
MacBookの安全な処分方法|最新のデータ消去(初期化)と無料回収のやり方を解説
2025/09/05
2025/10/22
「不要になったMacBookを処分する方法を知りたい」という人は多いでしょう。MacBookは「PCリサイクル法」の対象製品であり、宇治市などの自治体では不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てることはできません。法律に沿って正しくリサイクルに出す必要があります。
しかし、それ以上に重要なのが「データ消去」です。この記事では、最新のMacBookの正しいデータ消去方法、古いMacBookとの違い、そして安全な処分方法について詳しく解説します。
- MacBookを処分する前の必須準備
- 【最新】MacBookのデータ消去(初期化)方法
- 【注意】近年のMacBookは物理破壊が不可能です
- MacBookの処分方法4選を比較
- MacBookの処分に関するQ&A
この記事は次のような方におすすめです
- MacBookの正しい捨て方・リサイクル方法を知りたい方
- MacBook内の個人情報やデータを安全に完全消去したい方
- 古いMacBookと新しいMacBookの初期化手順の違いがわからない方
- 壊れたMacBookを無料で処分したい方
1. MacBookを処分する前の必須準備
MacBookを初期化(データ消去)する前に、必ず以下の準備を行ってください。これらを忘れると、データが失われたり、アクティベーションロックがかかったままになったりします。
重要なデータのバックアップをとる
まず、新しいパソコンに移行したい重要なデータ(書類、写真、音楽など)をバックアップします。MacBookに内蔵されている「Time Machine」機能で外付けHDDに保存するか、iCloud Driveに保存するのが簡単です。
各種サービスからサインアウトする
データ消去のトラブルを防ぐため、以下のサービスからサインアウト(サインオフ)しておきましょう。
- iTunes:(古いmacOSの場合)「アカウント」メニュー →「認証」→「このコンピュータの認証を解除」
- iCloud:(「システム環境設定」または「システム設定」から)Apple IDを選択し、サインアウトします。
- iMessage:「メッセージ」アプリを開き、「設定」→「iMessage」→「サインアウト」
「Macを探す」をオフにする
iCloudからサインアウトする際に、「Macを探す」をオフにするか尋ねられます。これがオフになっていないと、次の所有者がアクティベーションロックで使用できないため、必ずオフにしてください。
2. 【最新】MacBookのデータ消去(初期化)方法
MacBookのデータ消去方法は、お使いのモデル(搭載チップ)によって手順が異なります。
Apple T2チップ / Apple Silicon (M1, M2, M3等) 搭載モデル
比較的新しいMacBook(2018年以降のモデル)は、iPhoneのように簡単に全データを消去できます。
- 「システム設定」を開きます。(macOS Ventura以降)
- 「一般」→「転送またはリセット」をクリックします。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をクリックし、パスワードを入力します。
- 画面の指示に従うと、MacBookが再起動し、完全に初期化されます。
(macOS Montereyの場合は、「システム環境設定」のメニューバーから「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します)
上記以外の古いIntel搭載Macモデル
T2チップが搭載されていない古いMacBookは、少し複雑な手順が必要です。
- MacBookを再起動し、すぐに「command (⌘) + R」キーを長押しします。
- 「macOSユーティリティ」ウインドウが表示されたら、「ディスクユーティリティ」を選択します。
- 「Macintosh HD」(または起動ディスク名)を選択し、「消去」ボタンをクリックします。
- フォーマット(APFSまたはMac OS拡張)を選択し、「消去」を実行します。
- 完了したらディスクユーティリティを終了し、「macOSを再インストール」を選択します。
3. 【注意】近年のMacBookは物理破壊が不可能です
「データ消去が不安だから、ハードディスク(HDD)を取り出して壊したい」と考える方もいるかもしれません。しかし、その考えは現代のMacBookには通用しません。
2015年頃以降のほとんどのMacBook(Air, Pro)では、HDDやSSDはロジックボード(メイン基板)に直接ハンダ付け(オンボード化)されています。
