Surfaceの処分方法|初期化・データ消去の手順と起動しない場合の対処法

「使わなくなったSurfaceは、初期化すれば処分できる?」「電源が入らずデータを消せない場合はどうすればよい?」と迷っていませんか。

Windowsが起動するSurfaceを手放す場合は、必要なデータを保存したうえで、「すべて削除する」とドライブのクリーンアップを選んでリセットする方法があります。

一方、Windowsが起動しない場合と、本体の電源が入らない場合では、利用できる消去方法が異なります。故障していても内部にデータが残っている可能性があるため、回収先の消去対応まで確認することが大切です。

この記事では、Surfaceの処分前に行う準備とデータ消去、初期化できない場合の対応、回収費用や証明書を比較するポイントを解説します。

  1. Surfaceを処分する前に確認したいこと

  2. Windowsが起動するSurfaceのデータ消去方法

  3. 起動しない・電源が入らないSurfaceへの対応

  4. Surfaceの回収先を費用とデータ消去で選ぶ

  5. パソコン処分本舗へ相談する際の確認事項

  6. Surfaceのデータ消去・処分でよくある質問

  7. まとめ

この記事はこんな方におすすめです。

  • Surfaceを手放す前に、自分でデータを消去したい方

  • 電源が入らない、初期化できないSurfaceの処分に困っている方

  • 回収費用・送料・データ消去証明書の条件を確認したい方

※操作・サービスの情報は2026年10月確認時点です。画面表示や対応条件は、機種・Windowsのバージョンなどによって異なります。

1.Surfaceを処分する前に確認したいこと

最初に、端末の種類と状態、残しておきたいデータの有無を整理しましょう。

1-1.機種名と起動状態を確認する

Surfaceには、Surface Pro、Surface Laptop、Surface Goなどがあり、世代によって内部の構造や対応する消去ツールが異なります。

同じ「Surface Pro」でも世代によって条件が変わるため、分かる範囲で次の情報を控えてください。

  • 正式な機種名・世代・モデル番号

  • 本体のシリアル番号

  • 電源が入るか

  • Windowsが起動するか

  • 画面割れやバッテリー膨張の有無

  • 保存データが必要か

  • 消去証明書が必要か

会社や学校の端末は、個人の判断で初期化・処分せず、管理担当者へ確認しましょう。

1-2.必要なファイルをバックアップする

写真、書類、メール、アプリで作成したデータなどを、別のパソコンや外付けストレージ、クラウドへ保存します。

OneDriveを使っていても、すべてのファイルが同期済みとは限りません。別の端末やブラウザーから、必要なファイルを開けることまで確認してください。

消去の準備として、同期中のフォルダーからファイルを手作業で削除すると、クラウド側にも削除が反映される場合があります。バックアップの確認を先に済ませ、端末の消去はリセット機能などの案内に従って行いましょう。

1-3.SDカード・USB機器などを取り外す

初期化や引き渡しの前に、外付けストレージ、USBメモリー、microSDカードなどを確認します。SIMカードを使用している機種も、取り外し忘れがないか確認してください。

本体の初期化と、取り外した記録媒体のデータ処理は別です。一緒に手放す場合は、それぞれに必要な消去を行いましょう。

2.Windowsが起動するSurfaceのデータ消去方法

Surfaceを売却・譲渡・リサイクルする場合は、ファイルを残す設定ではなく、削除する設定を選びます。

2-1.「すべて削除する」とクリーンアップを選ぶ

Windows 11では、基本的に次の順番で進めます。

  1. 「設定」を開く

  2. 「システム」から「回復」を選ぶ

  3. 「このPCを初期状態に戻す」のリセット操作へ進む

  4. 「すべて削除する」を選ぶ

  5. 設定を確認し、「データの消去」やドライブの完全クリーンアップを有効にする

  6. 対象と内容を確認して実行する

Windows 10では、「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」から進みます。実際の項目名は画面によって異なります。

Microsoftは、Surfaceを寄付・リサイクル・売却する場合、「すべて削除する」に加えて、ドライブの完全クリーンアップを選ぶよう案内しています。単に「個人用ファイルを保持する」を選ぶ方法は、処分前のデータ消去には適しません。

2-2.リセット中は電源を確保し、完了を確認する

作業中は電源アダプターを接続し、途中で電源が切れないようにします。

リセットには時間がかかり、画面が黒くなったり、自動で再起動したりする場合があります。処理中に手動で再起動すると失敗する可能性があるため、画面の案内に従ってください。

