廃品回収業者とのトラブルを防ぐ! よくあるトラブルと業者の選び方

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たくさんの不用品があるときに、利用すると便利なのが廃品回収業者や不用品回収業者です。けれども、最近では業者とのトラブルが問題として取り上げられたり、悪質業者の増加がニュースになったりしているので利用を迷っていませんか? 確かに悪質な業者もいるのですが、不用品の回収・処分をおまかせできるサービスの存在は魅力的ですよね。利用者がきちんと知識を持ち、信頼できる業者を選べば安心して回収を依頼できます。そこで、そもそも廃品回収業者とはどのような仕事をするのか・悪質な業者とのトラブル例・トラブルを防ぐ方法などをご紹介しましょう。

  1. 廃品回収業者とは
  2. 廃品回収業者とのトラブルについて
  3. 廃品回収業者とトラブルを防ぐために
  4. 廃品回収業者の選び方のポイント
  5. 廃品回収業者〜よくある質問〜

この記事を読んでいただければ、信頼できる業者を選べ安心して不用品の回収を依頼できます。ぜひお役立てください。


1.廃品回収業者とは

廃品回収業者とのトラブルに巻き込まれないためにも「廃品回収業者とはどのような仕事をするのか」という基礎知識を学びましょう。

1-1.廃品回収業者について

「廃品回収」とは、資源として活用できる廃品を「再生目的で回収すること」を指します。回収の対象になるのは、新聞紙やダンボールなどの「紙資源」やガラスびん・タイヤ・古着・古布などが中心です。今までは、これらを回収する人を「廃品回収業者」と呼んでいました。

けれども、最近では不用な家具や家電・日用品・雑貨・自転車ほかさまざまなものを回収する業者が増え、一般的には「不用品回収業者」とも呼んでいます。また、環境省では「不用品回収業者」の名前で統一しているので覚えておきましょう。

1-2.廃品回収業者を利用するメリット・デメリット

引っ越しや年末の大掃除、断捨離などを行うとたくさんの不用品が出ます。自治体の燃える・燃えないゴミで処分できるならいいのですが、大きなものになると粗大ゴミの手配をしなければなりません。粗大ゴミセンターに電話をして回収日の予約をし、有料処理券を購入して粗大ゴミに貼り、回収日当日に回収場所に出さなければならないのです。ひとつならまだしも、複数あると非常に面倒な作業になってしまいます。

廃品回収業者に依頼すれば1度に回収してもらえるので手間がかかりません。また、粗大ゴミの場合は、自分の都合がいい日に回収を指定できませんが、業者の場合はこちらの都合に合わせてくれるのもメリットです。さらに、1人暮らしの女性や高齢者など、大きな粗大ゴミを回収場所まで自力で運べない人たちも業者を利用すると便利でしょう。

デメリットは、廃品回収業者の中には悪質な業者もいるので信頼できる誠実な業者をしっかりと選ぶ必要があることです。

1-3.最近の傾向

昔の「ちり紙交換」業者は、一般家庭から古新聞・古雑誌・ボロ切れ・ダンボールなどを回収し、ちり紙やトイレットペーパーと交換していました。このような業者は時代の流れとともに少なくなり、現在の廃品回収業者は不用品回収業者とも呼ばれ、回収する対象品も幅広くなっています。また、回収方法も昔のように、トラックで回収するのではなく、店頭・宅配・出張による回収が主流になりました。また、業者によっては、回収時に買取可能な製品を買取することもあります。

2.廃品回収業者とのトラブルについて

廃品回収業者は、じゃまな不用品を処分できるので便利な存在です。自治体のゴミで処分するときは、ルールに従い自分で不用品を「仕分け」しなければなりません。けれども、業者の場合はその必要はないのです。そのため、最近では廃品回収業者を利用する人が増えています。けれども、それに伴いトラブルも増加しているので注意してください。よくあるトラブルをご紹介しましょう。

2-1.よくあるトラブルとは

2-1-1.無料じゃなかった

「廃品を無料で回収」とアナウンスしつつ車で移動している業者に古いパソコンの回収を依頼。荷物を車に積んだ後に「パソコンはリサイクル料金が必要だ」と料金を請求してきた。もめるのも面倒なので5,000円を払い回収してもらったがPCリサイクルマーク付きのパソコンは処分費用が無料だと知り、だまされたことがわかった。