つまり、SSDを物理的に取り出すこと自体が不可能であり、ドリルで穴を開けたり、叩き割ったりする「物理破壊」は事実上できません。無理に分解しようとすると、バッテリーを損傷させ、発火や怪我につながる重大な事故になる危険性があります。
「データ消去が正しくできたか不安」「操作が難しくてわからない」という方こそ、自己流で対処せず、データ消去を熟知した専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。
4. MacBookの処分方法4選を比較
データを安全に消去する準備ができたら、次は処分方法を選びます。
方法1:Appleの回収・下取り(Trade In)
Apple Storeや公式サイトで、リサイクル回収や下取り(Trade In)を申し込めます。状態の良いモデルであればApple Storeギフトカードで還元されます。PCリサイクルマークの有無に関わらず、すべてのMacBookが対象です。
注意点:データ消去は「自己責任」です。消去し忘れるとそのままリサイクル(または再販)プロセスに進んでしまいます。
方法2:家電量販店の下取り
新しいパソコンに買い替える場合、家電量販店が古いMacBookを下取りしてくれることがあります。
注意点:買い替えが条件の場合が多く、データ消去は「自己責任」となります。
方法3:買取業者
まだ新しく、正常に動作するMacBookは、中古買取業者に売却できる可能性があります。高値がつくこともありますが、古いモデルや壊れているモデルは対象外です。
注意点:データ消去は「自己責任」です。
方法4:パソコン無料回収専門業者
「パソコン処分本舗」のような、無料回収を専門に行う業者に依頼する方法です。データ消去の不安や費用の問題をまとめて解決できます。
処分方法 | データ消去 | 費用 | 壊れたPC |
---|---|---|---|
Apple / 家電量販店 | 自己責任 | 無料~(下取りも有) | △(下取り不可) |
買取業者 | 自己責任 | ◎(プラスになる) | ×(買取不可) |
パソコン処分本舗 | ◎(お任せ可能) | ◎(無料) | ◎(無料) |
データ消去が不安なMacBook処分は「パソコン処分本舗」へ
「パソコン処分本舗」では、不要になったMacBookの無料回収を承っています。
- 安全なデータ消去:「すべてのコンテンツと設定を消去」が不安な方、古いMacの操作がわからない方も、専門スタッフが物理破壊を含む確実なデータ消去(無料)を行いますので安心です。
- 壊れていても無料:電源が入らない、液晶が割れているMacBookも無料で回収します。
- 簡単な手続き:持込回収のほか、全国から宅配便での無料回収(送料も弊社負担※)も受け付けています。
※無料宅配回収には「パソコン本体を含む」など一定の条件があります。詳しくはサイトをご確認ください。
→【無料回収対象】ノートパソコン(MacBook)の詳細はこちら
5. MacBookの処分に関するQ&A
Q.MacBookの寿命を延ばす使い方はありますか?
A.ソフトウェアを最新のものにアップデートし、設定を最適化することが重要です。また、極端な温度変化(高温の車内放置など)を避け、バッテリーを過度に充放電しない(充電しっぱなし・0%まで使い切るを避ける)ことも有効です。
Q.壊れたMacBookも回収してもらえますか?
A.はい、「パソコン処分本舗」では、電源が入らない、水没した、画面が割れたMacBookも無料回収の対象です。買取業者で断られたものでもご相談ください。
Q.なぜ無料で回収できるのですか?
A.回収したMacBookを、リユース(整備して再販)またはリサイクル(部品や希少金属の資源化)しているためです。これにより、お客様から処分費用をいただくことなく運営しております。
Q. データ消去が本当に安全か不安です。
A. ご不安な方のために、「パソコン処分本舗」ではデータ消去証明書(有償)の発行も承っております。専門スタッフがどのようにデータを処理したかを書面でご報告いたします。ご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。
→データ消去や回収についてのお問い合わせはこちら
まとめ
MacBookは高性能である一方、処分時には特有の注意が必要です。特にデータ消去は、近年のモデルでは物理破壊が不可能なため、正しい手順での初期化が必須となります。ぜひこの記事を参考に、MacBookのデータを安全に消去し、ご自身に合った方法で処分してください。
「パソコン処分本舗」では、データ消去が不安な方、壊れて処分に困っているMacBookをお持ちの方からのご相談を、無料(送料・処分料・データ消去料すべて無料)で承っています。