完了後は初期設定画面などを確認し、売却・譲渡する場合は、再び自分のアカウントで設定し直さないようにしましょう。

2-3.初期化と専門的なデータ消去は同じではない

ドライブのクリーンアップは、削除したファイルを他人が復元しにくくするための機能です。

ただし、MicrosoftはWindowsのデータ消去機能について、一般消費者向けであり、政府や業界のデータ消去基準を満たすものではないと説明しています。

仕事の機密情報を保存していた場合や、特定の消去方法・記録が必要な場合は、初期化だけで判断せず、組織のルールに合った方法を選びましょう。

2-4.Microsoftアカウントの端末登録も整理する

バックアップとリセットを済ませたら、Microsoftの案内に従い、アカウントに登録されている対象Surfaceの削除・リンク解除も確認します。

これは、Microsoftアカウント自体を閉鎖する操作とは異なります。また、アカウントの端末一覧から削除しただけで、本体内のデータが消去されるわけではありません。

端末のデータ消去と、アカウント上の登録整理は分けて行いましょう。

3.起動しない・電源が入らないSurfaceへの対応

初期化できない場合は、症状とデータの必要性に応じて対応を分けます。

3-1.状態別に利用できる方法を整理する

Surfaceの状態検討する対応
Windowsが正常に起動する バックアップ後、リセットとクリーンアップ
Windowsは起動しないが、USBから起動できる 対応機種ならSurface Data Eraserなどを検討
電源が入らない・USB起動できない データ復旧や消去対応を相談
データが本体にしか残っておらず、必要 消去・回収より先にデータ救出を相談
バッテリーが膨張している 通常の発送や分解をせず、対応先へ相談

「Windowsが起動しない」と「機器そのものが起動できない」は、同じ状態ではありません。

3-2.USBから起動できるならSurface Data Eraserを検討する

Surface Data Eraserは、対応するSurfaceをUSBから起動し、内部のデータを消去するためのMicrosoftのツールです。

現行のSurface IT Toolkit版は、Surface Pro 7以降、Surface Laptop 3以降、Surface Go 2以降などに対応しています。一方、古い機種には旧版の案内があります。機種名だけでなく、世代やアーキテクチャに合うものを確認してください。

基本的な流れは、対応する環境で消去用USBを作成し、対象のSurfaceをそのUSBから起動して実行する方法です。

この処理では、ファイルや設定だけでなく、OSやアプリも削除されます。再利用する場合は、Windowsを戻すための準備も別途必要になります。

3-3.電源が入らない場合は、先にデータが必要かを決める

電源が入らずUSBからも起動できないSurfaceでは、消去ツールを作成しても、そのまま実行できません。

本体にしかないデータが必要なら、初期化・物理破壊・回収を依頼する前に、データ救出が可能か相談しましょう。通常の修理でもデータが維持されるとは限らないため、「データを残したい」と明確に伝えることが大切です。

データが不要なら、故障したSurfaceに対応できる回収先へ、消去方法と処理の記録について問い合わせます。故障していることを、データが消えている根拠にはしないでください。

3-4.SSDの取り外しや本体の破壊を自己判断で行わない

Surfaceは機種によって記憶装置の構造が異なり、SSDを取り外せる機種と、簡単には取り外せない機種があります。

データ消去のために画面を割ったり、本体へ穴を開けたりすると、内蔵バッテリーを傷つけるおそれがあります。外装を壊しただけでは、記憶装置のデータを消去できたともいえません。

また、SSDやフラッシュメモリーに、HDD向けの磁気消去をそのまま使うことはできません。機種と記憶装置に合った方法を選びましょう。

4.Surfaceの回収先を費用とデータ消去で選ぶ

回収先は、料金だけでなく、機種・故障状態・データ消去への対応を合わせて比較します。

4-1.家庭のSurfaceはMicrosoftのリサイクル窓口を確認する

Microsoftは、家庭で不要になったSurfaceについて、パソコン3R推進協会の共通回収スキームを通じた申し込みを案内しています。

公式案内ではSurface本体は全機種が対象ですが、Surface DockやSurface Mobile Mouseなどのアクセサリは対象外です。また、バッテリーが膨張した端末や解体されたPCは受け付けられず、自治体への相談が案内されています。

回収費用や梱包、付属品、データ消去については、申し込み窓口で最新の条件を確認してください。Microsoftの修理サービスと、リサイクル回収の手続きを混同しないようにしましょう。

4-2.専門業者は記憶装置に合った消去方法を確認する

専門業者へ相談するときは、「Surfaceを回収できるか」だけでなく、次の点を確認します。

  • 対象の機種・世代・故障状態に対応できるか

  • SSDや内蔵フラッシュメモリーをどう処理するか

  • 消去できなかった場合にどのように対応するか

  • 回収料・送料・消去料金がそれぞれ必要か

  • 証明書を発行できるか

  • 証明書に対象端末や処理方法を記載できるか

「データ消去対応」と書かれていても、すべての記憶装置に同じ方法を使えるわけではありません。Surfaceの型番と状態を伝えて、具体的な対応を確認しましょう。

4-3.消去証明書は必要な内容まで確認する

消去証明書が必要な場合は、引き渡す前に申し込みます。

確認したいのは、料金だけでなく、端末のシリアル番号、記憶装置の情報、消去方法、作業日など、何を記載できるかです。会社の資産管理に使う場合は、社内で求められる記録と合っているかも確認してください。

