Windows 11非対応PCの処分方法|自治体回収・メーカー回収・宅配回収の違い

Windows 11に対応していない古いPCを、そろそろ処分したい。

そう思っていても、「自治体に出せるの?」「メーカー回収は無料?」「初期化だけでデータは消える?」と、気になることが多くて手が止まってしまう方もいると思います。

Windows 11非対応PCの処分は、単に古いパソコンを捨てるだけではありません。費用、手間、データ消去、回収できる機器の条件をまとめて確認しておくことが大切です。

特にWindows 10は2025年10月14日にサポートが終了しています。サポートが切れたPCをそのまま使い続けると、セキュリティ更新を受けられず、不安が残りやすくなります。【注1】

この記事では、Windows 11非対応PCを安全に手放したい方へ向けて、自治体回収・メーカー回収・無料宅配回収の違い、処分前に済ませたい準備、データ消去の考え方をわかりやすく整理します。

この記事は次のような方におすすめです

1.Windows 11非対応PCの処分方法を3分で比較

Windows 11非対応PCの処分方法には、主に自治体回収、メーカー回収、無料宅配回収があります。

どれが一番よいかは、PCの状態や、データ消去をどこまで任せたいかによって変わります。まずは全体像をつかんでおくと、自分に合う方法を選びやすくなります。

処分方法向いている人費用の目安注意点
自治体回収 近くの回収ボックスや自治体連携サービスを使いたい人 自治体や回収方法により異なる PC本体、モニター、バッテリーなどで条件が分かれることがある
メーカー回収 PCリサイクルマーク付きの家庭用PCを処分したい人 PCリサイクルマーク付きなら新たな料金負担なしで回収されることが多い メーカー不明、自作PC、古いPCでは有料になる場合がある
無料宅配回収 自宅から送りたい人、壊れたPCや古いPCをまとめて処分したい人 条件を満たせば無料・送料無料で利用できる場合がある 送料無料条件、同梱できる品目、データ消去対応を確認する
持込回収 近くに回収拠点があり、直接持ち込みたい人 回収先により異なる 営業時間、予約の要否、証明書発行の条件を確認する

費用だけで見ると迷いやすいですが、実際には「運ぶ手間」「データ消去の安心感」「対象機器の広さ」まで見て選ぶことが大切です。

迷ったときは、処分費用だけでなく、データ消去まで安心して任せられるかを基準にすると選びやすくなります。

2.Windows 11非対応PCを処分する前の準備

Windows 11非対応PCを処分する前に、まずは中に残っている情報と付属品を整理しておきましょう。

いきなり回収先を決めるより、先にデータ移行、アカウントのサインアウト、周辺機器の確認を済ませると、あとで慌てずに進められます。

Windows 10サポート終了後に放置するリスク

Windows 11に非対応のPCは、「まだ動くから」とそのまま残しておきたくなるものです。

ただ、Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しています。Microsoftは、同日以降、Windows 10向けの無料ソフトウェア更新、テクニカルサポート、セキュリティ修正プログラムを提供しないと案内しています。【注1】

サポートが終了したPCも起動自体はできますが、インターネットにつないで使い続けると、セキュリティ面の不安が残りやすくなります。

買い替えが済んでいるPCなら、部屋の隅に置いたままにせず、データ移行と処分の準備をまとめて進めておくと安心です。

必要なデータを新しいPCへ移す

処分前にまず確認したいのは、必要なデータが残っていないかです。

写真、動画、年賀状データ、家計簿、仕事の書類、メール、ブラウザのお気に入りなどは、古いPCに残ったままになりやすいものです。

新しいPC、外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージなどへ必要なデータを移してから処分準備に進みましょう。

一度回収に出してしまうと、あとから「あのファイルが必要だった」と思っても取り戻すのは難しくなります。

まずはデスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ダウンロードフォルダだけでも確認しておくと、抜け漏れを減らせます。

アカウントのサインアウトと連携解除を済ませる

データ移行が終わったら、各種アカウントのサインアウトも済ませておきましょう。

Microsoftアカウント、Googleアカウント、Apple ID、メールソフト、クラウドサービス、オンラインストレージ、ブラウザ同期などは、古いPCとつながったままになっていることがあります。

また、Officeやセキュリティソフト、会計ソフトなど、ライセンス認証が関係するアプリを使っていた場合は、移行や解除の手順も確認しておくと安心です。

サインアウトや連携解除を済ませておくと、処分後の不安が減り、新しいPCへの移行もスムーズになります。

周辺機器・バッテリー・モニターを分けて確認する

PCを処分するときは、本体だけでなく、周辺機器やバッテリーの扱いも確認しておきましょう。

キーボード、マウス、ACアダプター、ケーブル類、外付けHDD、モニターなどは、回収方法によって一緒に出せる場合と、別扱いになる場合があります。

特に注意したいのが、リチウムイオンバッテリーや膨張したバッテリーです。通常の回収と扱いが異なることがあるため、外せるかどうか、回収先で受け付けているかを事前に確認しておきましょう。

