Chromebookの処分前に初期化する方法|Powerwashの手順と注意点

使わなくなったChromebookを処分するとき、「初期化してから出したほうがよい?」「Powerwashをすれば、Googleドライブのデータも消える?」と迷う方もいるでしょう。

個人所有のChromebookを処分するなら、必要なファイルを保存したうえでPowerwashを行い、初期設定画面が表示されたらそこで止めるのが基本です。ただし、Powerwashで消えるのは主に本体に保存されたデータです。GoogleドライブやUSBメモリーなどのデータは別に確認してください。

この記事では、Chromebookを処分する前に確認したいデータ、Powerwashの手順、初期化できない場合の対応を紹介します。

  1. Chromebookを処分する前に初期化が必要な理由
  2. ChromebookをPowerwashで初期化する手順
  3. Chromebookを初期化できない場合の処分方法
  4. まとめ:Chromebookはバックアップ後に初期化して処分する

この記事はこんな方におすすめです。

  • 個人で使っていたChromebookを処分したい方
  • Powerwashで消えるデータと残るデータを知りたい方
  • Chromebookが故障していて初期化できない方

Chromebookを処分する前に初期化が必要な理由

Chromebookを処分する前には、本体に保存されたファイルや設定を確認します。初期状態へのリセット機能「Powerwash」を使うと、ダウンロードフォルダ内のファイルを含む、Chromebook本体のユーザーデータが消去されます。【注1】

一方、Googleドライブや外部ストレージのファイルはPowerwashでは削除されません。どこに保存されたデータなのかを分けて確認し、必要なものをバックアップしてから初期化しましょう。

Powerwashで消えるのはChromebook本体のユーザーデータ

Powerwashは、Chromebookを初期状態に戻すための機能です。本体の設定やアプリ、ダウンロードフォルダ内のファイルなど、端末に保存されたユーザーデータが削除されます。処分や譲渡の前に行うことで、次に使う人が前の利用者の設定やファイルを引き継がずに使える状態にできます。【注1】

ただし、初期化の範囲や画面表示は、ChromeOSの状態や機種によって異なる場合があります。操作時は、Googleの公式ヘルプで最新の手順を確認してください。

Googleドライブや外部ストレージは別に確認する

Googleドライブに保存したデータはクラウド上にあるため、ChromebookをPowerwashしても削除されません。端末に挿したままのUSBメモリーやSDカード、外付けストレージのファイルも、Chromebook本体の初期化とは別に扱います。【注1】

処分前に、USB端子やカードスロットに記録媒体が残っていないか確認してください。Googleドライブのデータを残す場合は、アカウント自体を削除する必要はありません。端末を手放す準備と、クラウド上のファイルを整理する作業を分けて考えましょう。

初期化前に必要なファイルをバックアップする

ダウンロードフォルダなど本体に保存したファイルは、Powerwash後に利用できなくなります。写真や書類など必要なデータがないか確認し、Googleドライブや外付けドライブなどに保存してから初期化を始めてください。

Chromebookの利用者が複数いる場合は、他のユーザーのローカルファイルも確認します。家族共用の端末なら、処分することを伝え、残したいデータがないか各利用者に確認してからPowerwashを実行しましょう。

ChromebookをPowerwashで初期化する手順

個人所有のChromebookであれば、データのバックアップを済ませてからPowerwashを実行します。処分するときは、初期化後に自分のGoogleアカウントで再ログインせず、初期設定画面で止めてください。

ログアウトしてPowerwashを開始する

Googleの公式ヘルプでは、Chromebookからログアウトし、キーボード操作からPowerwashを開始する方法が案内されています。【注1】

  1. 必要なファイルをGoogleドライブや外付けストレージに保存する
  2. USBメモリーやSDカードなどの外部ストレージを取り外す
  3. Chromebookからログアウトする
  4. キーボードで「Ctrl」「Alt」「Shift」「R」を同時に長押しする
  5. 表示された画面で「再起動」を選び、Powerwashを続行する

画面に表示される確認内容を読み、初期化を進めます。保存していないファイルがある場合は、実行前にいったん中止し、バックアップが済んでいるか確認してください。

初期設定画面が表示されたら初期化完了

Powerwashが完了すると、Chromebookは初回起動時のような設定画面になります。処分する場合は、そこで自分のGoogleアカウントを使って設定を続けず、電源を切ってください。初期化後に再ログインすると、端末に再びアカウント情報を設定することになります。