2-1-2.見積金額と違う

チラシにあった廃品回収業者の電話番号に連絡をして、回収料金を聞いたら安かったので回収日を予約した。当日、不用品を部屋から運び出した後、倍の料金を請求してきたので文句を付けたら、「運搬費は別だから」と言い張られ仕方なく支払ったが納得できない。

2-1-3.高い金額を請求された

「廃品を無料で回収します」とアナウンスをしながら小型トラックで周回している業者が来たので呼び止めた。古い家電とパソコンをお願いしたら「家電やパソコンはリサイクル料金を徴収することになっている」と15,000円を請求された。こちらも知識がなかったので払ったが後で調べたらそこまでの金額はかからないことがわかりショックだった。

2-1-4.不法投棄

車で街中を回っている廃品回収業者に、有料で回収してもらった自転車と古い家電が野原に不法投棄してあった。

2-1-5.押し買い

「不用品買取業者です。家にうかがい見積もりをします」という電話がかかってきたので、訪問日を予約した。古い家電を回収してもらうつもりだったのに、当日来た担当者が「貴金属や着物はないですか?」としつこく粘って帰らないので困った。

2-2.トラブルの対応方法

前項で挙げたようなトラブルがあった後、支払ったお金を取り戻すのはほとんど不可能でしょう。悪質な業者の場合、身元不明なことがほとんどでトラックに会社名・住所・電話番号などが書いていません。また、名刺や領収書なども持っていないことがほとんどです。とりあえず、国民生活センターの「消費者ホットライン=188」に電話して相談してみましょう。ただし、相手の社名も所在地も電話番号もわからない状態だと調べるのは困難だと思ってください。

トラブルに合わないためには、「悪質な業者を見破って回収を依頼しない」ことに尽きます。次の項からは、悪質な業者についての知識や業者選びのポイントなどをご説明しましょう。

3.廃品回収業者とトラブルを防ぐために

廃品回収業者とのトラブルを未然に防ぐためには、利用者が知識を仕入れて賢くなることが大切です。悪質な業者の見破り方や「正しい廃品回収業者とは」を知っていると、業者選びのとき参考になります。

3-1.悪質な業者に注意しよう

まず、廃品回収業者・不用品回収業者を名乗る業者の中には、「悪質な業者もいる」ということを胸に刻んでください。悪質な業者は前項で挙げたようなトラブルを引き起こします。また、最近では「不用になった○○を買取りします」という電話をかけてきて「訪問のアポを取ろうとする」業者もいるので注意してください。家に招き入れるとしつこくジュエリーや貴金属、着物など「高価なものを出せ」と粘ります。

  • 「無料で回収」とアナウンスしながら無名のトラックで街を周回している業者
  • 空き地などで「不用品を無料回収」などののぼりを立て、品物を回収している業者
  • 「買取の見積もりのために訪問したい」と電話セールスをする業者

などには依頼しないでください。

また、悪質な業者は廃品回収の正式な許可を受けていません。チラシや名刺などに許可を得ていることを明記していない業者は信頼しないほうがいいでしょう。許可については次の項で詳しく説明します。

3-2.覚えておきたいこと

廃品回収業者についての基本的なことを覚えておきましょう。

3-2-1.無料回収業者について

基本的に、回収業者は廃品や不用品を有料で回収します。また、回収費用自体は無料でも、リサイクル料金や運搬費、宅配便の送料(宅配回収の場合)は有料のこともあるでしょう。

けれども、無料で回収する業者もいます。「パソコン処分本舗」では、全国どこからでも「宅配回収」なら送料も回収費用も「無料」です。「お金をかけずにさまざまな不用品を処分したい」と思っている人にはぴったりでしょう。

3-2-2.許可について

廃品回収をするとき、利用者から処分料金をもらって回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。また、利用者が事業主の場合は、業種や廃棄物の種類により「廃棄物収集運搬業許可」も必要になります。そして、廃品や不用品を回収してメンテナンスや修理をほどこし再販売する場合は「古物商の営業許可」が必要なのです。

業者を利用するときには、上記の許可を得ている業者かどうか確認してください。何の許可も持っていない業者や許可番号の提示をしていない(もしくは拒む)業者には依頼しないようにしましょう。

3-2-3.見積もりの仕方

廃品や不用品を業者に回収してもらうときは、必ず回収費用の見積もりを出してもらってください。最近は、電話やメール・インターネットの問い合わせフォームなどで費用の概算を見積もってくれる業者がほとんどです。