ツールで自分が作成する消去記録と、回収業者が作業後に発行する証明書も区別しましょう。Surface Data Eraserの現行版は証明書生成機能を備えていますが、検証済みの消去ログなどの条件があります。

5.パソコン処分本舗へ相談する際の確認事項

パソコン処分本舗では、対象となるパソコンを回収し、データ消去後にリユース・リサイクルしています。Surfaceについては、機種と状態を伝えてから条件を確認してください。

5-1.Surfaceの型番・故障状態・希望する処理を伝える

問い合わせ時には、次の情報をお知らせください。

  • Surfaceの正式な機種名・世代

  • 電源やWindowsの起動状態

  • 画面割れ・バッテリー膨張の有無

  • 初期化やデータ消去を実施したか

  • 台数と希望する回収方法

  • データ消去証明書が必要か

当社は回収したパソコンのデータ消去を無料で行っていますが、Surfaceの記憶装置や故障状態に応じた対応、証明書の発行については事前にご確認ください。

5-2.回収無料・送料無料・証明書の料金を分けて確認する

回収料、送料、データ消去、証明書発行は、それぞれ確認する項目です。

当社の公式案内では、ノートパソコンとスマートフォン・タブレットで送料無料の条件が異なります。Surfaceはシリーズや形状もさまざまなため、故障品も含めて、すべて同じ送料条件と判断しないでください。

また、公式サイトの証明書料金はHDD向けに掲載しています。SurfaceのSSDなどへ、その料金や物理破壊方法をそのまま適用できるとは限りません。発行可否、記載内容、費用を先にお問い合わせください。

→ パソコン処分本舗のデータ消去について確認する

5-3.発送は対象品と配送条件を確認してから行う

当社の宅配回収では、着払いの配送会社はゆうパックに限ります。利用する場合は、対象品と梱包サイズ・重量の最新条件を確認してください。

Surfaceは画面や本体を保護し、箱の中で動かないように梱包します。周辺機器も同梱したい場合は、対象品かを確認しましょう。

バッテリー膨張や本体の変形がある場合は、通常の荷物として発送せず、対応方法を事前に相談してください。データ消去証明書を希望する場合も、発送前の確認が必要です。

→ 回収までの流れを確認する

6.Surfaceのデータ消去・処分でよくある質問

Q.「すべて削除する」を選べば十分ですか?

A.Microsoftは、処分や譲渡の場合、「すべて削除する」に加えてドライブの完全クリーンアップを選ぶよう案内しています。ただし、業務上の消去基準や証明書が必要な場合は、その要件に合う方法を別途確認してください。

Q.MicrosoftアカウントからSurfaceを削除すれば、本体のデータも消えますか?

A.アカウント上の端末登録を削除することと、本体内のデータ消去は別です。バックアップと端末の消去を行い、登録の削除・リンク解除も確認しましょう。

Q.電源が入らないSurfaceでも、消去ツールを使えますか?

A.Surface Data Eraserは、対象のSurfaceをUSBから起動して使うツールです。本体の電源が入らずUSB起動もできない場合は実行できないため、対応できる事業者へ相談してください。

Q.Surface Data Eraserは、すべてのSurfaceで使えますか?

A.機種・世代・ツールのバージョンによって異なります。現行版と旧版の対応一覧を確認し、対象機種に合うものを使用してください。

Q.初期化後にOfficeなどが表示されたら、データが残っているということですか?

A.アプリが表示されていることだけで、以前の個人データが残っているとは判断できません。Microsoftの案内では、リセット時にプレインストールされたアプリが再インストールされる場合があります。選択した消去設定と、保存データの扱いを分けて確認してください。

Q.画面割れや故障があるSurfaceも相談できますか?

A.回収先によって条件が異なります。機種名と状態を伝えて確認してください。バッテリー膨張や変形がある場合は、発送や分解をせず、対応方法を相談しましょう。

7.まとめ

Surfaceの処分では、必要なデータを残す準備と、端末内のデータ消去を分けて進めることが大切です。

Windowsが起動する場合は、バックアップ後に「すべて削除する」とドライブのクリーンアップを選びます。Windowsが起動しなくてもUSBから起動できれば、対応機種でSurface Data Eraserを検討できます。

電源が入らない場合は、必要なデータが残っていないかを確認し、データ救出または消去対応を相談しましょう。回収先は、機種・状態・送料・消去方法・証明書の条件を比べて選んでください。

パソコン処分本舗では、パソコンの回収とデータ消去についてご相談を受け付けています。「初期化できないSurfaceを手放したい」「証明書を発行できるか知りたい」という方は、型番と状態、ご希望の回収方法をお知らせください。

→ Surfaceの回収・データ消去について問い合わせる

→ 回収までの流れを確認する

出典・参考情報

※対応機種・操作画面・回収条件・料金は変更される場合があります。実行・申し込み前に各公式ページで最新情報をご確認ください。