処分前の操作に不安がある場合は、初期設定画面が表示されたことを確認した段階で作業を終えます。画面の状態が公式ヘルプの説明と異なる場合は、無理に先へ進めず、メーカーの案内を確認しましょう。

初期化だけでは消えないデータを取り外す

Powerwashの前後に、USBメモリー、SDカード、外付けHDDなどを本体から取り外します。SIMカードを使う機種では、カードの有無も確認してください。これらはChromebook本体の初期化とは別に処分・保管する必要があります。

周辺機器も一緒に処分する場合は、記録データが残る機器と、ケーブルなどの付属品を分けておくと整理しやすくなります。データが保存されている可能性があるものは、回収先の条件を確認してから手放しましょう。

Chromebookを初期化できない場合の処分方法

電源が入らない、画面を操作できないなどの理由でPowerwashを行えない場合は、無理に分解せず、端末の状態を回収先に伝えて対応を確認します。学校や会社の管理端末は、個人所有のChromebookとは別の手続きが必要です。

電源が入らない・画面を操作できない端末

故障などでPowerwashを実行できないときは、データを取り出す必要があるかどうかを先に決めます。必要なファイルがある場合は、処分を急がず、メーカーや修理業者などにデータを取り出せるか相談してください。

データが不要で処分したい場合は、回収先へ「電源が入らない」「Powerwashできない」など端末の状態を具体的に伝えます。Chromebookの内蔵ストレージやデータ消去の扱いは、機種や処分先によって異なるため、事前確認が必要です。

データ消去のためだけに本体を無理に分解することは避けましょう。ストレージの種類や取り外し方が分からないまま作業すると、端末を破損するおそれがあります。

学校・会社の管理端末は管理者へ相談する

学校や会社が管理しているChromebookは、個人所有の端末と同じように利用者だけで初期化して処分できない場合があります。Googleは、職場や学校で使用している端末について、データの消去やネットワークへの再登録のために管理者へ連絡するよう案内しています。【注1】

組織の端末では、Google管理コンソール上の処理や、端末の管理登録解除が必要になることがあります。管理者や担当部署に、端末の返却・初期化・データ消去・処分の順番を確認してから進めてください。詳しくは、学校のパソコンを処分する際の確認事項も参考になります。

回収先に初期化できない端末の扱いを確認する

回収先を選ぶときは、Chromebookが受付対象かだけでなく、故障品の可否やデータ消去の対象となる記録媒体も確認します。特に、Powerwashができない場合や、データ消去証明書が必要な場合は、機種名と端末の状態を伝えてから依頼しましょう。

パソコン処分本舗はノートパソコンをOS・年式を問わず回収対象として案内していますが、公式情報ではChromebookの内蔵ストレージごとの処理条件までは確認できません。ノートパソコンのデータ消去はHDDに関する説明が中心のため、Chromebookを発送する場合は、機種やストレージの種類を伝えて対応を確認してください。【注2】【注3】

回収条件や発送方法は、パソコン処分本舗の宅配回収案内で確認できます。Chromebookの型番や状態について確認したい場合は、発送前に問い合わせましょう。

まとめ:Chromebookはバックアップ後に初期化して処分する

個人所有のChromebookは、必要なファイルをバックアップしてからPowerwashを行います。Powerwashで消去されるのは主に端末内のユーザーデータであり、Googleドライブや外部ストレージのデータは別に確認が必要です。学校・会社の管理端末や、初期化できない故障端末は、管理者または回収先へ相談してから進めてください。

次にやることは、以下の3つです。

  1. ダウンロードフォルダやGoogleドライブを確認し、必要なファイルを保存する
  2. USBメモリーやSDカードを取り外し、個人所有の端末ならPowerwashを実行する
  3. 初期化できない場合は、端末の型番と状態を回収先へ伝えて処理方法を確認する

パソコン処分本舗ではノートパソコンの回収とデータ消去を案内しています。Chromebookの型番やストレージの条件を確認したうえで処分したい場合は、お問い合わせページからご相談ください。

出典