業者は利用者から、回収する品物の種類・大きさ・量などを聞いて、回収に必要な人員の数とトラックの大きさを決め見積金額を出します。また、利用者の家が「5階なのに階段しかない」「家の前にトラックが止められない」などの場合は料金が割り増しになることも多いでしょう。見積金額は業者によっても異なります。目安になる回収費用を、ホームページにきちんと提示している業者を選びましょう。

3-2-4.回収後はどうなるのか

廃品や不用品といっても、中には新品やほとんどダメージのないものなども少なくありません。それらの製品は掃除をして再販売します。また、修理可能なものは業者がメンテナンスをほどこし、自社で経営するリサイクルショップで再販売するケースも多いのです。

また、家電や電動アシスト自転車・マウンテンバイク・原付きバイクなどは、「日本製」というだけで人気があるので海外に輸出するケースもあります。業者によってシステムは異なるので、回収後どうなるのか気になる場合は直接業者に質問してみましょう。

4.廃品回収業者の選び方のポイント

廃品回収業者や不用品回収業者は、インターネットで検索しただけでもたくさんあるので、どこを利用しようかと迷ってしまうものです。そこで、どのようなことを基準に選べばいいのか、業者選びのポイントを挙げてみました。ぜひ参考にしてください。

4-1.選び方のポイント

業者を選ぶときに大切なのは「3-1.悪質業者に注意しよう」でもご紹介したように「無許可の悪質な業者を選ばない」ことが何よりも重要です。

以下のことをきちんとチェックしてください。

  • チラシや会社のホームページで、会社の住所・電話&FAX番号・メールアドレスが記載してあるかを確認する
  • 「許可番号」を持っているかを確認する(ホームページなら「会社概要」のページに、チラシなら一番下に記載しています)
  • 見積もりは無料
  • 無料相談(電話やメールなど)サービスがある
  • 回収費用を明記している
  • 「宅配回収」や「出張回収」の場合は、自宅が業者の担当エリアか確認する
  • 回収実績がある

4-2.料金について、相場

廃品や不用品の回収費用は業者によって異なります。また、「3-2-3.見積もりの仕方」でもご紹介したように「どのようなものをどれだけ回収してもらうのか」によっても金額は変わるのです。きちんとした業者の場合、ホームページで料金システムを明記しているので目安にしてください。実際に依頼するときには、事前に業者に問い合わせをして見積もりを出してもらいましょう。

「パソコン処分本舗」では、送料も回収費用も「無料」で不用品を宅配回収しています。パソコンや液晶モニターなど「無料回収対象製品」が1点でもあれば、ほかの製品をダンボールに詰めて送ってもすべて回収費用は無料です。もちろん、送料は無料なので「着払い」伝票をご利用できます。無料で不用品を処分できるチャンスです。こちらで無料回収の流れをご説明しているのでごらんください。

4-3.見積もりについて

業者によって回収費用の見積もりをする方法は異なります。電話やメールで見積もりを出すこともありますし、出張で査定する場合もあるでしょう。いずれにしても、見積もりを出してもらった場合は、以下のことを確認してください。

  • 回収費用のほかにかかる費用(運搬料・人件費など)はあるのか?
  • 回収作業をした後に料金が増える可能性はないか?
  • 回収日当日に不用品を追加しても大丈夫か?

4-4.注意点

見積もりの内容を説明しない・追加料金について説明しても明確に答えないなどの業者に依頼するのはやめましょう。また、回収を依頼するときに領収書の発行をお願いしてみてください。誠実な業者ならきちんと対応してくれます。

5.廃品回収業者〜よくある質問〜

廃品回収業者についてよくある質問をご紹介しましょう。

5-1.事務所の不用品処分について

Q:デザイン事務所を閉鎖することになりました。事務所で使っていた、古いパソコンや周辺機器などをまとめて処分したいです。15台以上あるのですがどうすればいいでしょうか。

A:一般的に、パソコンはリサイクル法に基づきメーカーに回収の手続きを行い、周辺機器は自治体の小型家電リサイクル法に基づき処分します。けれども、複数あると大変ですよね。

パソコン本舗では、パソコン15台以上で無料の「出張回収」に対応しています。お客さまの都合がいい日時をお知らせください。当日にスタッフが回収にうかがいます。プリンターやスキャナーなどもパソコンと一緒なら無料で回収しますのでお気軽にお問い合わせください。

