【解決!】電子レンジの臭いが気になる!臭いの取り方はどうすればいい?

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

電子レンジはとても便利ですが、しっかりお手入れはされていますか? 使うたびに掃除するという人の方が珍しいことでしょう。食事の再加熱・冷凍食品の解凍・オーブン機能を生かした調理など、幅広く使える便利な電子レンジ。汁気の多い食品などは再加熱の際に飛び散り、庫内を汚す原因にもなっています。こまめに拭き取り、清潔な状態にしておくことで、悪臭も気にならないはずです。

しかし、放置すると焦げ付きになることもあり、嫌な臭いが残ってしまうことがあります。理想的なのは、使った後に毎回きちんと掃除をしておくことです。

忙しい方にとって、毎回の掃除はとても面倒なことでしょう。汚れが溜(た)まってから掃除するのは、骨の折れる作業です。

今回は、電子レンジの気になる臭いを解消する方法をご紹介します。スピーディーに解消できる方法ですので、気になる汚れと臭いを掃除してみてください。

  1. 電子レンジの悪臭になるもと
  2. 電子レンジの臭いを取る方法
  3. 悪臭が発生しないようにするために
  4. 掃除するときに注意すべきこと

1.電子レンジの悪臭になるもと 

電子レンジの庫内には、シミや食品のハネが残っていませんか? 放置して黒く残ってしまい、悪臭を引き起こすとされています。シミやハネは食品に含まれている油やたんぱく質によるもの。黒ずみとなって、頑固な汚れになってしまいます。毎日きちんと拭き取ることで黒ずみを防ぐことはできますが、汚れたまま加熱を繰り返し、炭化して焦げ付いてしまうのです。

焦げを放置した状態で使用を繰り返し、炭化した場所から放電して発火する恐れもあります。電子レンジはこまめに掃除するように心がけてください。

電子レンジの内部についた食物の飛沫などが悪臭の原因になるんですね。
はい。こまめに掃除しないと、悪臭がこもってしまいます。

2.電子レンジの臭いを取る方法

電子レンジの臭いは気になりますよね。特に魚介類を使用した後だと悪臭が残りやすく、ほかの食品への臭い移りも避けたいものです。効率よく電子レンジの気になる臭いを解消する取り方をご紹介します。

2-1.蒸気ですっきり掃除する

水分をたっぷり含んだタオルを電子レンジに入れ、3分温めてください。加熱によってタオルから蒸気が出て、庫内の汚れが浮き出します。加熱後は温めたタオルを放置し、しっかり庫内に蒸気が充満するようにしてから掃除しましょう。

温めたタオルは高温になっていることがあり、取り扱いには注意してください。

2-2.重曹水を利用した掃除方法

重曹は、頑固な汚れ落としに最適です。電子レンジの掃除にも応用できます。耐熱容器に水200ccと大さじ2〜3杯の重曹を加え、しっかり混ぜてください。

耐熱容器に入れたまま、電子レンジで2〜3分温めて30分ほど放置します。時間を置くことで重曹の成分が汚れに浸透し、ゴシゴシこすらずに落とすことができるのです。加熱後は電子レンジの扉を開けずに放置してください。重曹は悪臭を吸収する性質があり、汚れと一緒に悪臭も取り除くことができます。

タオルまたは柔らかいスポンジで軽く拭き取り、浮き出した汚れをきれいに取り除きましょう。

2-3.コーヒーかす

コーヒーかすを利用した消臭方法もおすすめです。表面に多孔質という穴がたくさんあるコーヒーは、消臭効果が高いとされています。飲み終えた後の絞りかすで十分な効果が得られるので、コーヒーを毎日飲むという方はぜひ試してみてください。

耐熱皿にコーヒーかすを乗せて1〜2分温めます。コーヒーは臭いを吸着する性質が高いため、庫内の嫌な臭い解消には最適です。

2-4.柑橘(かんきつ)系の皮を使う

ご自宅にある果物を利用した方法もおすすめです。みかん・グレープフルーツ・レモンなど柑橘(かんきつ)系の果物を利用します。

食べ終えた柑橘系の皮を軽く洗い、表面の水気を拭き取って使用してください。水気を取った柑橘系の皮を耐熱容器に乗せて、1〜2分加熱します。
柑橘系の果物には、皮にリモネンという成分が含まれており、頑固な油汚れを浮かして落としやすくする作用があるのです。加えて、庫内が柑橘系の爽やかな香りになります。

2-5.茶がら

緑茶にはカテキンが含まれています。カテキンには消臭作用があり、電子レンジの悪臭対策にも効果的です。電子レンジの消臭には、お茶を煎れた後の湿った茶がらを使用してください。

耐熱皿に茶がらを乗せ、1分温めて放置します。

2-6.酢

酢を使った方法も消臭効果を発揮します。水と酢を1:1で薄め、電子レンジで3分加熱してください。加熱後は放置し、水蒸気が庫内に充満するのを待ちます。

扉を開けると酢の臭いが解消するまで、開けたままにしておいてください。庫内を濡(ぬ)れた布で拭き取って汚れを落としましょう。乾燥するまで待ち、扉を閉めます。

汚れそのものを取る方法と臭いを取る方法があるんですね。
はい。併用していきましょう。

3.悪臭が発生しないようにするために

電子レンジに脱臭機能が搭載されている場合、使用の後は必ず脱臭ボタンを押して臭いが定着しないようにしてください。嫌な臭いは、放置している期間が長くなるほど取り除きにくくなってしまいます。ほかの食品と混ざり合い、複雑な悪臭に発展し、部屋中に嫌な臭いが充満してしまうのです。

汚れも同様に使用後は必ず拭き取るようにしてください。汚れが悪臭の原因です。こまめに掃除することが悪臭防止対策になります。

こまめなお手入れが悪臭を発生を予防するんですね。
はい。使いっぱなしはやめましょう。

4.掃除するときに注意すべきこと

電子レンジの掃除を行うときは、タワシなど固いものでゴシゴシこすらないようにしてください。庫内はとてもデリケートです。キズがつかないように柔らかいスポンジや布を使用しましょう。

また、電子レンジはマイクロ波を利用して加熱を行います。マイクロ波の出口カバー周辺に焦げや汚れが付着していないか、定期的に点検してください。放置してしまうと、発煙や発火の恐れがあります。こまめに掃除を心がけ、使用後は軽く拭き取る習慣を持つようにしましょう。

力任せにこすってはいけないんですね。
はい。メラミンスポンジなどを用いましょう。

まとめ

電子レンジについた臭いの取り方をご紹介しました。

  • 電子レンジの悪臭になるもと
  • 電子レンジの臭いを取る方法
  • 悪臭が発生しないようにするために
  • 掃除するときに注意すべきこと

電子レンジが悪臭を放つ原因は、食品の油分やたんぱく質が飛び散ったものです。放置して焦げ付きとなり、気になる臭いに発展してしまいます。

電子レンジに発生した悪臭の取り方は、濡(ぬ)れタオルの水蒸気・重曹水・コーヒーかすなどを利用するといいでしょう。浮き出た汚れを落とすことで、庫内はすっきりします。 悪臭もなくなるはずです。

電子レンジの庫内に付着した焦げが炭化し、発火や発煙などの事故が起こらないようにこまめに掃除してください。