Windows 10サポート終了、手元のPCはどうする?対処法を解説
2026/04/06
2025年10月14日、Windows 10のサポートが終了しました。「通知は見たけど、結局どうすればいいか分からないまま使い続けている」という方も多いはずです。
サポートが終わったからといって、すぐにPCが使えなくなるわけではありません。ただ、セキュリティ更新プログラムが届かなくなるため、ウイルスや不正アクセスへの対策が取れない状態が続くことになります。ネットバンキングやオンラインショッピングを使っているなら、そのリスクは無視できません。
選択肢は3つあります。Windows 11にアップグレードするか、新しいPCに買い替えるか、処分するかです。どれが正解かは、今使っているPCの状態と使い方によって変わります。この記事では、それぞれの選択肢を整理して、自分のケースで何をすべきかを判断しやすくします。
こんな状況の方に読んでほしい記事です。
- Windows 10のサポート終了を受けて、今のPCをどうするか迷っている方
- アップグレードできるのか、買い替えるべきか判断したい方
- 古いPCを処分するタイミングを探っている方
1.サポート終了で何が変わるのか
サポートが終了しても、Windows 10搭載のPCはこれまでどおり起動して使えます。ファイルを開いたり、インターネットを見たりすること自体はできます。ただし、重要な変化が2つあります。
セキュリティ更新が届かなくなる
Microsoftは定期的にセキュリティ上の欠陥を修正するプログラムを配信しています。サポートが終了すると、この更新が止まります。新たに発見されたウイルスや攻撃手法に対して、PCが無防備な状態に近くなっていきます。
特にリスクが高いのは、インターネットバンキング・ネットショッピング・メールの送受信など、個人情報や金銭に関わる操作をしている場合です。セキュリティソフトを入れていても、OS自体の脆弱性は補えない部分があります。
対応するソフトウェアが減っていく
今後、各種ソフトウェアやWebサービスがWindows 10のサポートを順次打ち切っていきます。今は問題なく動いているアプリやブラウザが、数カ月後には動作対象外になる可能性があります。使い続けるほど、使えるソフトが少なくなっていくのが実情です。
有料の延長サポートという選択肢もある
Microsoftは個人向けにも有料の延長セキュリティ更新(ESU)を提供しており、1年間延長する場合は約3,000円程度です。ただしこれはあくまで一時的な対策で、根本的な解決にはなりません。買い替えや移行を検討する時間を確保するための手段と考えるのが現実的です。
2.Windows 11に上げられるか確認する
Windows 11へのアップグレードは無料ですが、すべてのPCが対応しているわけではありません。ハードウェアの要件を満たしていないPCはアップグレードできません。まず自分のPCが対応しているかどうかを確認するところから始めましょう。
PC正常性チェックツールで確認する
Microsoftが提供する「PC正常性チェック」ツールを使うと、今使っているPCがWindows 11の要件を満たしているかどうかを自動で判定できます。Windowsの設定画面から「Windows Update」を開き、「Windows 11へのアップグレード」の項目があれば対応機種です。
Windows 11の主な動作要件
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| プロセッサ | 1GHz以上、2コア以上の64ビット対応プロセッサ |
| メモリ | 4GB以上 |
| ストレージ | 64GB以上の空き容量 |
| TPM | TPM 2.0(セキュリティチップ)が必要 |
| ディスプレイ | 9インチ以上、HD解像度(720p)以上 |
特に注意が必要なのがTPM 2.0の要件です。2017年以前に製造されたPCの多くはTPM 2.0を搭載しておらず、アップグレード対象外になります。古いPCほど要件を満たさないケースが多いです。
アップグレードできない場合はどうするか
PC正常性チェックで「このPCはWindows 11の要件を満たしていません」と表示された場合、アップグレードはできません。この場合の選択肢は、新しいPCへの買い替えか、今のPCを処分するかの2択になります。
3.3つの選択肢を比較する
Windows 10サポート終了を受けた選択肢を整理します。どれが向くかは、今のPCの状態・使い方・予算によって変わります。
| 選択肢 | 費用目安 | 向くケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Windows 11にアップグレード | 無料(対応PCのみ) | PC自体の性能に問題がなく、要件を満たしている場合 | 要件を満たさないPCには適用できない |
| 新しいPCに買い替え | 5万〜20万円程度 | PCの年数が古い、動作が遅い、アップグレード要件を満たさない場合 | データ移行と古いPCの処分が別途必要 |
| 処分する | 無料〜数千円 | サブPCで使用頻度が低い、スマートフォンやタブレットで代替できる場合 | データ消去を確実に行う必要がある |