5-2.パソコンのデータについて

Q:古いパソコンを業者に回収してもらう場合、ハードディスクに残ったデータが心配です。データ消去ソフトで消すか、物理的に破壊するかなどの方法があると聞いたのですが自分でできるかどうか自信がありません。

A:パソコンをメーカーに回収してもらう場合、メーカー側は「データの消去はユーザーの責任で行ってください」としています。回収業者に回収してもらう場合でも、基本的には自分でデータ消去ソフトを使って消すか、ハンマーなどで物理的に破壊する必要があるのです。

ただし、「パソコン処分本舗」ではパソコンの回収もデータの消去も無料で行っています。論理的消去機・物理的破壊機・磁気破壊装置などを使用し、ハードディスク内のデータを完全に消去するのでご安心ください。また、有料でデータ消去日・消去方法・ハードディスクの型番・シリアルナンバーなどを記載した「消去証明書」も発行しています。詳しくはこちらをごらんください。

5-3.古着の廃品回収について

Q:着なくなった洋服がたくさんあります。ブランド品ではないのでリサイクルショップに持っていても買取してもらえません。燃えるゴミで処分すればいいですか。

A:古着や古布は燃えるゴミとして処分もできますが、資源ゴミとして自治体が廃品回収を行っています。対象になるものは衣類・革製の上着類・毛布・シーツ・タオル類です。回収した衣類のうち使用可能なものは中古衣類として再利用し、着られないものは工業用ぞうきんなどに加工して使用します。一般的には、自治体の回収車が回収場所を移動しながら集めていますが自治体によっても方法は異なるので確認してください。

また、犬や猫などの保護活動を行っている団体では古いタオルやバスタオル、タオルケットなどは消耗品なので常時寄付を募っています。ゴミとして廃棄処分にするよりも、必要としているところにまとめて寄付をするのもおすすめです。

5-4.パソコンやカメラなどの処分

Q:古いノートパソコンと数台のデジタルカメラがあります。全部壊れているのですが不用品回収業者は引き取ってくれるのでしょうか。

A:「パソコン処分本舗」では、古くても壊れていても「宅配回収」にて送料・回収費用とも「無料」で回収しています。指定サイズのダンボールに入れて着払いで送ってください。パソコンは「無料回収対象製品」なので、ダンボールの中に1点でも入っていればデジタルカメラなどを一緒に入れてもOKです。お得に不用品を処分できるので、ぜひ「宅配回収」をご利用ください。

5-5.「不用品を回収・買取します」というセールスの電話

A:最近、1人暮らしをしている母親の家に「不用品を回収・買取にうかがいます」というセールスの電話がかかってきました。母が「どんなものを回収・買取してくれるの?」と質問したら、「1度訪問して見積もりをしたい」としつこく電話してくるそうです。どうしたらいいでしょうか。

Q:最近は、電話でセールスをする「押し買い業者」が増えています。訪問を約束しないほうがいいでしょう。査定を名目に自宅に上がり込み、「貴金属や着物など高価なものを出せ」としつこく粘ります。帰ってほしいあまりに、売りたくない着物を安値で売ってしまったという人も少なくありません。

まずは、お母さんの家の電話を留守番電話にしてください。お母さんが、すぐに電話を切らず質問をしたので「可能性のある客」リストに入っている可能性があります。悪質な業者は、留守番電話の場合メッセージを残さずにすぐに切るでしょう。ナンバーディスプレーを利用すれば、相手の電話番号を確認してから電話に出られるのでおすすめです。「相手にしない」作戦で、先方が電話をかけてこなくなるまで放置してください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。廃品回収業者の正しい選び方や悪質な業者とのトラブル回避方法などがおわかりいただけたかと思います。現代は、不用品やゴミなどを処分するにもお金がかかる時代です。できるだけ安く手間をかけずに処分したいという思いにつけ込み、いろいろな手段で利益を得ようとする悪質な回収業者も増えています。けれども、きちんと知識を持っていれば安心でしょう。

また、パソコンなどを無料で処分したい人には「パソコン処分本舗」がおすすめです。「無料で回収できるなんて本当?」と疑問を持たれるお客さまに、「無料回収の理由」をホームページで公開しています。ぜひこちらもごらんになってください。