しなくてはなりません。
その理由は、パソコンの内部にレアメタルがたくさん使われているからです。
そこで、今回はパソコンの内部に使われているレアメタルの含有量についてご説明します。
いったいどのくらいの量が含まれているのでしょうか?
また、パソコンのリサイクル方法なども一緒にご説明します。
パソコンを使っている方は、ぜひ読んでみてください。
あなたがお使いのパソコンの中にもレアメタルは含まれているのです。

目次

  1. レアメタルって何?
  2. パソコン1台に含まれているレアメタルの量とは?
  3. レアメタルはどうして高価なの?
  4. パソコンはどうやってリサイクルされるの?
  5. おわりに

1.レアメタルって何?

レアメタルとは、「希少金属」ともいわれ、非鉄金属のうちで流通量と使用量が少ない金属のことです。
ちなみに、レアメタルとは日本だけで使われている言葉で、海外では「マイナーメタル」といいます。
希少金属というと、金や銀が真っ先に思い浮かぶ方も多いでしょう。
しかし、金は貴金属でありレアメタルには分類されません。
レアメタルのうちで私たちになじみがあるものといえば、白金やチタン、コバルトでしょう。
レアメタルは、主に電子機器などに使われます。
貴金属のように宝飾品に使われることはほぼありません。
もちろん、パソコンにもレアメタルは使われています。
1台1台に使われている量はとても少ないですが、たくさん集まればバカにできない量になるでしょう。

2.パソコン1台に含まれているレアメタルの量とは?

少し古い資料ですが、1999年製造のノートパソコンには

  • 金150mg
  • 銀520mg
  • パラジウム28mg
  • 銅107g

が使われていたそうです。
これらの貴金属およびレアメタルは主に基盤で使われています。
基盤の製法も進歩していますから、現在もこれと同じくらいの含有量があるかどうかは分かりません。
しかし、2012年に富山高専でパソコン100台分の基盤から純金を回収する授業を行ったところ、約2.3グラム(時価1万円)の金が回収できたそうです。
金だけでこの量ですから、ほかのレアメタルや貴金属も期待できるでしょう。
日本では毎年何千万台というパソコンが廃棄されています。
ですから、それらの基盤からレアメタルを回収すればかなりの量になること間違いありません。
 

3.レアメタルはどうして高価なの?

地殻の中に含まれているレアメタルの量は決して少なくありません。
金や銀などの貴金属に比べるとずっと多いのです。
しかし、レアメタルは採鉱される鉱石の中に少ししか含まれていません。
ですから、何トンもの鉱石を掘っても取れるレアメタルの量はほんのわずかです。
また、精錬方法も複雑。
金や銀は採掘量こそ少ないですが、一度鉱脈が発見されると金や銀を含んだ鉱石がたくさん取れて精錬方法も簡単です。
ですから、金や銀は科学技術が低かった古代から精錬できたのでしょう。
また、レアメタルの含有量が多い土地は、中国やロシア、南アフリカと政情が不安定な国に多いのです。
これらの国は、指導者が変われば外国人が入国禁止になる可能性もあります。
ですから、国際的な採掘が難しいのです。
そのため、レアメタルの採掘量を増やすよりもリサイクルの方に力がそそがれています。

4.パソコンはどうやってリサイクルされるの?

では、パソコンはどうやってリサイクルされるのでしょうか?
この項では、現在のパソコンリサイクル事情をご紹介します。

4-1.パソコンは、PCリサイクル法に沿って処分する

パソコンは、PCリサイクル法に基づいて処分しなくてはなりません。
PCリサイクル法を簡単に説明すると「パソコンは、製造・販売したメーカーが責任を持って回収してリサイクルしなさい」というもの。
家電リサイクル法と同じですね。
ですから、パソコンの本体と液晶モニターはどんなものでもゴミ捨て場に捨てられません。
小さなノートパソコンでも、不法投棄になりますから注意しましょう。
なお、キーボードやマウス、プリンターなどの周辺機器はゴミとして捨てられます。
また、タブレット型のパソコンも現在はゴミとして回収してもらえるのです。
しかし、iPadは販売元のapple社が回収を行っています。

4-2.回収されたパソコンはどうなるの?

メーカーが回収したパソコンは、いったん分解されて種類別に分けられます。
ここで、金属なら金属、プラスチックならプラスチックと分別されるのですね。
分別が住んだ部品は細かく砕かれて熱で溶かされ、再びプラスチックや金属として生まれ変わります。
つまり、リサイクルといっても、古い部品をそのまま新しいパソコンに載せ換えるわけではないのです。
ここを誤解されている方も多いので、覚えておいてください。
ですから、家に古いパソコンが眠っているという方は、たとえ有料でもメーカーに回収してもらいましょう。
家で眠っている限り不用品でしかないですが、回収してもらえば資源として生まれ変わります。

4-3.パソコンを無料で回収している業者もある

現在は、メーカーだけでなく独自でパソコンを無料回収している業者もいます。
インターネットで検索すると、「パソコンを無料回収いたします」という業者がたくさんヒットするでしょう。
「無料で回収してくれるなんて、怪しい」と思った方もいるかもしれません。
しかし、前述したようにパソコンはレアメタルがたくさん含まれており、100台回収しただけでも1万円分くらいの金が回収できるのです。
ほかの金属も回収すれば、もっと利益が上がるでしょう。
ですから、業者はパソコンを無料で回収できるのです。
一昔前によく街中をトラックで流していた古紙回収業者と仕組みは同じ、と考えれば分かりやすいでしょう。
古紙回収業者も、古紙が再利用できるからこそ無料で回収してくれたのです。
このような業者の特徴は、どのようなメーカーのパソコンも引き取ってくれるということ。
ですから、メーカーがなくなってしまったパソコンでも大丈夫です。
中には、遠方からでも郵送で受け付けてくれる業者もあるでしょう。
また、持ちこみをすればすぐに引き取ってくれるのです。
ですから、「事情があって今すぐパソコンを処分したい」という場合は、とても便利でしょう。
業者に回収してほしい場合は、よくホームページなどを確認して回収できるパソコンだけを持ちこんでください。
ホームページがないという業者は、電話で問い合わせれば教えてもらえるでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回はパソコンに含まれるレアメタルについていろいろとご説明しました。
まとめると

  • パソコンには1台当たり数mgのレアメタルが含まれている。
  • レアメタルは採鉱量をあげるよりもリサイクルに力がそそがれている。
  • メーカーに回収してもらったパソコンは、分別されてプラスチックや金属として再利用される。
  • パソコンを無料回収してくれる業者もある

ということです。
前述した富山高専の先生は、廃棄予定のパソコンを「現代の鉱山」とたとえたといいます。
確かに、100台分のパソコンから2グラム以上の貴金属がリサイクルできましたから、鉱山は言い過ぎではありません。
つまり、あなたの家で眠っているパソコンも、レアメタルの鉱石なのです。
そう考えると、置きっぱなしにしているのはもったいないでしょう。
また、パソコンは回収が遅れるほど部品が劣化してリサイクルしにくくなります。
現に、ブラウン管モニターは引き取るところが限られているのです。
ですから、パソコンが不要になったらできるだけ早く回収に出しましょう。

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