| 有料延長サポート(ESU) | 約3,000円/年 | すぐに移行できない事情がある場合の一時的な対策 | 根本的な解決にはならない |
アップグレードが向くケース
PCを購入してから3〜4年以内で、動作に問題がなく、Windows 11の要件を満たしている場合はアップグレードが最も手軽です。費用がかからず、データをそのまま引き継げます。アップグレード後にソフトウェアの互換性問題が出ることもあるため、重要なソフトが動作するかを事前に確認しておくと安心です。
買い替えが向くケース
購入から5年以上経過している、動作が遅い、アップグレード要件を満たさないという条件が重なっている場合は、買い替えを検討するタイミングです。新しいPCに移行すれば、セキュリティ面だけでなく使い勝手も改善します。買い替えの際は、古いPCの処分も合わせて進めましょう。
処分が向くケース
メインPCとして使っていない、スマートフォンやタブレットで代替できる用途しかない、という場合は処分を選ぶのも一つの判断です。使っていないPCを手元に置き続けることは、データが残ったままのリスクが続くことでもあります。
4.処分するときのデータ消去手順
処分を選んだ場合、重要なのはデータを確実に消してから手放すことです。Windows 10の初期化機能を使っても、それだけでは不十分なケースがあります。復元ソフトを使えば、初期化後のデータが取り出せる状態が残ることがあるためです。
処分前に済ませる手順
- 必要な写真・書類・メールを外付けHDDやクラウドにバックアップする
- 新しいPCがある場合はデータ移行を先に完了させる
- MicrosoftアカウントやGoogleアカウントからサインアウトする
- Officeなどライセンスのあるソフトのライセンスを解除する
- ブラウザの保存済みパスワード・履歴を削除する
- データ消去込みの回収業者に申し込み、梱包して発送する
Windows 11非対応PCはどう処分するか
アップグレード要件を満たさないPCは、今後使い道がなくなる可能性が高いです。手元に置き続けても、セキュリティリスクが残るだけです。処分のタイミングとしては、今がちょうど良い時期です。
今のまま初期化だけで処分してしまうと、データが残ったまま手元を離れることになります。データ消去込みで回収してもらうことが、最も確実な対策です。
- HDD・SSD両対応の消去方法
- 故障PCも対応(物理破壊)
- 送料・消去費用すべて無料
- 自宅集荷で手間なし
5.よくある質問
サポートが終わったWindows 10をそのまま使い続けても大丈夫ですか?
起動して使うこと自体はできますが、セキュリティ更新が止まっているため、ウイルスや不正アクセスへの対策が取れない状態が続きます。インターネットに接続して使う場合は特にリスクが高く、ネットバンキングやオンラインショッピングには使わないほうが無難です。
Windows 11にアップグレードしたら、今のデータはどうなりますか?
通常のアップグレードでは、ファイルやアプリ・設定はそのまま引き継がれます。ただし、互換性のないアプリが動作しなくなることがあります。アップグレード前に重要なデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
Windows 11非対応のPCは本当に使えなくなりますか?
Windows 10のまま使い続けることはできますが、セキュリティ面のリスクが増していきます。また今後、対応ソフトが減っていくことで実用上の支障が出てくる可能性があります。今すぐ使えなくなるわけではありませんが、早めに対処を考えておくことをおすすめします。
古いPCを処分せずにLinuxに入れ替えるのはどうですか?
Linuxへの移行はWindows 11非対応PCを延命する方法の一つです。ただし、操作方法が変わるため慣れるまでに時間がかかります。また、WindowsやMac向けのソフトウェアはそのまま使えません。普段の作業がWebブラウジングやメール中心であれば選択肢になりますが、特定のソフトに依存している場合は注意が必要です。
6.まとめ
Windows 10のサポート終了を受けた選択肢は、アップグレード・買い替え・処分の3つです。今のPCがWindows 11の要件を満たしているならアップグレードが最も手軽です。要件を満たさない、または購入から年数が経っているなら、買い替えか処分を検討するタイミングです。
処分を選ぶ場合は、データが残ったまま手放さないことが最も重要です。初期化だけで終わらせず、データ消去込みの回収サービスを使うことをおすすめします。
判断と処分を進めるための3ステップ
- PC正常性チェックツールでWindows 11への対応可否を確認する
- アップグレード・買い替え・処分のどれが自分のケースに合うかを判断する
- 処分を選ぶ場合はデータ消去込みの無料回収サービスで安全に手放す
サポートが終わったPCをそのまま使い続けることが、一番リスクの高い選択です。この機会に、手元のPCの状態を確認してみてください。
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