CRTモニターやCRT一体型PCも、無料回収の対象外になったり、別料金が必要になったりすることがあります。

処分前に「PC本体」「モニター」「周辺機器」「バッテリー」を分けて確認しておくと、回収先を選びやすくなります。

3.初期化だけでは不安?データ消去の考え方

Windows 11非対応PCを処分するときに、多くの方が不安に感じるのがデータ消去です。

「初期化すれば大丈夫」と思いがちですが、初期化とデータ消去は同じではありません。情報漏えいを避けたい場合は、どこまで対応するかを先に決めておくことが大切です。

初期化とデータ消去は同じではない

Windowsの初期化は、PCを使い始めに近い状態へ戻すための操作です。

個人ファイルや設定を削除できる場合はありますが、それだけで保存されていたデータが完全に復元不可能になるとは限りません。

PCを処分する場合は、初期化だけでなく、専用ソフトによる上書き消去、暗号化消去、HDDやSSDの物理破壊など、状況に応じたデータ消去方法を考える必要があります。

経済産業省も、家庭系パソコンの回収方法に関する案内の中で、保存されているデータは使用者・排出者の責任であらかじめ消去しておくことが望ましいとしています。【注2】

個人の写真や書類だけでなく、ネット銀行、通販サイト、仕事のデータに関わる情報が残っている可能性もあります。

処分するPCほど、初期化で終わらせず、データ消去の方法まで確認しておくと安心です。

自分でデータ消去するか業者に任せるか

自分でデータ消去するか、業者に任せるかは、PCの状態と残っている情報の重要度で考えると整理しやすくなります。

PCが正常に起動し、操作に慣れている方なら、バックアップ後に初期化や消去ソフトを使う方法もあります。

一方で、電源が入らないPC、画面が映らないPC、SSD搭載機、仕事のデータが入っていたPCは、自分だけで対応するのが難しいこともあります。

業者に任せる場合は、回収だけでなく、どのような方法でデータ消去を行うのかを確認しましょう。

パソコン処分本舗では、回収したパソコンのデータを専用機器で消去すると案内しており、希望者向けにデータ消去証明書の発行サービスも用意されています。【注3】

手間を減らしたい方や、情報漏えいの不安を残したくない方は、データ消去対応まで含めて処分先を選ぶと判断しやすくなります。

データ消去証明書が必要なケース

データ消去証明書は、個人利用では必ず必要というわけではありません。

ただし、仕事で使っていたPC、個人事業主の業務用PC、顧客情報や社内資料が入っていたPCを処分する場合は、証明書があると処分後の記録として残しやすくなります。

証明書を確認するときは、発行費用、発行条件、対象となる媒体、発行までの期間を見ておきましょう。

パソコン処分本舗では、データ消去証明書発行事務手数料や、HDD物理破壊写真付きデータ消去証明書の費用が案内されています。証明書を希望する場合は、依頼書や返信用封筒などの準備も必要です。【注4】

「消してくれるらしい」で終わらせず、証明書の有無まで確認しておくと、処分後の不安を減らせます。

4.自治体回収・メーカー回収・宅配回収の選び方

Windows 11非対応PCの処分方法は、費用だけでは決めにくいものです。

自治体回収、メーカー回収、宅配回収にはそれぞれ向き不向きがあります。ここでは、どの方法を選ぶとよいかを具体的に見ていきます。

自治体回収が向いている人

自治体回収は、住んでいる地域のルールに沿って処分したい方に向いています。

小型家電回収ボックス、拠点回収、自治体が連携している宅配回収サービスなど、地域によって方法は異なります。

環境省は、小型家電リサイクル制度に関する情報や、国が認定した事業者の一覧などを公開しています。小型家電リサイクルの仕組みを使う場合は、自治体ごとの案内を確認することが大切です。【注5】

ただし、自治体回収では、ノートPCのみ対象、回収ボックスに入るサイズのみ対象、モニターは対象外、バッテリーは別扱いなど、条件が分かれることがあります。

自治体回収を使う場合は、まずお住まいの自治体サイトで「パソコン」「小型家電」「回収ボックス」「宅配回収」の案内を確認してみましょう。

メーカー回収が向いている人

メーカー回収は、PCリサイクルマークが付いた家庭用PCを処分したい方に向いています。

PCリサイクルマークは、2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されているものです。このマークが付いたパソコンは、廃棄時に新たな料金負担なく回収されます。【注6】

メーカー回収を使う場合は、メーカー名、PCリサイクルマークの有無、対象機器を確認し、メーカーの窓口から申し込みます。

一方で、PCリサイクルマークがない古いPC、メーカーが分からないPC、自作PC、メーカーがすでに存在しないPCなどは、有料になる場合があります。経済産業省も、自作PCやメーカー不存在のPCは、PC3R協会が有料で回収すると案内しています。【注2】

メーカー回収は制度として分かりやすい一方、手続きに少し時間がかかることもあります。急いで処分したい場合は、宅配回収や持込回収と比較してみるとよいでしょう。

無料宅配回収が向いている人

無料宅配回収は、自宅から手間をかけずに処分したい方に向いています。

段ボールに梱包して送るだけで利用できるサービスなら、重いデスクトップPCや複数台のPCを持ち運ぶ負担を減らせます。

パソコン処分本舗では、デスクトップパソコンやノートパソコンは動作不問で送料無料対象商品として案内されています。条件に該当しない商品でも、元払いで送れば無料回収が可能とされています。【注3】

無料宅配回収を使うときは、次の点を確認しておくと安心です。

  • 送料無料の対象商品に該当するか
  • 壊れたPCや古いPCも回収できるか
  • モニターや周辺機器を同梱できるか
  • データ消去に対応しているか
  • データ消去証明書を発行できるか

「費用を抑えたい」「持ち運びたくない」「データ消去まで任せたい」という方は、無料宅配回収を選択肢に入れると進めやすくなります。

CRTモニターや膨張バッテリーは事前確認が必要

Windows 11非対応PCの処分で見落としやすいのが、例外品の扱いです。

CRTモニター、CRT一体型PC、膨張したバッテリー、破損が激しい機器などは、通常の無料回収や自治体回収では対応が分かれることがあります。

特に膨張したバッテリーは、安全面から通常の荷物として送れない場合があります。無理に梱包して送る前に、必ず回収先の案内を確認しましょう。

CRTモニターも、メーカー回収では対象になる場合がありますが、無料宅配回収や自治体回収では別料金や対象外になることがあります。

処分前に、本体、モニター、電池、周辺機器を分けて確認しておくと、送り直しや追加費用を避けやすくなります。

まとめ:Windows 11非対応PCは安全性と手間で選ぶ

Windows 11非対応PCの処分では、費用だけでなく、データ消去、回収条件、手間をまとめて見ることが大切です。

自治体回収は、地域のルールに沿って処分したい方に向いています。メーカー回収は、PCリサイクルマーク付きの家庭用PCを処分したい場合に使いやすい方法です。無料宅配回収は、自宅から送って手間を減らしたい方や、データ消去まで含めて考えたい方に向いています。

処分前には、次の3ステップで進めてみましょう。

  1. 必要なデータを移し、アカウントのサインアウトを済ませる
  2. 初期化だけで足りるかを確認し、必要ならデータ消去対応のある回収先を選ぶ
  3. 自治体回収、メーカー回収、宅配回収を比べて、費用・手間・対象機器で決める

Windows 11非対応PCは、後回しにするほど処分のきっかけを失いやすいものです。

買い替えが済んでいるなら、まずはデータ移行とサインアウトから始めてみましょう。そこまで終われば、あとは自分に合う回収方法を選ぶだけです。


Windows 11非対応PCの処分でお困りの方へ

「古いPCを処分したいけれど、データが心配」

「自治体回収とメーカー回収を調べたけれど、どれが楽なのか分からない」

「壊れたパソコンや動かないパソコンもまとめて片付けたい」

そんなときは、データ消去まで含めて相談できる回収サービスを選ぶと安心です。

パソコン処分本舗では、デスクトップパソコンやノートパソコンを動作不問で回収対象として案内しており、条件を満たす場合は送料無料で宅配回収を利用できます。回収したパソコンのデータ消去にも対応し、希望者向けにデータ消去証明書の発行サービスも用意されています。【注3】【注4】

処分費用や手間を抑えながら、古いPCを安全に手放したい方は、まず回収条件を確認してみてください。

パソコン処分本舗の無料回収を確認する


出典

【注1】:「Windows 10サポートは 2025年10月14日に終了しました」Microsoft サポート
URL:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10サポートは-2025-年-10-月-14-日に終了しました

【注2】:「パソコンのリサイクル」経済産業省
URL:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden/index02.html

【注3】:「パソコンの処分費用・送料が無料! パソコン処分本舗」
URL:https://www.pcshobun-honpo.com/

【注4】:「パソコンの廃棄処分・データ消去が無料! 専用機器でHDDを完全消去」パソコン処分本舗
URL:https://www.pcshobun-honpo.com/安心のデータ消去

【注5】:「小型家電リサイクル関連」環境省
URL:https://www.env.go.jp/recycle/recycling/raremetals/

【注6】:「PCリサイクルマークについて」一般社団法人パソコン3R推進協会
URL:https://www.pc3r.jp/home/pcrecycle_mark.html